ここは、とある組織の尋問室。普段は捕虜への拷問・尋問を行うが、
今日は尋問官候補生たちの実習講義が行われている。
悲鳴を反射させる石壁が、黒い光沢のあるボディスーツを着た
美貌の講師の声を室内に響き渡らせる。
「……というわけで、男性器への拷問は、中世でもほとんど行われていませんでした。
これは拷問をする側も男であることから、ためらわれたからだとも言われています。
しかし、私たち女性が拷問を行う場合なら、ためらう必要はありませんよね?
つまり、男性器への拷問は、捕虜に大きな苦痛を肉体的・および精神的苦痛を与える、
イコール効果の高い有効な手段といえるわけです。」
講義を受ける3人の少女たちが、熱心に耳を傾ける。
「さらに、これは経験的なものですが、性器を破壊するような拷問を加えておくと、
そのときに口を割らなくても、その後の拷問で屈服しやすくなります。
男性器は男性のシンボルともいわれますけど、
まさに、それを失うことで士気が保てなくなるのでしょうね。
ですので、拷問を始める場合は、まずは男性器へ拷問を加え、
破壊する拷問から始めるのが私の基本となっています。
というわけで、最初の実習となる今回は、
実践的かつ使う回数がもっとも高くなる男性器への拷問をやってみましょう。」
講師は手足を閉じられないように、机の上に四つんばいの格好で
壁に固定された男の足の方へと移動する。
それについて、候補生たちも男の周囲へと群がってくる。
「助けてください、助けて……」
男がしきりに命乞いをするが、誰も聞く耳を持つわけもない。
「まずは基本ですが、男性器への拷問は段階的に、完全にその機能を
破壊するように行います。男性機能の喪失を実感させることは
精神的に大きな苦痛を与えるので効果的ですが、その役割はペニスだけで十分です。
ですので睾丸は肉体的により大きなダメージを与えるために、
切り離さずに潰してしまうのがセオリーです。
まずは睾丸を1個ずつ潰して捕虜が屈服するかを確認し、
それでも情報が得られないことを確認してからペニスを切断しましょう。
必ず行っておきたいところですが、捕虜の生命維持のためにも、
流血量はできるだけ避けたほうがいいですから。」
“睾丸”“ペニス”の説明にあわせて、講師はその部分をつまんだり、
指ではじいたりしながら淡々と話を進める。
捕らえられて以来の久々の刺激を受けて、その後の運命を知りながらも
男の性器は充血してくる。
「先にも説明しましたが、特別な理由がない限りは、捕虜に対して心配することは
情報を得るまでの生命維持くらいです。
尋問前に強心剤だけ投与しておけば、睾丸を潰したくらいでは死なないですから、
遠慮なく潰してください。次に方法ですが、なんでもかまいません。
蹴ろうが踏み潰そうが握り潰そうが器具を使おうが、好きにやってください。
むしろ、やってみたい方法があるのでしたら、その方法を試してください。
尋問官が嬉々として苦痛を与えている様子は、捕虜の恐怖感をいっそう煽りますからね。
では潰す前に、洗面器を2つ用意します。」
「洗面器……ですか?」
候補生の1人が、怪訝そうに質問する。
「そう。洗面器。1つは頭の下に置きます。睾丸を潰したとき、嘔吐する男が多いんです。
もう1つは、睾丸を潰す場合、尿道から血を吹くので、ペニスの下に置きます。」
説明をしながら、講師の女性は2つの洗面器を男の下に滑り込ませる。
「これで準備はオーケー。次はいよいよ睾丸を潰すのですが、
今回は説明も兼ねて、去勢用ペンチと呼ばれる専用の器具を使いましょう。」
講師はそう言うと、すぐそばの壁にかけられていた、口のところが鰐の形をした、
長さ60センチほどのペンチを手に取った。
「とはいっても、皆さんには説明の必要はないですよね。
睾丸やペニスを挟んで潰したり、千切り取るための、
中世に作られた数少ない男性器専用の拷問器具です。
熱してから利用して、拷問に熱さを同時に加えるとともに、
止血も行ったようですが、ここではあまり利用しない方法ですね。」
淡々と説明しながら、講師は手際よく、鰐の口先に男の左の睾丸を挟んだ。
「本当はこの段階で尋問したり、ゆっくり潰しながら尋問を行うのですが、
今回は特に情報を持たない、処刑前の男を連れてきただけなので、
すぐに潰しますね。あとでみなさんにやってもらうときは、
そういったこともイメージして潰してみてくださいね。」
講師はそう言うと眉根ひとつ動かさず、ペンチを両手でギュッと挟み込んだ。
ペキッ、という破裂音と、男の絶叫が室内に響き渡る。
講師はサッとペンチをはずすと、陰嚢を指でつまんで、潰れたことを確認した。
「これで1個潰れました。いい音がしたからわかりやすかったですけど、
潰し方によっては腫れていくようにしか見えないこともありますので、
潰したあとは触って確認しましょう。」
話している間に、男は胃の中のものを吐き出し、同時にペニスから
ボトボトと血を流し始めた。
「ほら、洗面器が2つ必要でしょう。下の方はすぐにペニスを切るつもりが
あれば、熱した金串を挿すなどして、尿道を焼き潰しておいてもかまいません。
で……ここで潰した睾丸をさらに責めて尋問したりするのですが、
先ほど言ったように、今回はそのまま残りも潰します。」
それだけ言うと、残った睾丸をつまみ、再びペンチを当てがう。
「私の経験的には、1個目を潰す前より、まず1個目をあっさり潰して、
残りの1個をじっくりいたぶって尋問する方が信憑性の高い情報が得られます。
最初の1個で苦痛を覚えさせるのと同時に、睾丸を2個とも失う恐怖感を
