内診台に固定されたままの宏は、先に打たれた静脈麻酔で意識が朦朧としていた。
「先生、用意が整いました」 看護婦の美咲が事務的にドクターへ告げた。
ドクターが、内診台で大きく足を広げた宏の睾丸へ麻酔の針を数回、ゆっくりと刺す。そして麻酔液が計られたように睾丸へ流れ込んだ。
「本当に後悔無いのかい?」ドクターが宏に問いかけた。
宏は朦朧とした夢のような意識の中で、返事もせずただ時間に身を任せていた。
「じゃ 始めるよ・・」 陰嚢にメスが入り、何枚もの薄い皮を丁寧に切開しながら右の睾丸が絞り出された。
パチン・・・ 一瞬体を痛みが貫いた。 そしてもう一つ・・・
「はい終わったよ・・お嬢ちゃん」 ドクターはその言葉を捨て台詞に部屋をあとにした。
看護婦の美咲が、処置をしながら宏の耳元で囁いた・・・
「これで宏は私の物」 摘出した睾丸をトレーからつまみ、鬼女の目つきで睾丸を舐め上げた。
さあ、お尻に大切なお注射をしましょうね。 アルコールで消毒した宏の両方の尻に、女性ホルモンを打ち込んだ。
「睾丸取っちゃったから、すぐに女性化が始まるわ・・・」
携帯から、電話をかける・・・
「もしもし・・・ 私・・・ 今ね・・・家出してきた 12歳の子がね・・・私のところに・・・転がり込んできたの・・・名前は宏・・・ あんまり可愛いから・・・ うちの子にしたいの・・・ 大丈夫よ・・・今ね・・・ドクターに頼んで・・・ タマタマ抜いちゃったから・・ ホルモンもすぐに効き始めるわ・・・ 声変わりする前に・・・体は女になるわ・・・ あなたもきっと気に入るわ・・・ いいお薬を用意しておいてね・・・ 」
2年後、 可愛い生理のこない女の子が毎晩、代わる代わる年配の男たちの 相手をさせられていた。
-
投稿:2013.05.20更新:2013.06.15
悪魔の捕捉
著者 てこ 様 / アクセス 11941 / ♥ 1