これは男女の比率が大幅に狂った、未来の物語である。
俺の名前は海堂流牙。17歳の高校二年生だ。
訳あって藤宮学園女子部に編入する事になった。
元々俺は海運業で財の成した、海堂グループの御曹司として名門藤宮学園の男子部に通っ
ていた。
だが、両親の事故死によって親族に会社の実権を握られ、退学を余儀なくされていた所を
父の親友に娘の、騎士になってくれないか?と誘われ、その話に乗ったのだ。
今では女性の出生率は6人に1人程度。
騎士というのはその数少ない女性の側に仕える、護衛兼付き人といった感じでとても名誉
ある事だ。
俺は海堂家の跡取り候補であったから今まで騎士に誘われる事は無かったが、騎士は名家
の優秀な人材から選ばれる。
これからの話はその娘との初顔合わせの時の話となる。
俺は幼馴染兼付き人の岬真と共に屋敷に向かった。
「ここだな。真、服装おかしくないか?」
そう言うとその場でゆっくりと一周して見せる。」
「もう、何回目だよ。ちゃんと格好いいから安心して。流牙ならきっと気に入って貰える
よ。こっちも大きいし。」
そう言うと俺の亀頭を軽くつつく。
俺の服装はこれから女性に会うという事で服装は上がワイシャツとネクタイにショートブ
レザー。下半身は貞操ベルトとスパッツだ。
スパッツは非常に伸縮性に富んでおり、俺のペニスと二つの睾丸の位置をくっきりと浮き
あがらせている。
鍛えられた男性である騎士とか弱いお嬢様へのハンデと忠誠の証として男性器の状態を隠
さない事、そして男最大の弱点を晒し出す事を求められているのである。
俺は覚悟を決めると呼び鈴を押す。
ピンポーン。という音がすると直ぐに「海堂流牙様ですね。お嬢様付きのボーイの優と申
します。どうぞ、こちらへ。」
門が開くと中からお嬢様付きのボーイが現れる。
不躾と思いながらも股間を見ると通常のスパッツですっきりとした股間から既に完全去勢
されている事が分る。
俺が騎士となれば真もボーイとしてついて来てくれる、そう思っていたがお譲様付きにな
るには完全去勢が大前提となる。
俺はその事をすっかり忘れていた。
俺が不安そうに真を見ると分っているとばかりに頷く。
そうこうしている間に離れに着いた。
優が扉を開けると「お嬢様と奥様がお待ちです。中にお入りください。」と促される。
俺は期待と不安を胸に離れに入った。
室内にはお嬢様らしき若い女性とまだ40前半であろう、とても子持ちとは思えない、プロ
ポーションの奥様がいた。
「こんにちは。海堂流牙です。よろしくお願いします。」
「こんにちは。家内の理沙です。理沙って呼んでくださる?奥様だと老けている様で嫌な
の。」
「私は友里。早速だけどそれ、脱いでくれる?」と友里お嬢様が言う。
ぬぐ?
