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俺は大学2年生の豊嶋春樹。今は幼馴染で同じ学部の宇佐美玄斗と学食で昼飯を食べているところだ。
12:30
俺「マジで今金欠だわー。」
玄斗「バイトのシフト増やしたんじゃないの?」
俺「給料は増えても結局パチンコで消えてくんよなー」
玄斗「お前まだパチンコやってんの?いい加減やめとけよ」
俺「あれも仕事みたいなもんよ。そんで、あと1000円で一週間過ごさなくちゃいけないってわけ」
玄斗「流石に無理じゃね?死ぬだろ」
俺「だからさー、1万円貸してくんね?」
玄斗「流石に俺も今月キツイから無理だわ。てかさー1ヶ月前もそう言われて貸したのに返ってきてないんだけど?」
俺「パチンコで増やして前の分も返すからさ」
玄斗「だーかーらー、そのパチンコをやめろって言ってんの」
俺「おぉー玄斗ちゃん怖い怖い」
玄斗「うぜぇー、まぁそれはそれとしてさ、日雇いバイトでもすれば?結構給料高いのあるぞ?」
俺「マジで!?」
玄斗「俺も金欠だから日雇いやろうと思ってるんだけど、お前もどう?」
俺「やるやる!めっちゃやる!」
玄斗「とりま一緒にいいやつ探そうぜー」
俺「よっしゃー!」
12:40
俺「これどう?ホットドッグ屋の調理バイトだって、物品は貸し出しで、シフトは採用後相談、そんで日給5万!!!」
玄斗「えーそんないい話あるの?しかも調理スタッフを日雇い募集してるのも珍しくね?ちょっと怪しいって」
俺「でも30年前からある店らしいし、なんか事件あったらもっと早く無くなってそう」
玄斗「たしかに。でもなんか怖いよ。店だって地図見る限りかなりの郊外だよ?」
俺「まー何かあったら逃げりゃいいだろ。俺もお前もずっと小学生から陸上やってるし」
玄斗「うーん、まぁやるだけやってみっか」
俺「よし!そうと決まれば応募だ!」
12:50
俺「おぉ!決まった!採用だって!」
玄斗「俺もだわ」
俺「早すぎね?あ、『勤務時間に関してですが、本日22:00〜明日6:00はいかがですか?22:00までにお店にきてもらえれば大丈夫です。』だってー。いける?」
玄斗「明日全休だし俺は大丈夫」
俺「俺も全休!じゃ今晩やろ!」
玄斗「おっけ!じゃあ駅前に21:00集合でいい?」
俺「いいよ」
21:20
俺「やー玄斗くん、待ったー?」
玄斗「待ったよ。集合時間20分遅刻してるのになんでそんなに呑気なんだお前は」
俺「ごめんって今日のお金1万あげるからー!」
玄斗「マジかよ、なら許す。集合時間めっちゃ早くしといてよかったわ。じゃないとバイトに遅れるとこだった。」
俺「さっすが俺の幼馴染玄斗くん!」
玄斗「いや遅刻すんなよ」
俺「駅から何分くらい歩くの?」
玄斗「30分だって」
俺「えっぐ、バカ遠いじゃん」
玄斗「仕方ないだろー場所が場所なんだから。まぁ行こ」
21:24
俺「しかもめっちゃ夜だしさー」
玄斗「確かに勤務時間22:00〜6:00っておかしいよな」
俺「深夜営業のホットドッグ屋ってことだよな?そんなん人来んの?」
玄斗「わかんねー。社畜リーマンとか来るんじゃねーの?でも結局店番だけになりそう。」
俺「そうなったらアツいわ。てか金欠大学生のための慈善団体とかじゃね?ここ」
玄斗「たしかに。そんな感じありそう」
俺「てかさー、お前彼女できたん?」
玄斗「いきなりぶっ込むなー」
俺「チンポはぶっ込んでないよ」
