(8)種付け
他の四人と離されてしまった雨宮は他の四人の身に起きたことなど知らず、一人不安な日々を過ごしていた。更に全裸でいることが頼り無さを募っている。閉じ込められている部屋にはベッドも椅子とテーブル、それにトイレも完備され、食事も定期的に差し入れられた。
何もすることも無い雨宮は何回かオナニーもしたが、それも数日すると飽きてしまった。
そんな発狂しそうな退屈な日が続いた後のある朝、いつも食事が差し入れられる小窓では無く、扉が開き一人の女性が手に朝食を持って入って来た。
雨宮『久し振りに人間に会ったな。お前もここの人間か?早くここから出してくれよ。』
扉をしっかりと閉めた女は無言だった。
雨宮『やっぱり、言葉は通じないんだな。』すると、女は持っていた食事をテーブル置きながら、雨宮の方を振り返りながら言った。
女『退屈だったでしょう、でも今日からは忙しくなるわよ。』
雨宮『わぁぁぁぁー、嬉しいな、言葉が通じるんだね。』
女『大丈夫よ、それより一緒にお食事をしましょう。』なにが大丈夫なのか解らなかったが、雨宮はとにかく人恋しさから、会話をしながら朝食を彼女と摂った。
食事と会話を久し振りに楽しんだ雨宮だったが、食事が終わると何故か急に眠くなってきた。食事に入っていた催眠剤とそして他の薬物が、又しても雨宮の自由を失うと共に甘美な地獄を始めた。全裸の雨宮をベッドの真ん中に運んだ女は自分の着ていた服を脱ぎ、持ってきた道具箱から小さな壺を取り出し、雨宮の股間を広げながらその中心に座った。
女『なかなか立派な生殖器だこと。これなら沢山の実りが期待できそうね。私も今度こそ実りを付けないと、神のお怒りに触れてしまうわ。そのためにもこれに頑張ってもらわないとね。』自分に言い聞かせる様に呟いた女は、壺の蓋を開け、中のペーストを掬い取り、雨宮の股間に塗りつけ始めた。女が手を動かす度に雨宮のペニスは膨らみ、そして飾り毛がどんどん抜けていった。
どのくらい時間がたったのだろうか、雨宮は息苦しくなって目が覚めた。
雨宮の体の上に全裸の女が乗っていた。
ペニスは自分でも判る程大きく膨らみ、上に乗った女の秘所に納められていた。
雨宮は女に犯されていたのだったが、これほど気持ちの良いことは経験したことが無かった。雨宮は女の中に射精した。
女『どう?もう一回出来る?』女も達したのか、雨宮の胸の上に乳房を押し付けながら言った。雨宮に異存のある筈が無かった。食事の中に入っていたらしい秘薬のおかげか射精しても雨宮のペニスは女の体の中で大きくなったままだった。
雨宮『ようし。』体の上下を入れ替えて、雨宮は女の体に被さり腰を動かそうとして気が付いた。陰毛が無い。
雨宮『なんだ、こりゃ。毛がねぇー 。』
女『あら気が付いた。そう私が処置してあげたの。ここの女は毛がある男と寝ては駄目なのよ。毛が無ければどの女とだって出来るわよ、これから毎日違った女達があなたのこれをここに入れてもらうために、この部屋にやってくるわ。』と女は自分の秘所を広げた。
雨宮『なんか判らんが、俺は100人でも1,000人でもやってやるぞ。』
女『頼もしいわ、それでこそ選ばれた男よ。さぁー、早く入れて。』
その日の夜寝るまでに、雨宮はこの女と六回交わったが、それは楽しみの始まりでは無く、地獄の始まりだった。
あくる日から毎日違った女達が一日3~8人やってきては雨宮と交わった。女達は皆若かい様に思えた。一番若いのは15,16才、年をとってそうだなと言っても25,26才程度。彼女等は少なくとも一回は雨宮を彼女らの中で射精させた。多い女は3~5回も彼をいかせた。
そんな日が続いた後、初めて彼を犯した女が又やって来た。
女『がんばってるようね。これであなたが相手した女は私も入れて56人になったわ。』
雨宮『もう飽きてきたよ、女地獄だよ。でもちゃんと彼女らが来ると俺のチンコは立つんだよな。俺って絶倫なんだ。でも言葉が通じない女達とやっても楽しくは無いよ。俺やぁ、あんたが良いよ。』
女『私もよ。でも他の子達にもちゃんと入れてあげてね、そして種を付けてあげてね。』
雨宮『何だって、種を付けろだって。』
女『そうよ、ここは秘境の村。だから、近親相姦のように村中の人達が同じ血の繋がりになってしまったのよ。それを偉大なる神が、ここを訪れる異国の男から種付けをしてもらう方法と秘薬を伝授されたのよ。あなたはその神によって選ばれた男なの。この村の子供を産みたい女達は皆来るわ。そして種付けが終わったら、その結果を元に儀式が行われるの。厳かな神聖な儀式。』
雨宮『なんだそりゃ、俺は種牛みたいなもんか。でもまぁー、いいか。こんなに女にもてるってことは今までには無かったし、これからも無いだろうからな。』
女は全てを語ることが出来なかった。全ての女たちへの種付けが終わったら、この男は完全に去勢され二度と女を抱けない体になることを。そしてこの男を男で無くする儀式を執り行う女はこの男と交合して妊娠しなかった女だと言うこと。自分は今まで一回も妊娠したことは無く、もう既に4人の男を完全去勢し、今回妊娠出来なかったら、この男をある特殊な方法で去勢した後、自分自身も女でいられなくなる、全ての女としての臓器を切り取られ神に捧げなければならないことを。そんなことを女が考えているとも知らず、雨宮は女の股にペニスを沈めていった。
正確には283人の女に雨宮は種付けを行ったが、最後にはもう女の体を見るのも嫌になっていた。そして最後の女が雨宮から離れ、二週間が経った。雨宮に最初に接した女を含め5人は妊娠しなかった。雨宮を完全去勢する女達が決まったのだった。最初の女はこれが女でいられる最後の機会だったが、満月の夜に雨宮と共に去勢される運命が決まった。
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投稿:2006.12.14
秘境探検Ⅴ
著者 Crazy Ted 様 / アクセス 11179 / ♥ 2