時は戦国時代……広い世界からみれば決して大きいとは言えない島国で、武力によっての覇権争いが各地で繰り広げられていた。
その小さな島国で、50近く存在していた国々も、今では2つのみになっていた。
滅ぼしたり騙し取ったり、共に戦おうと同盟して合併したり……この島国を2分しての大戦は目前に迫っていた。
「東国に差し向けたくノ一はどうなったのじゃ!? もうかれこれ一週間も経つが未だに敵武将の首が届かんではないか!!」
「姫君、ただ今忍びの者共を招集して事情を説明させますゆえ、今しばらくお待ちくださりませ」
「正々堂々と戦った国々は全て滅び、わらわが忍びを駆使してきたがゆえにこの国はここまで生き残ったのじゃ! 何としても敵有能武将の半数は暗殺を成功させねばならぬ!! 此度の一戦、絶対に負ける訳にはいかぬのじゃ!!」
西国大将の一人娘である愛は、現在14歳……10歳頃より天賦の才を発揮しだし、武力に頼る父である西国総大将の天下統一の野望に多々貢献してきた。
従姉妹の12歳の弥生と常に行動を共にし、自軍が敵兵士を生け捕りにしてくる度に拷問に参加して、最終的に惨殺してしまうので、城内では鬼畜姉妹と囁く者もいた。
東国、国境では……二人の男女が切羽詰まった表情で話し込んでいた。
男は東国第一部隊の武将、名は壮健。
女は西国からの刺客、くノ一である志乃。
「本当にいいのですか? 東国最強部隊長である壮健様ともあろうお方が私なんかの為に……」
「いいんだ。昨夜もその前の夜も……ワシを殺す機会は幾度もあったはず。しかもワシを殺しにきたので先に殺して下さいだと? わっはっは!! この壮健に我の命を見逃してくれた人間を殺める事などできるか!! とゆうか……ワシもそなたを愛してしもうたのじゃ……これから僻地の田舎に身を潜め、細々と暮らしていこうぞ! 志乃よ」
「うう……壮健様…………私、すごく幸せです」
二人は抱き締め合いながら愛する者同士の幸せな時間を過ごしていた。
「あんまりゆっくりもしていられないな。追手が迫っているかもしれん……ワシは捕えられても総大将がワシの叔父、多分死刑にはならんがそなたは違う。東国の僻地へ逃れよう」
「はい。一生壮健様の元を離れません」
二人で駈け出そうとしたその時だった。
「はい。一生愛様の元を離れません!! じゃなかったの? 志乃……捜したわよ」
髪型は三つ編みで、くの一ではアネゴ的存在の雪乃が叫んだ……肌は雪のように白く美しかった。
「雪乃!? 楓に梓も……」
「帰りましょう。第一部隊長さんまで見つかるなんて! ツイてるわ!! 今は志乃の彼氏みたいだから当然か。これで愛様に喜んでいただけるわ」
「ダメ!! 私は愛様の拷問でも何でも受ける!! 壮健様は見逃して!! お願い!! 雪乃」
「わかってないなぁ志乃は……姫君の立場としてあなたのことなどどうでもいいの。 東国武将の首が目的だから。その姫君の目的の首が目の前にあるのよ? 今まで共に生きてきた仲間だからあなたは見逃してあげるから去りなさい! 見付けられなかったことにしてあげる」
「志乃、そうするんだ。東国へ逃げて静かに幸せに暮らすんだ」
壮健は静かに語りながら刀を抜いた。
「あっ!! 抜いちゃったぁ〜。大人しく連行されたらお城までは苦しまずに行けたのに……うふふ。腕の一本じゃすまないよ?」
捜しに来た三人のくノ一の中でも最も剣技が勝る二刀流の梓が刀を抜いた。
「止めて!! 梓っ!! 斬っちゃダメえっ!!」
『ギャリン!! ギギギ!! キンキン!!』
梓の連続攻撃を全てはじき返しながら更に懐に飛び込み一閃!!
