場は場内の会議室。
天災とワルデガルド王の贅沢・悪政の為、国は荒れていた。
だが、ワルデガルド王は贅沢を止めようとはせず、圧政を続けていた。
そんな中、王に意見をするものがあった。第一王子のリオンである。
母親に似た麗しい容姿と均整の取れた長身。文武両道と父親に似ず立派な青年へと成長
していた。
「父上、もっと国民の事をお考えください。」
「随分と立派になったものだな。リオンよ。こちらへ来い。」
「はい。」リオンはさして疑問も持たずにワルデガルド王の前に立つ。
ワルデガルドはリオンの股間を鷲掴みにし、強く揉む。
「こちらの方も立派だな。」
実際、リオン王子の逸物はなかなかの大きさである。
「っ!あ・有難う御座います。」リオン王子は一応褒められたと解釈して答えた。
だが、それは誤りだった。
ワルデガルド王はリオンの双玉のみを選り分けると一息に握り潰したのである。
「がっっ。。。」
リオンは悲鳴すらもまともにあげられずに気絶し、崩折れる。
周囲の者は始めは何が起こったか分からなかった。
だが・・・
「はーはっはっは。子孫が残せぬ王子など意味はないな。リオン王子は廃嫡だ。城の
外に捨ててまいれ。」
二人の衛兵が気絶したリオン王子を運ぶ事になった。
「こいつ意外と重たいな。」
「そうだな。身長も結構あるし。少し休憩するか?」
二人は休憩する事にし、手近な部屋に入り、リオン王子を床に置く。
「なあ、気にならないか。ここ。」
そう言ってリオン王子の股間を指差す。
「そうだな。玉潰したとは言っていたけど。」
「確認するか?」
「確認してどうするんだよ。もし潰れてなかったら?」
「そうしたら・・・俺が責任持って潰すに決まってるだろ。」
「潰しちゃうんだー。仮にも王子だよ。」
「美形の王子なんて潰せる時に潰さないでどうするんだよ。こいつ結構モテルんだぞ。」
「それもそうか。女共の噂だと大きいらしいし。実際に何人かに手を付けてるらしいし。」
「じゃあいくぞ。」
リオン王子のズボンがずり下ろされ、白いビキニが出てくる。そこには存在を主張するかの
様にペニスが浮き上がって見える。
「確かに大きそうだな。」
「ああ。でも玉無しの優男には似合ってないよな。」
「そうだな。似合う様にしてやるかぁ?」
「折角の機会だし。それ位はしてやろうぜ。」
白ビキニを脱がせるとリオン王子のペニスが露になる。だらりとしたソレは並みの男の
勃起時並の大きさがあった。
「玉は・・・っと。残念。両方ともしっかり潰れてるよ。」
「じゃあ、こちらをどうするか、か。」リオン王子の亀頭部を指で弾きながら言う。
「こいつに似合うサイズだと・・・3cm位かな?」
「2cmもあれば充分だろ?流石に根元から切り落とすのは勘弁してやろうぜ。同じ男と
してな。」
「そうと決まればっと。ちゃんと血止めぐらいはしないとな。」
リオン王子の上着から飾り紐を外すとリオン王子のペニスをきつく縛る。
逃げ場を無くした血液がペニスに集まり、どす黒く長大な逸物が現れる。
「ただ切り落として捨てるのも勿体無く無い?」
「どうするんだよ。」
「焼いてさ。手土産にしてやろうよ。」
「いいなそれ。そうしよう。」
「オーブンの用意をしてくるよ。」
「ああ。俺はコイツを切り落としておく。」
焼くならなるべく勃起した状態に近い方がいいよな・・・。
もう一本飾り紐を取ると今度は先ほどより少し上できつく縛り上げる。
そして・・・剣をペニスに宛がうとすっぱりと切断した。
手にはどす黒く変色した長大なペニス。見下ろす先には父に双玉を潰され、気絶してい
る内にペニスまで失った哀れな人間。昨日までは王子として何不自由なく生活していた男
が住処も男の証までも失っている。暗い喜びが男を満たした。
こうして衛兵二人はリオン王子を城外に置き去りにした。こんがりと焼けたペニスを胸
の上に置いて。
リオン王子は寒さに飛び起きる。そこは外であった。その時に胸にあった何かが転げ落
ちる。その冷えた棒状の物体は・・・。
リオン王子は震える手で股間を確かめる。あるはずのモノが無かった。竿も玉も。
悟るしか無かった。今手に持つモノが自分の体から切り離されたペニスである事を。
思い出さざるを得なかった。父王に双玉を潰された事を。
そして王城から追放された事を悟らざるを得なかった。
「命はある・・・。とりあえず歩き出そう・・・。」
こうしてリオン王子は歴史の表舞台から姿を消した。
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投稿:2008.01.30更新:2008.02.02
暴虐の王 リオン王子の廃嫡
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