騎士と決闘
一人の女を巡って決闘が行われようとしていた。
三人は幼馴染であり、二人の騎士は親友でありライバルであった。
決闘は両者の申し込みを相互に受ける事で了承された。
家柄、能力共に優れた両者はこの形式で無ければ決闘が認められ
ないのである。二人が決闘に至った理由、それは3人が一緒にいる為
であった。このままでは二人は並び立つ事は出来ても世間が一緒に
いる事を許さないのである。
決闘で敗者が勝者のモノになることでしか一緒に居られない・・・
思い切った決断であった。
決闘といってもこの国の決闘では命を落とす事はまれで決闘の申
し込みは一生に一度のみ行える。
掛けるモノは男の証。敗者はその場でペニスと睾丸を失う事にな
る。
命までは奪われないものの家督を継ぐ権利も婚姻を結ぶ権利、騎士
の資格も失うことになるのである。
二人の実力はほぼ互角。
手数とすばやさを武器にで勝負するタイプの童顔の騎士リクスと
冷静沈着慎重な性格の騎士レフィスとではレフィスの方が優位と言
われていた。
決闘の日二人の青年舞台に上がっり、試合太始まった。
激しい戦いが始まった。
序盤、手数の多いリクスが押していた。
時間が経つにつれリクスに疲れが見え始めた。
ついに決着の時が来た。レフィスの剣がリクスの剣を弾き飛ばし
た事で長かった戦いに終止符が打たれたのである。
礼の後両者は鎧を脱ぎ始めた。勝者であるレフィスは陣地で敗者
であるリクスは舞台の中央である。
リクスは鎧が脱ぎ終わると次は着衣を脱ぎ始めた。動きやすいよ
うに考えられた伸縮性の高いビキニタイプの下着一枚になると観客
からは落胆のため息と「カワイイ」という歓声が聞こえた。
「可愛いってどこのことだよ・・・。並以上の筈だ!。」リクス
はそう思いながらも顔を赤らめた。
彼は自分のイチモツに自信があったが、彼の股間の膨らみは控え
めだったのである。
去勢ショーが始まる。
一人目の侍女が潤滑剤と細いチューブ、はさみを運んできた。
一人目の侍女はチューブに潤滑剤を塗るとリクスの下着をめくり
彼の尿道にチューブを進めてゆく。ショーの下準備だ。
リクスは黙って耐えていたが時折腰が揺れる。ついに膀胱に達し
たのだろう。チューブの先から尿があふれ出した。侍女は尿が出終
わるのを確認するとはさみで邪魔なチューブを切り取った。この
チューブには尿道の確保の役割があるのである。
彼のペニスはまだ勃起しておらず、7cm程度のようでした。先端
に少し出ているチューブが童顔と相まって可愛らしさを印象付けま
す。
二人目の侍女が今度は丸薬と水差しを持ってきました。なにかの
薬のようです。
「いよいよか。」リクスは内心で呟いた。去勢自体はまだ先だが
勃起しなくなった老人さえも勃起状態にするというこのショー用の
強力な勃起薬を飲めば何もしなくても勃起し続け、ペニスは今日中
に壊死してしまうだろう。
リクスは覚悟を決めて飲み込んだ。
控えめだと思われたリクスのペニスに驚くべき変化が起こった。
体が紅潮してゆくと共に彼のペニスは予想以上に大きくなったの
である。周囲からは歓声が上がった。
恐るべき膨張率を誇る彼のペニスは20cmを越えてペニスは反り返
り、長めの亀頭部はカリ部分もしっかり発達していたのである。
三人目の侍女が桶と湯、布を持ってくると侍女は汗で濡れたリク
スの体を丁寧に拭き始めた。
引き締まった腕、胴、足が拭き取られると四人目の侍女が今度は
泡状の薬剤を入れた桶を持ってきて彼の陰部に塗りこめ始めた。
しばらくして三人目の侍女がリクスの陰部についた泡を丁寧に拭
き取ると無毛の股間が現れました。