『ズバッ!!』
梓が脇腹を押さえながら片膝を付いた。
雪乃と、もう一人のくノ一である楓、二人は薄ら笑いを浮かべていた。
「やった!! 壮健様!! 今のうちに逃げて!!」
「ぐわあああああっ!?」
どくどく流れ落ちる鮮血……ヘソの辺りを横に20㎝ほどの切り傷……腸がはみ出していた。
必死で両手で腹の中へ腸を戻そうとする壮健。
「なんちゃって!! 一瞬私が斬られたように思ったでしょ!? あはははは!!」
「いやあああああっ!? 壮健様っ!! 死んじゃいやああっ!!」
西国……城内では、素っ裸にされた上に拘束された壮健と志乃の姿があった。
壮健は生きていた。
西国からの偵察隊に手当され、どうにか命尽きる前に城まで運ばれてきたのだ。
志乃も壮健がいなくては一人で生きて行けないからと、雪乃たちの助言を退けて一緒に処刑される道を選んだ。
「愛様、ご命令通り二人を見つけ出し、拷問部屋へ拘束いたしました。武将の方は重傷ですが、応急処置も完了してますので苦痛を与えれば即刻目覚めると思います。もちろん、褌さえも脱がせて素っ裸にしてあります。では弥生様とお二人で拷問、処刑を堪能下さいませ」
愛姫に一礼して拷問部屋を去ろうとした三人に背後から声がかかる。
「待て! わらわたちの拷問をお主たちも見ていくがいい」
「え? あ、いえ、志乃は私達の仲間だった者……殺生すぎます。どうかお許し下さいませ愛様」
「そうか。では仲間が長時間地獄を見るぞよ? もしそなたらが一部始終を見ていくと申すのなら、苦しむ志乃とやらが不憫に思えばトドメをさす行為を許そうぞ。志乃にとって救いになるぞよ。どうじゃ? それとも仲間に長時間苦しんで欲しいのかえ?」
「わ、わかりました……では失礼します」
こそこそと部屋の奥の志乃の方へ歩いて行った。
志乃は、ありがとうといいたそうな目で雪乃たち三人を見回した。
「まずはこいつに目を覚ましてもらおうか? ほらあっ!!」
『ドカッ!!』
「はがあっ!? うぐぐ……ここは?」
弥生に股間を蹴り上げられて、陰部に激痛を感じながらも股間を押さえられない状況に気が付く壮健。
おまけに周りは全て女性なのに、自分だけ男で素っ裸……。
【なんてこった……ワシは志乃を守れなかった……ってゆうかくノ一に倒されて気を失って……志乃と二人……拘束されているのか……ここで殺されるんだなワシも……】
「何をハトが豆鉄砲食らったような顔してるの? 今日でそなたは死んじゃうんだけどね、この弥生様が人生最後の射精をさせてやるよ」
『ぎゅっ! シコシコシコシコ!!』
「あぐぐ!? やめろ!! 女の子がそんな事……するんじゃな……い」
「ほらほらほらあっ!! 12歳の女の子に手コキされて……恥ずかしくないのぉっ!? あははははっ!!」
愛姫もくノ一の三人も頬を真っ赤にして弥生の手コキを眺めていた。
志乃はなにやら意味の分からない言葉を叫んでいた。
弥生がまだ12歳の少女とはいえ、18歳の志乃から見ると、子供ではなく一人の女に他ならない……普通なら拘束された恐怖でヤキモチなど妬く暇はないような気もするが実は思いっきり妬いていたのである。
弥生を罵る言葉を気でもふれたかのように連発していた。
「いきがってられるのも今の内よ! 志乃とやら。こいつがイッたら睾丸抉り出して握り潰してからあんたの汚いマンコにブチ込んでやるからね? 妊娠しても知〜らないっと! ……あ! あんたももうすぐ死んじゃうから何も心配ないんだね? 志〜乃さんっ!! うふふ」
『シコシコシコ……シュコココココココココココッ!!!!』
「ぐわ! や、やめ……」
元々大きな陰茎の壮健だったが、弥生の猛烈な速度の手コキに更に大きくなってきていた。