玄斗「いやそうじゃなくてねー、彼女ー?んなのできるわけねぇだろ」
俺「じゃまだ童貞くんなんだ!?」
玄斗「いやお前もな?」
俺「いやそうだけど」
玄斗「お互い男子校出身だし、彼女の作り方すら知らないしな」
俺「それなー。でもお前、背もそこそこ高いし細マッチョだしモテそうだけどなー」
玄斗「いやそれは陸上やってたからだよ。まぁ陸上やりすぎてるせいで恋愛とは無縁なんだけど。てかお前、俺より背高いし筋肉あるじゃねぇか。」
俺「ははっ、まぁね。童貞だけど。」
玄斗「泣けるなー」
玄斗「そういえばさぁ、来週までのレポートどんくらい進んだ?」
俺「え、そんなんあった?」
玄斗「あったよ、あれ結構単位に響くらしいぞ」
俺「マジかよー見せてくんね?」
玄斗「それはバレるって、俺もまだ半分まだしかやってないし土曜日一緒にやらん?」
俺「よしやろう!俺んち来ていいよ!」
玄斗「じゃそうすっかなー。あ、でも部屋は掃除しとけよ?こないだ行った時はシコティッシュが散乱してたんだから。」
俺「大丈夫、今オナ禁してるから。しかも5日目。」
玄斗「うーわ聞きたくなかったわ。お前のオナニー事情」
俺「玄斗ちゃんも教えてよー?」
玄斗「えー?うーん、まぁ俺も2日は抜いてないわ」
俺「おぉー!溜まってますなぁ」
玄斗「黙れ」
21:57
玄斗「着いた!」
俺「え、ここであってる?」
玄斗「あってる、、はず、、。てかこれ、お店やってんのかな、、?
俺「ご、ごめんくださーい」
??「お、おおーよく来たね。バイトの学生さんかな?」
俺「そ、そうです。今日はよろしくお願いします。」
??「私は店長の野口です。正規の従業員は私しかいないんだがね。今日はよろしくね」
俺•玄斗「よろしくお願いします!」
22:00
店長「さっそくだけど、調理工程を説明するね。」
俺•玄斗「はい!」
店長「ここにパン、ここにソーセージ、ここにベーコン、ここにミートボール、ここに千切り黒キャベツがそれぞれ入っているよ。こっちのボトルにはホワイトソースが入っているよ。」
俺「ホワイトソースなんですね。」
店長「そうなんだよ。うちはこだわりのホワイトソースでやらせてもらってるよ。具材は冷凍したものを解凍してるんだけど、ソースは毎日ちゃんと搾り取ってるんだ。」
玄斗「搾りとる、、?」
店長「そして詳しい調理過程なんだけど。ホットドッグが注文された時は、パンに切れ込みを入れて、そこに千切り黒キャベツを敷いて、その上にベーコンを乗せて、ソーセージを1本挟む。そしたら上にホワイトソースをかけて完成。」
俺「なるほど!」
店長「ミートボールドッグが注文されたらソーセージじゃなくてミートボールを2つ挟めばいい。スペシャルドッグが注文されたらミートボールを2つ挟んでからソーセージを1本挟んでね。簡単でしょ?」
玄斗「わかりました」
俺「俺にもできそう!」
店長「はっはっは、それはよかった。あ、調理の時にはこの手袋とマスク、三角巾をしてね。」
俺•玄斗「はーい!」
店長「あーごめんごめん、言い忘れてたけど、勤務中は全裸で頼むよ。」
玄斗「ぜ、全裸ですか?」
俺「素っ裸ってこと!?」
店長「そう、お客様に誠心誠意働いているのを示すためにね。」
玄斗「え、えぇ…」
店長「あんまり慣れないだろうけど、給料は10万に増やすからさ」
俺「わかりました!」
玄斗「お、おい、それでいいのかよ、、、。」
店長「よーし、よろしく頼むぞ。そっちのドア開けたら調理室だから。俺は注文とレジをやるから、それじゃ。」