あおると効果的です。でも、これは拷問の初期段階ですので、
あまり固執せずに、今回のようにさっさと潰してもかまいません。」
講師の手に力が込められると、先ほどと同じ破裂音とともに、
先ほどから続いていたうめき声が、再び耳障りな悲鳴に変わる。
残っていた男の部分が、いとも簡単に潰された瞬間だ。
鈴口から勢い良く血が吹き出る。再び陰嚢を手でわしづかみにすると、
グリグリと揉んで、睾丸が完全に潰れたかを確認する。
「そして潰れたことを確認。……うん。潰れてる。
ということで、この男は睾丸を失いました。
ここで捕虜に、男性機能を奪ったことを認識させるために、
睾丸が潰れたことを告げておくのが効果的です。
摘出して見せ付けるのもいいですが、潰れた睾丸は放っておくだけで
男に多大な苦痛を与え続けてくれますし、さらに痛めつけることもできます。
止血も面倒なので、あまりおすすめしません。
2個目の睾丸を破壊する方法はいろいろです。簡単なのはクランプで、
玉を取り出したり根元を縛る必要はありますが、力加減をコントロールできます。
蹴りや棒を使って打撃を与えて、潰れるか、潰れないかのギリギリのところを
攻めるのも効果的です。これは少し慣れが必要ですが、
何度か潰していればすぐにわかってくるでしょう。
焼いたり、穴を開けたり、みなさんの想像力にまかせてやってみてください。」
講師は潰れた睾丸を握ったり叩いたり、ジェスチャーを交えながら講義を続ける。
ひとしきり睾丸への拷問について語り終えると、
今度はペンチを置き、隣に置いてある工具入れのような箱を取り出した。
「先ほども説明しましたが、男によっては、ペニスを切り落とす方が、
自尊心を奪える場合もありますので、睾丸を潰しても反抗的なようなら、
切り落としてしまいましょう。ただしこちらは出血が多いので、
長期的な拷問になる可能性がある場合、止血の準備をしておいてください。」
箱を開けると、中にはいくつかの道具が入っているようだ。
その中から講師は、小さな鎌のようなものを取り出した。
「この箱の中には、性器用の小型の拷問器具が入っています。
この鎌以外のものは、あとで各自で確認してみてください。
別の器具には、切断以外の手段でペニスを破壊するためのものも
ありますが、こちらは睾丸と違い、もともと見えているものなので、
原型を残した状態で、根元から切り落として見せ付けるのも意外に効果的です。
道具が一通り揃っていることもありますので、
最初のうちはこれを使うことをおすすめします。
ペニス切り専用の道具なので、使い方も比較的簡単です。
こうして根元にひっかけて、クリッと回すように引けば……」
講師は左手で男のペニスをつまみ、右手に持った鎌をその根元にあてがう。
鎌を持った右手首が、男の股間で動くたびに悲鳴が聞こえる。
しかし講習生たちは、ギギギッという生肉の筋を切るような音を注意深く聞いていた。
数回手首が動いたところで、講師は男の股間から左手を抜き取った。
その手を開いてみせると、先ほどまで先端から血を噴き出していたペニスが乗っていた。
「まあ、こんな感じです。切り取ったペニスは、男に見せ付けるのが効果的です。
目の前で切り刻んだり無造作に捨ててみせたり、
拷問の間目の前に吊るしておいたりして、シンボルを失ったことを自覚させると
その後の拷問が非常に効果的になります。
ね? 男として大事なタマを潰され、ペニスまで切り落とされた感想はどう?
おもしろいこと言えたら命は助けてあげるわよ?」
講師は男の目の前で、切り落としたペニスをプラプラと揺さぶってみせる。
それまで悲鳴とうめき声しかもらしていなかった男は、それを見て嗚咽し始めた。
「まあ、明確なコメントは得られませんでしたが、こんな感じですね。
私たちが思っているより、精神的な苦痛は大きいことはわかりますよね。」
吐瀉物の入った洗面器にペニスを投げ捨て、講師は淡々と話を進める。
最後に、講師は止血法を簡単に説明して講義を終了する。
「性器破壊の拷問についての説明は以上です。では皆さん、
それぞれ実習に移ってください。残り時間は短いですが、決まった時間内にテキパキと、かつ肉体的、精神的にできるだけ多大な苦痛を与えるように工夫してみてください。
今回は1人ずつしか捕虜を用意していないですが、
私たちが拷問する場合は、ほとんど必ず男の拷問を担当するでしょうから、
現場に立てばいくらでも機会がありますので、潰したり切り刻んだり、
いろいろ試してみてください。初期段階の拷問ですので、
それゆえに基本と思って、しっかりやってくださいね。」
実験台となる男たちが、講習生たちの白い手により、次々と去勢されてゆく。
それを見回りながら、講師はいつも通り淡々と、より効果的で、
効率の良い睾丸の潰し方、ペニスの切断法を伝授していった。
「どうです皆さん、やってみるとあっけないものですよね?
……そうそう、ちょっと作業は面倒になりますが、少しいじって、
立たせてから切断するのも効果的ですね。技術に自信があれば、
射精直前に睾丸を潰すというのも快楽と苦痛のギャップが大きく、
さらによいでしょう。」
こうして講義を受けた3人は、
講師を勤めた女性の所属する情報部尋問課へと正式に編入され、
切り落としたペニスの数も覚えていられないほど
多くの捕虜たちを去勢することになる。
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投稿:2006.01.29
拷問講座
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