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◆◆◆去勢手術のトラブルが急増中◆◆◆
消費生活省によると、最近男性の去勢手術のトラブルの相談が急増している。同省では、注意喚起のポスターを作成したり、相談ダイヤルを設けるなどの対応に追われている。
(写真)消費生活省の注意喚起啓発ポスターのひとつ↓
◆◆◆おもなトラブルは料金と不必要なオプション◆◆◆
相談で多いのは金額に関すること。受診したその日にすぐに手術を薦められ、よく考えずに契約してしまったという例が多い。
簡単にローンを組めたり、クレジットカードが利用できたりで、現金の持ち合わせがなくても、手術となってしまうことが多いようだ。
(写真)去勢手術はよく説明を受けてから↓
(写真)一旦摘出した睾丸は戻せません↓
睾丸摘出だけのつもりで受診したのに、全性器切除を強く勧められて、結局完全去勢してしまったとか、オプションにあった陰部の永久脱毛も契約してしまい、あとで断っても返金不可能と言われたとかの事例もある。
最近は洗脳効果を狙ったのか、クリニックの名前を出さずに手術だけを薦める不可思議な広告まで登場している。
(写真)即手術を呼びかける去勢医院の看板↓
◆◆◆不十分な設備や貧弱なフォローアップも問題に◆◆◆
泌尿器科などの専門医ではない医療機関での手術によるトラブルも報告されている。副業で施術をしている内診台もない病院で、患者の太腿を天井から紐で吊り上げて手術を行った例もあったとのことだ。
(写真)専用の手術台もないクリニックでの完全去勢手術の光景。診察用の丸椅子を内診台の代用に。↓
一方、去勢手術専用の手術台、特に電動可動式だと、患者は腰掛けただけですぐに抵抗なく手術に入ることができる。
(写真)理想的な可動式去勢術専用手術台の一例↓
こういう専門外のクリニックはフォローアップ体制が十分でなく、その後再手術を余儀なくされた事例も多い。傷口が塞がらない、化膿した、排尿障害を起こしたなどの訴えが多いという。
また、手術の失敗とは言えなくても、過大な縫合痕が残った、周囲の皮膚がまだら模様になったなどの訴えも目立つとのこと。、
(写真)陰茎部分切断手術失敗で再手術に至った例↓
(写真)傷口が塞がらなかったり周囲の皮膚が汚くなったりした例↓
◆◆◆過大な効果宣伝や副作用隠しも◆◆◆
陰茎切断により排尿時の姿勢が変わる、睾丸摘出により生殖が不能になるといったことはよく知られているが、男性ホルモンの減少による影響については、説明不足や誤解を招く資料が目につく。
また、手術前後の患者の写真を「Before-After」で紹介したパンフレットやホームページでは、自院での手術例ではない画像の使用とか、写真をを見ると体毛が逆に増加しているといったものがある。こういう資料では、肝心の手術後の陰部を毛で隠していたりする。
(写真)自院手術ではなく海外の外人タレントを使った「Before-After」の紹介例↓
(写真)「Before-After」で手術後に体毛が増加している例↓
◆◆◆正確な知識で正しい去勢手術を受けよう◆◆◆
そうなると、やはり信用がおける医療機関選びが大切。消費生活省の担当官は、急がないこと、すいているからという理由で選ばないことが大切とアドバイスしている。
(写真)手術の前には念入りな性器チェックと最後の射精が重要なポイント↓
記者が独自調査で見つけた専門クリニックでは、混雑していて全裸で手術を待つ時間が長かったりするものの、これらの条件がおおむね行き届いているように思われた。
(写真)陰茎のみ切除希望者は少ないので絆創膏に表示して医療事故を防止している例↓
(写真)正しい去勢手術の事例↓
(写真)正しい完全去勢手術の完了↓
(写真)実績もありトラブルも少ない医療機関の手術前の光景↓
(写真)これも実績もありトラブルも少ない医療機関の手術の終了直前の写真↓
(写真)去勢手術後の患部保護の事例↓
(写真)去勢手術前・治癒中・治癒後のイメージ画像の模範的な事例↓
消費生活省でも、ポスターの第二弾を準備していて、近く各地の相談センターや自治体の窓口に掲示する予定とのこと。これらを一足早くお目に掛けるが、画像も従来のソフト路線から一変していて、事態の深刻さがうかがえる。
(写真)消費生活省の新しいポスター。とこかで聞いたフレーズで訴え↓
(写真)ちょっと刺激的な画像バージョンも作成。大学にも配布依頼予定↓
(写真)手術後の相談にも応じます。なくした性器が元に戻るわけではありませんが↓
◆リンク◆
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投稿:2016.07.03更新:2022.01.10
去勢トラブル急増~悪質ケースに政府が注意喚起◆毎朝タイムズニュース◆
挿絵あり 著者 Castrato 様 / アクセス 40920 / ♥ 150