ダメだと思いながらも女性達が見守る中で、いや……そんなことよりも恋人である志乃に見られながら他の女の行為で勃起するのは壮健自身、死ぬほど後ろめたかったのだ。
「おっきくなったねぇ! おじさん。35歳ぐらいになるのかな? いい歳こいてあんたの娘のような子供になんか手コキされちゃう気分はどう? ん? 泣いてるの? あははは!! 彼女がかわいそうで私も泣けてくるよ?」
「弥生、相変わらず男の性器が大好きね……わらわは女をいたぶる方が好みじゃ」
愛姫は、泣き叫びながら弥生を罵倒している志乃の方へ歩み寄った。
「彼氏の性器をシゴかれてそんなに辛いのかえ?」
拘束されて叫び続ける志乃をなだめるように優しく髪を撫でながら声をかけた。
黙り込んだので様子を見ていると必死で舌を噛んでいた。
愛姫は慌てて口を開かせ、玉口枷を噛ませた。
「ううう………うあわうぇ(死なせて)」
「まだ死なれたら困るのじゃ。わらわを興奮させてもらうぞ!」
くノ一の三人は見ていられないほど気分が落ち込んでいた。
「あ!男を見て!! ヒクヒクしだしたよ?」
楓が壮健を指さす。
雪乃と梓が見たとき、まさにその瞬間、男は白濁液をぶちまけた。
『ドピュ!! ピュルルルルッ!!』
「イっちゃったのね? 最低〜。彼女の目の前で12歳の女の子にシゴかれて射精しちゃう〜?? 弥生、信じられないよ」
泣きながら頬を紅潮させている壮健に口枷をかませながら弥生が愚痴る。
手に付いた精液を拭い終えると右手で右の睾丸を握りしめた。
更に左手も右手に添えて両手の握力で右睾丸を一気に潰す用意を終えた。
「性行為で男を暗殺するのは私達の常套手段だけど、手コキとかをこんな明るいところで見せられたらなんか恥ずかしいよね? 愛様の従姉妹の弥生様は全く平気そうだけど?」
雪乃の問いに楓も梓も頷いた。
顔を真っ赤にしながらも弥生の睾丸潰しに見入る三人。
「痛かったら言ってくださいね〜? ほうら……キンタマが変形していきますよ〜ん」
『ギュウウウウウウウウウ……』
「ふぐううううううううっ!! んんんんんんおうううううっ!!!!」
「ふぐう、とか、おうう、とかじゃわからな〜い!! 痛いって言わないと止めないぞ〜? あはは!! 無理かその様では……」
一部始終聞こえてるのか志乃が号泣しながら頭を左右に振りだした。
気でもふれたかのように口枷を嵌められたまま頭を振り続ける。
「何してるのじゃ? そんなに頭振ると肩が凝るぞよ? そうか、彼氏が性器責めされて悔しいのじゃな? 分かった。悔しいとか悲しいとか忘れさせてやるぞ! わらわの拷問……開始じゃ!!」
愛姫は忍びが使うクナイを取り出して、志乃の乳房に突き刺した。
どくどく血が流れ落ち、みるみる床を染めてゆく。
とうとう右の乳房を抉り取り、次は左の乳房も抉り取った。
「んぐううううううううっ!? んぎいいいいいいいいいいっ!!」
玉口枷が潰れるほど噛みしめながら奇声をあげる志乃。
しかし玉口枷のせいでまともに叫べない。
両手、両足、腹部、あらゆる肉を削ぎ取ってゆく愛姫。
涎、血、尿、無意識に出るモノ全て出すほど、激烈な痛みが志乃の全身を襲っていた。
「知ってるかえ? 凌遅刑……全身の肉を切り取ってゆく拷問なのじゃ。拷問とゆうか処刑じゃのう。その内に糞も漏らすぞえ? うふふ」
一方、弥生はついに両手の握力を全開した。
変形していた右の睾丸はぶっ壊れた。
『ぐちゃ!!』
泡を吹きながら全身を硬直させて、ピクピク痙攣し始める壮健。
クナイで陰嚢の真ん中を切り裂き、潰れた睾丸を右手で掬い取った。
志乃の方へ歩いてゆく。
すでに全身の肉を愛姫により、10ヶ所ほど削ぎ取られていたが、まだ生きていた。
