都内の一角にある洋風の白く大きな建物、清楚でお洒落な外観とは裏腹に高くそびえる外壁と有刺鉄線、無数の監視カメラに高圧電流注意のフェンス、政党撫子党の総本部であるこの建物はその外観との余りのギャップの為、一際目立つ存在として人々に知られていた。まさに日本男児の恐怖の象徴ともいえるその建物の中で、本日新たな去勢方法の執行が採決されようとしていた。
建物の地下に位置する半円形状の議会室、300人近く収容可能なその部屋に全国の撫子党の党員が集っていた。階段状に設置された椅子は、ほぼ満席で党員達の結束力の強さを物語っている。円の中心部に位置する場所に教卓があり、撫子等の幹事長 中村 麗香のスピーチが始まろうとしていた。
「皆さん今日はご多忙の中わざわざご足労いただき有難う御座います。撫子等が政権を握り約半月ほど、青少年育成法案も無事議会を通過し、我々女性が心より願っていた、女性に優しく住みやすい社会が実現しつつあります。一部のマスコミや世間が私達のことを、ファシストだのナチスだのと中傷しましたが、気にすることはありません。現に法案の可決により過去半年の間に犯罪の発生率が急激に低下しました。数字が示しているのです。私達が正義であるということを、みなさん遠慮してはいけません、これからも女性を傷つけようとする不貞な男達には厳しく、男性としての尊厳を失うことによって償ってもらおうではありませんか。」
大地を震撼させるほどの拍手が巻き起こった。党員達は総立ちになり、感極まって涙を流す者まで現れた。中村幹事長は満足そうな笑みを浮かべると一礼しスピーチを続けた。
「盛大な拍手有難う御座います。さて本題に入ることとしましょう。今日皆様にお集まりになっていただいたのは、新しく導入しようと考えている去勢方法を見ていただく為です。」
待っていましたと言わんばかりのどよめきがおきる。
「お静かに、これより新たな去勢方の説明を致します。」
会場内に、キャスター付きの鉄の板に拘束された二人の全裸の少年が運ばれてきた、顔のいでたちからすると高校生ぐらいだろうか。恐怖に彩られたその顔が会場内を一段と盛り上げる。
「では説明いたします。これより二人には向かい合い、互いの性器を刃物で切り取りあってもらいます。制限時間は5分、その中で、先に相手の性器を切り落とした勝者には、特別措置として去勢を免れる特例を出したいと思います。5分たっても決着が着かない場合には、腹部に設置された刃がギロチンの様に落ち、二人とも去勢されます。利き腕の使用だけ許可し、もう片方は板に固定されます。武器となる刃物は互いの間のテーブルに置かれ、ハサミ・メス・ペンチ・アイスピック等好きなものを選んでもらいます。武器を落とすなどで、武器がテーブルにも無くなった場合は素手で戦ってもらいます。攻撃できる箇所はペニスと武器を持つ腕のみで、そのほかの場所は強化プラスチックのプロテクターで守られることになります。百聞は一見にしかず、実際に見ていただきたいと思います。」
鉄板に固定された少年は互いに向かい合わせにされ、その中心に武器の乗ったテーブルが用意された。少年の口からは、ヒィーヒィーと声にならない音が漏れ、恐怖と助かりたいという願望に駆られ、目は血走り狂人の様相だ。
「では選手を紹介しましょう。向かって右側の痩せ型で陰湿そうな少年、彼は近所に住む幼女に散々いたずらをした挙句、自身のブログでその映像を公開。被害者の幼女は現在心を閉ざしてしまい、専門医と家族の懸命なリハビリを受けています。左側の長髪のイケメンな少年は、同級生の少女の心と体をもて遊び最後には自殺へとおいやっています。この二人は女性の敵であり許されざる者達なのです。この二人にはペニスを持つ資格はありません。よってここに去勢法の執行を宣言します。」
再び歓喜の拍手が巻き起こる。二人の少年は目の前に用意された武器を唯ひたすらに見つめ狂ったように喉を鳴らし試合のゴングを待っている。中村幹事長は教卓を離れるとイケメンの少年に近づき右手でペニスをそっと愛撫した。
「可愛い坊やね、女遊びが激しい割には綺麗な色のおちんちんだこと。君の大切なこのおちんちんが、あのアキバ系の短小包茎キモヲタ君に切られるんだと思うとゾクゾクしちゃう。君の勝ちに給料の全部掛けてるんだから、もし負けるなんて事があったら、また手術でくっ付けて何度も何度も去勢して苦しませてやる。」
イケメン少年はペニスを爪で握られ悲鳴を上げた。
「その代わり勝ったら、私のペットとして何不自由なく暮らさせてあげる。」
中村幹事長は最後に少年のペニスにキスをすると、マイクを手に取り傍聴席に着いた。
「それでは、レディーファイト!」
中村議長の掛け声と共に二人の利き手が電光石火のごとく動いた、最初に武器を手に取り攻撃を仕掛けたのはヲタクの方だった。手にした武器はオーソドックスなハサミ、イケメンもハサミを狙おうとしたが先に盗られ次の武器を選別する間にヲタクのハサミが襲い掛かる。とっさに手でガードしようとするが、防ぎきれずハサミは縦に亀頭を挟み込んだ。が、間一髪イケメンの手がハサミを叩く。それでもハサミは右横にづれながら、イケメンの包皮を切り取った。イケメンの口から悲鳴が漏れ、切り取られた包皮が白い床に、なにか不気味なアートを描くかの様にピチャッと落ちた。会場は怒涛の歓喜に飲まれ、中村幹事長は股間を熱くぬらしてた。