俺「10万って大金だぞ!すげぇよ!」
玄斗「すーぐホイホイ話に乗るんだから」
22:30
俺「暇じゃね?」
玄斗「暇だねー。」
俺「やっぱり慈善団体説あるってここ」
玄斗「たしかにw、でも全裸は恥ずいわ」
俺「お前全然剥けてないもんな!」
玄斗「う、うるせぇ、このズル剥けチンポ」
俺「まったく攻撃になってないw、てかお前のチンコ臭くね?」
玄斗「は、はぁ!?」
俺「ちゃんと剥き剥きして洗ってんの?」
玄斗「言い方キモ、でも最近は洗って、、ない。」
俺「うわきったねー」
玄斗「今日洗うって!」
俺「ほんとかよー」
玄斗「ガチ!」
俺「ほんと草だわ。てかさ、全裸で働くのちょっと背徳感あっていいな」
玄斗「うーわきっしょー、お前露出狂の才能あるんじゃね?」
俺「今度やってみっかー」
玄斗「通報しよ」
俺「いや、やらねぇからw」
22:48
店長「いらっしゃいませー」
俺「こんな夜中でも客来るんだな。」
玄斗「なー意外だわ」
店長「ホットドッグですねー?おーい、おふたりさん、ホットドッグ1つよろしくー」
俺•玄斗「はーい!」
俺「じゃあ俺が作ってみるわ」
玄斗「おう、やってみ」
俺「まずは、千切り黒キャベツだよな。えっ、このキャベツ、、、チン毛みたいじゃね?」
玄斗「うわ、ほんとだ。えぇ、、、、、」
俺「とりあえず乗せるわ。そんで次はベーコンっと。このベーコンもベーコンにしてはちょっと黒すぎない?なんかシワシワだし、、、」
玄斗「そういうベーコンなんかなー」
俺「いいや乗せとけ!その上にソーセージ、、、え、、、これって、、、チン、コ?これチンコっぽくね?いやチンコだって!」
玄斗「え、、?うわ、ガチじゃん。本物、、、?え、やば。」
俺「これって、は、はんざい、、じゃね?」
玄斗「たぶん、やばいやつ、、だわ」
俺「に、逃げ、、る?」
玄斗「うん、は、早く逃げよう!」
俺「え、は?」
玄斗「どうしたんだ?モタモタすんなよ!」
俺「ドア、開かない、、。」
玄斗「うそだろ?うわ、マジじゃん」
店長「おーい、早くしろよー、お客さん待ってんだから」
俺「やーば」
玄斗「はいわかりました!もうちょっとでできます!」
店長「早く頼むぞー」
玄斗「とりあえず今はこれ作るしかないって」
俺「お、おう、そうだな。」
俺「あとは、ホワイトソースをかけて、、。うわっこれ絶対精子だって!やばいよ!」
玄斗「え、えぇー、、ほんとだ。イカくせぇ。」
俺「で、できました店長!」
店長「よし、上出来だ。はいお客様、お待たせしましたー」
22:58
俺「や、やばいってここ」
玄斗「な、、あのさ、このミートボールってさ、、。」
俺「やっぱり、、、?」
玄斗「このケース開けてみる?」
俺「お、おう。開けるぞ」
玄斗「うわ、、、白い肉の玉?」
俺「これ、金玉だ、、。」
玄斗「え、、、やっぱり金玉?本物?」
俺「俺、テレビでイノシシの金玉見たことある、こんな感じだった、しかもさっきのソーセージはチンポだったし、、、このサイズ感はやっぱり人の、、、、。」
玄斗「やば、、。てことはこのベーコン玉袋じゃね?」
俺「うわほんとだ。やばくね?」
玄斗「やばいって、、しかも逃げれねぇし」
俺「どうしよ、、。」
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投稿:2024.09.01更新:2024.09.03
ホットドッグ屋1
著者 けんせい 様 / アクセス 1485 / ♥ 13