「約束、覚えてるよね? 哀れな血まみれのくノ一さん? その汚いマンコの力を抜くのよっ! えいっ!!」
『ぐちゅうっ!! ぶっちゅちゅちゅうううっ!!』
「んおおおおおおおおうっ!? はうううううっ!!」
一気に弥生の肘までもが志乃の性器にめり込んだ。
子宮口を突き破り、弥生の手は奥の奥まで睾丸のミンチを擦り付けるように掻き回した。
「ほらほら! 気持ちいいでしょ? 彼のキンタマたくさんお食べなさい!!」
『ズバッ!!』
雪乃の一閃が志乃の首を切り落とした。
ごめん、ごめんと、心の中で何度も謝っていた。
志乃にとっては愛姫の言ったようにかえって救われたのだ。
全身を切り刻まれても致命傷を与えられず凌辱を受け続けるくらいなら死んだ方がいいに決まっているのだが、口枷を嵌められていてはそれも出来ない。
雪乃の一閃が志乃を地獄の苦しみから解放した。
「ふん! つまんないの。死体のオマンコ掻き回しても何も楽しくないよ! あ、愛様、壮健の左のキンタマ潰してみる? まだ生きてるから楽しめるよ?」
「あまり興味ないけど……やってみるか。チンチンも切り取っていいかえ?」
「そ、それは私の楽しみに……だから……あのぅ」
「ケチじゃの! 弥生は」
「あはは! ごめんなさい愛様」
愛姫は血まみれの陰嚢に指を差し込み、生の睾丸の感触を楽しんだ。
「何か一部がコリコリしてるぞえ?」
「副睾丸だよ。痛みに特に敏感だからグリグリしちゃって!!」
「ふうん、真ん丸ではなかったのじゃな? キンタマって。では潰すぞ!?」
『ぶちゅっ!!』
ビクンビクンと大きく痙攣して愛姫の睾丸潰しに反応した。
涎と泡を垂らしまくり、小便と大便も一気に漏らした。
愛姫が陰茎を上に引っ張り、弥生が切り取りやすくした。
二人は顔を見合わせてニコッ! と微笑んでからついに壮健のシンボルを根っこから切断した。
「私達はこの辺で失礼します」
雪乃は、泣き続ける楓と梓を抱き抱えるようにして拷問部屋を後にした。
やはり仲間の死を目前で見せつけられたのは大ショックだったみたいだ。
「そんなに仲間の死が悲しいものなのかのう?」
「そうだよね! 私なんかお父様が死んでも愛様が死んでも平気だよ!!」
「言ってくれるのう……わらわも父上だろうがお主だろうが死んだら笑いが出るぞよ!!」
「あははは!!」
「うふふふ!! トドメに肛門から木刀差し込んじゃおうよ!!」
「白檀の刑じゃな。わらわに任せるがよいぞ!!」
【ワシはこんな小娘達に殺されるんだな……股間が痺れてもはや痛みも感じない。このまま死ぬのだろうな。それにしても何て残酷で冷たい奴らだ……アッ!? 何てこった! 志乃の首が無い……かわいそうに全身血だらけだ……ワシも今から行くからな。志乃、志乃……】
『ガクッ!!』
「あ!? このヘタレ!! 愛様が肛門串刺し中に絶命しちゃったよ!? 口まで抜けてから死ねって……」
「いいのじゃ。おしりの穴から串刺しにしてること自体、わらわのアソコは興奮して濡れてきてるぞえ……」
「愛様もSですね〜!! エッチ〜」
残酷な鬼畜少女二人のいる西国は天下統一に成功し、この後も数百人の人々を処刑し続けた。
女子供関係なく殺し続けた二人は、数百年後々までも、西国の鬼畜姉妹と語り継がれていった。
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(怖い女)
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投稿:2013.12.15更新:2020.05.19
残酷処刑島 7 残酷愛姫物語 (美紅の御先祖様)
挿絵あり 著者 怖い女 様 / アクセス 19513 / ♥ 0