玉つぶし姫
昔、ヨーロッパの片隅の王国にクララ・エコリーナという王女がいたのですが、
彼女は、別名・玉つぶし姫と呼ばれ、皆から恐れられていました。
その名の通り、彼女の趣味は男の睾丸を潰してしまう事だったからです。
なぜ、彼女がそのような事に興味を抱くようになったのか詳しい理由は不明ですが、
彼女の国では、宦官の制度が取り入れられており、
エコ姫にとっては、楽しみに用いる睾丸が手に入らない心配はありませんでした。
多くの場合、エコ姫自らが、犠牲者の睾丸を自分の両手で握りつぶしたそうです。
高貴で麗しき王女の面前にと通され、
彼女の前で、男の恥ずかしい箇所を剥き出しにする事を命じられ、
そのあと、彼女のきれいな指によって、その大事な部分を強く握られて、潰されてしまうなんて、
犠牲になった男性たちも、さぞ複雑な気持ちだったに違いありません。
まさに、命を預けて、お仕えすると言った感じです。
エコ姫は、普段から握力を鍛えており、犠牲者に優しく語りかけながら、
無邪気な笑みを浮かべたまま、たやすく二つの睾丸を握り潰してしまえたそうです。
他にも、焼きゴテで陰嚢の付け根から焼き切ったり、棍棒を使って叩きつぶすなど、
気分によって、さまざまな方法を用いて、男性の去勢を楽しんだとも言われています。
男の睾丸については、エコ姫は要らないものと考えていたらしい節があり、
「男が股間にぶらさげている汚い腫れ物」と呼んだと言う記録も残っています。
陰嚢を持たないエコ姫には、男の睾丸はデキモノの一種のようにも思えたのかもしれません。
きっと、彼女はニキビでもつぶす感覚で、男の睾丸を取り除いてあげていたのです。
エコ姫は、たびたび、統治下の村へ、下男の献上を命じました。
当然、エコ姫の下男になる男子には去勢が義務づけられます。
エコ姫は、頻繁に下男を取り替えたため、
おかげで、周辺の村では、若い男がことごとく玉無しにされてしまい、
子づくりができなくなって、村の存続の危機に陥った場所もあったそうです。
エコ姫はたぐいまれの美しさでしたので、求婚する王子も多かったのですが、
結婚条件として、睾丸を潰す事をあげていたので、なかなか婚約までは進まず、
ようやく結婚を承諾した王子も、初夜のあと、本当に睾丸を潰されてしまったので、
彼女の恐ろしい血筋も、ついに後世には残りませんでした。
しかし、現在、あらゆる流行の最先端があふれる街ヨミノでは、
ヨミノの少女たちが、童貞狩りと称して、
自分とセックスした相手の睾丸を切り取っちゃうと言う遊びを広めています。
彼女たちの儀式は、中世の玉つぶしの王女と共通する部分も多く、
エコ姫の再来とも噂されています。