「やっちゃえ、切っちゃえ。」
「イケメン君がんばって、ヲタクのおちんちんなんか切り落とせ。」
「そうよ、ヲタクにそんなもの必要ないわ。」
狂った会場の声援は、そのほとんどがイケメンを応援している。イケメンは自分の包皮を切られたことに怒り狂い手じかにあったアイスピックを拾うと、まずヲタクの腕をめった衝きにした。ヲタクの腕は血で真っ赤に染まり、あまりの痛みにハサミを取り落とした。すかさずヲタクの未熟なペニスにイケメンのアイスピックが突き刺さる。
「お前ちんこいらねーだろうが!さっさと千切れろよ。」
イケメンは罵倒しながら、横からペニスの真ん中に衝き刺さったアイスピックを引っ張り千切り獲ろうと力を込める。ヲタクは意味不明な言葉を叫びながら、大粒の涙を流し必死にアイスピックを抜こうとする。
ブチィッ・・・
肉を裂く不気味な音と共にヲタクのペニスは真ん中の辺りから縦に裂けた。会場がさらにヒートアップする。
「きゃぁぁぁースゴーイさすがイケメン。」
「殺し屋イチみたい。」
「あと少し、頑張って。」
誰もがイケメンの勝利を確信し勝負あったかに見えた、しかしヲタクはまだ諦めていなかった。縦に裂けた粗末なペニスから血を流しながら、テーブルにあるペンチを掴むとテーブルをひっくり返した。金属音が鳴り響き残りの武器が床に落ちる。
「よくも、よくも僕のおちんちんを、ゆるさないぞぉぉぉぉ。」
「てっ、テメー。なにしやがる!」
イケメンのアイスピックが再びヲタクのペニスを襲う。しかしペンチがイケメンの親指を鋏むほうが早かった。ヲタクはそのままペンチを捻りイケメンの親指の骨を砕いた。絶叫と共にアイスピックが床に落ちる。
「へへへっどんなもんだ。格ゲーで目を鍛えてるからね。僕にはゼロフレームの動きだって見えるんだい。」
「何をわけのわかんねーことを。」
ヲタクは素早くペンチで、ペニスをガードしようとしたイケメンの手を打ち落とすと、ペンチの先でイケメンのペニスの根元を挟み込んだ。
「このままねじ切ってやるぅぅぅぅ。」
凄まじい力で根元が鋏まれていくイケメンは絶叫を上げ何とかペンチを抜き取ろうと抵抗を試みるもののペンチの力は強い。みるみるペニスの色が紫色に変わり捻られていく。
「きゃーっイケメン君のおちんちんが。」
「頑張れ、ヲタクに負けるな。」
会場はもはや当初の目的を忘れてイケメンを応援している。これが刑法の一環であるということも忘れ。
イケメンはペニスが捻れる痛みに耐えながら、最後の力を振り絞りヲタクの半分に裂けたペニスの中に指を突っ込んだ。ヲタクは激痛のあまり凄まじい悲鳴を上げたが、歯を食いしばり耐え、さらにペンチに力を込める。どちらが勝者になるのか、どちらが少年でいられるのか、会場が固唾を呑んで見守っていたその時、シャキンという音と共に二つのペニスが宙を舞った。二人の腹部に固定されたギロチンが無常にも時間切れをしらせたのだ。あまりに急なことに、少年はおろか会場もシーンと静まり、現実を理解するまで数秒の間があった。
「この勝負、時間切れによりドロー。というか二人とも失格。」
中村幹事長はため息を着くと、秘書の元に歩み寄り、制限時間無制限に変えるよう指示をした。
会場からは失意の声が上がりブーイングまでおき始めた。ペニスを失った二人の少年は、虚ろな表情に涎をたらしながら会場の外に運び出された。中村幹事長は床に転がっているイケメン少年のペニスを拾うと会場を後にした。
ペニスを失ったイケメン少年を幹事長室に運ばせると、中村は先ほどまでその少年の一部であったペニスを、少年の目の前でぶらぶらゆすって見せた。少年は唯涙と涎をたらし呻くだけだった。
「可愛そうに、あなたはもう女の子と大好きなセックスができないのよ。あなたの大切なおちんちんは、私がもらうわ。これだけ損傷が激しいと、くっ付けてみたところで使えなそうだしね。最後に目であなたを感じさせて上げる。まー感じる部分はないんだけどね。」
中村はスカートの中に手を入れるとパンストとパンツを下ろし、熱く濡れている自分の女性自身に少年の分身を捻じ込んだ。
「はぁー気持ちいい、いいわあなたのおちんちん、おまんこが感じちゃう。」
幹事長は机に座ると少年に見せ付けるように股を開きペニスでオナニーを始めた。
「ねーあなたも何か感じるのねぇ、ふふふ、自分の切られたおちんちんでオナニーしてるとこ見るのってどんな気分。」
幹事長の手の動きが早くなる。くちゅくちゅとイヤらしい音が部屋に響き中村の喘ぎ声が激しさを増す。
「ああイキそう、もうイッちゃいそう、ああダメ、いくうぅぅぅ。」
中村の薄黒いワレメから愛液が溢れ出る。
「イッちゃった、私ね、切り取ったおちんちんじゃないと感じないの、だからあなたのこれは大切に保存するからね。」
中村は収集用のビンにペニスを入れると少年を下がらせた。
その後この去勢法は全国で大人気となり、K-1やプライドに次ぐ人気格闘技?として開催されるようになった。
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投稿:2006.11.25
女性執行官2 <決闘による去勢方法の採決編>
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