保健室に一人の男の子が横たわっていた。昨日体育館で去勢執行された後、後処理も終わった男の子だ。男の子は目を覚ました後、恐る恐る自分のあそこを触ってみた。シリコンボールを入れられた袋は、もはや自分の体とは別物のように感じられた。
ドアが開いて生徒会長の理恵ちゃんが入ってきた。
「おはよう。どう具合は?」
男の子はすぐには返事ができなかったが、しばらくして涙を浮かべながらこう言った。
「ぼくはもう男の子じゃなくなったんだね。」
理恵ちゃんは厳しい顔つきになって言った。
「あなたの望んだとおり、風紀委員長の真美ちゃんが生徒会を代表して、あなたとの差しの勝負を受けたわ。あなた、もしかして真美ちゃんになら腕力で勝てると思った?甘いわね。真剣勝負はスポーツとは違うのよ。それに去勢執行人は精神的な負担も大きいわ。風紀委員長の大役を愚痴の一つも言わずに遂行する彼女は、肉体的にも精神的にもあなたより上よ。そんな彼女に去勢してもらって、男として栄誉なことだと思いなさい。」
男の子は泣きながら「でもぼくはもうオナニーもできない体になっちゃったんだ。」と言った。
理恵ちゃんはにっこり笑ってこう言った
「大丈夫、去勢された男の子は性欲がなくなってオナニー自体意味のないものになるのよ。それに過去の事例でみても去勢された男の子はすっきりした分、成績も向上するようだし、結局前向きに現実を受け入れた子が成功するのよ。」
男の子はなおも納得できない様子で女々しく泣き続けた。
この男の子が現実を受け入れるには、相当な時間を要するものと思われた。
東高では去勢された男の子はブルマーをはく決まりになっている。理恵ちゃんは男の子の枕元にブルマーをおくと静かに退室した。
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投稿:2007.06.18
風紀委員長として
著者 風紀委員長・真美 様 / アクセス 14366 / ♥ 0