予想外の質問にとっさに意味が理解出来なかった。
「うふふ。貴方の事はそれなりに調べてあるの。学業もスポーツも優秀である事は分って
いるし、そこの大きさとかも。だから実地で確認したいのよ。貞操ベルト、外せる様にし
てあるわ。」今度は理沙奥様が言う。
言われている意味は分ったが、美しい女性二人にいきなり全裸を見せるのは抵抗がある。
直ぐに上半身は脱いだが、下半身の方なかなか踏ん切りがつかない。
友里お嬢様がこちらに来る。俺の前に来ると「きをつけ。」と命じる。
俺は両足を軽く開くと手を後ろに組んだ。
このポーズは男性が無防備に股間を任せる事で女性に敵意が無い事を示すポーズである。
どごっ。
お嬢様の膝蹴りが俺の双玉を直撃する。
「うぐぁぁぁ。」
激痛に股間を抑えてしゃがみ込む。
「早く脱ぎなさい。今度は潰れちゃうかもよ?」
俺はまだ痛む股間に耐えながら下半身も裸になる。
俺の、自慢のペニスが露わになる。
きちんと剥けている亀頭はしっかりと張り出し、今は萎えていて10cm程だが、勃起時には
18.6cmにもなる。
「感心感心。しっかり鍛えてあるわね。」奥様が体を撫でると友里お嬢様は俺の性器を確
認する。
「結構大きいのね。玉も大きく一杯詰まっている感じだし。くすっ。まだペニス触ってな
いのに。」
俺のペニスは完全に勃起していた。
「元気がいいのね。亀頭の段差もしっかりついてるし。」
「あ、あぁぁ。」俺は軽く扱かれただけにも関わらず射精してしまった。
「どうかしら、理沙さん。彼は。ちょっと早いみたいだけど。」
「そうねえ。顔も体も良いんだけど。早いのは。」
このままだと騎士になれないかもしれない。
俺は射精の快感が残るペニスを慌てて扱き、直ぐに勃起させる。
「大丈夫です。ほら、もうカチカチです。少し位早いのは回数でカバーしてみせます。」
「じゃあ、どれくらい射精出来るか頑張って貰おうかな?」
それから俺は一滴も出なくなる程二人に責められた。
すっかり俺はダウンしていた。
「さてと。真君、去勢の覚悟は出来てる?」と理沙奥様が言う。
「はい。この屋敷に来る時から去勢される覚悟でしたから。」真が言う。
「今からでもいいかしら。」
「は、はい。」流石に直ぐとは思わなかったものの真は了承する。
簡易手術室に案内された真はそこで全裸で固定される。
股間には愛らしい包茎ペニスと睾丸が垂れ下がっている。
真はXX男子である。
XX男子とは性染色体がXXにも関わらず男子として生まれてきた者達で総じて生殖能力が低
い。普通に子供を作れるのは一割にも満たない。
例えば真のペニスはXX男子の中では大きい方に位置するが、それでも勃起時に10cmに届か
ない・・・つまり流牙の平常時よりもやや小さいのである。
性交可能な大きさまで育たなかったり、十分な量の精子が出来なかったりするのだ。
真の去勢手術は麻酔無しで行われた。
男性器は美容食として人気がある為である。
「まずは陰嚢の切除。」
「#A$%&#Q&」
真は陰嚢を切り裂かれる痛みに悲鳴をあげるが口枷で大きな声は出せない。
陰嚢の切除が終わると二つのウズラの卵大の睾丸が現れる。
真の地獄はここからだった。
「さてと、食べ易い様にしないとね。」
そう言うと女医はメスで真の睾丸の表面を全体的に切れ目を入れる。
睾丸を食べる際に邪魔となる白膜を食い千切りやすくする為だ。
一通り切れ目が入れ終わる。
間断なく襲う痛みが止まり、真は安堵の息を吐く。
だが直ぐに。
「新鮮な睾丸は美容にいいのよねぇ。」そう言いながら理沙奥様が右の睾丸を、「こっち
は私のよ。」左の睾丸はお嬢様が一気に噛み砕き飲み込む。
「#A$%&#Q&」
真はあまりの激痛に気絶する。
「ペニスの方の切断もお願い。こっちは煮込む事にするわ。」
女医は馴れた手つきで真のペニスを、体の内部に埋もれている部分も含めて全て切り出して
みせる。
真のペニスは体に埋もれた部分を含めても流牙の勃起したペニスには及ばない。
「この大きさじゃあこんなもんか。」と友里お嬢様。
「うふふ。流牙君のなら大きいし食べ応えがありそうね。流牙君も去勢しちゃう?」
「気持ちは分るけど。私の騎士なんだから、駄目に決まってるでしょう。」
「夕飯が楽しみね。このペニス、少しは流牙君、真君にも分けてあげる?」
「そうね。折角だから少し位あげようか。」
終わり
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投稿:2009.08.29更新:2009.09.05
藤宮学園物語
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