リクスの息遣いが荒くなります。女性の手による刺激による射精
感に必死に堪えます。
常に無く硬い勃起感に尿道が狭められ、耐えやすい様な反面、敏
感になったペニスは主に開放を求めます。
「まだ射精する訳にはいかない。まだ手順が・・・」彼は解放の
瞬間を待ち続けた。
五人目の侍女は木の枠と石膏を準備してワゴンを引いて現れた。
後ろにはスケッチブックを持った画家も現れる。
リクスの陰茎の最後の勇姿を絵と型に残すのである。まず画家達
が思い思いの場所に散ると絵筆を執り始めた。
真正面から全身の絵を描き始めるもの横から股間部分を描くもの、
陰茎の立体像を描くものと画家たちは真剣にリクスのペニスを観察
しスケッチブックに書き留めてゆく。画家達の下書きが終了すると
今度は陰茎の型取りが始まる。
型取り用の台が運ばれてきた。改良された石膏とは言え、型取り
には一時間以上を必要とする。根元から睾丸部分も型取りする為、
立った状態で木枠とリクスの体を固定するのである。
台にリクスを固定した後、木枠とリクスを固定すると体と陰茎の
角度を調整し始める。カリが高く、反りある彼の陰茎の型取りには
慎重な対応が必要なのである。角度が決まると細く丈夫な糸で彼の
亀頭部下に紐を巻きつけ、木枠に固定することで彼のペニスを固定
することで調整が終了する。
彼の陰茎に香油が塗られると木枠に丁寧に石膏が流され始めた。
第一段階目でペニスの下部分の型取りを行うのである。
下部分がある程度固まると石膏面にも香油を塗り、上から石膏を
追加する。台が運ばれて2時間近く経過した後枠が外され型が完成
した。
「やっと楽になれる。」リクスはそう呟いた。残るは最後の射精
と陰部の切断だけである。
好きだったリアが舞台に現れる。最後の射精を彼女にさせて貰え
る喜びの反面、ギンギンに勃起したペニス・・・長時間の強制的な
勃起により変色し始めたペニスを見せるのには恥ずかしさもあった。
「リクス・・・」リアの声が聞こえる。
リアはリクスの陰茎を掴むと手や下でリクスの亀頭を愛撫し始め
た。
「リア・・・」リクスはもう性交は出来ない。許されはしない。
リアの愛撫は拙く、リクス自信のペニスが大きいこともあり、とて
も満足できる様な刺激では無かったが程無くしてリクスのペニスは
ビクビクと上下に揺れだし、長時間を耐えた彼のペニスは遂に射精
した。
舞台に帯剣したレフィスが現れると同時に六人目の侍女が細いゴ
ム紐と3本の注射器を持って現れた。
リアは侍女から盆を受け取るとゴム紐をリクスのペニスと睾丸の
根元にしっかりときつく巻きつた。
更にリアは一番大きな注射器をリクスの亀頭に、残る二つをそれ
ぞれの睾丸に打った。
「くっ」敏感な場所に注射針が刺さる激痛にリクスは苦痛の呻き
を上げた。
この薬は陰部をシリコン状に固め、防腐剤の役割を果たすのであ
る。
薬液はリクスの陰部に焼け付くような激痛を与えた。
陰部の組織を変更する薬なのだ。今まで静かに耐えていたリクス
も流石に激しい苦痛の様相を見せたがすぐに切断する訳には行かな
かった。薬が馴染むのを待つ必要があるのだ。
レフィスがリクスのペニスと睾丸を掴み薬の馴染み具合を確認し
た。それから数分後、再度レフィスはペニスと睾丸の状態を確認す
る。レフィスは剣を抜くとリクスの陰部を切断した。
こうしてリクスは男の証を失ったのである。
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投稿:2006.09.03
異界文化史 騎士と決闘
著者 ふう 様 / アクセス 19946 / ♥ 9