1、地図から消えた国
国が崩壊しても民族は残る。
隣国の大新帝国に突如宣戦布告された東亜共和国は
瞬く間に国土を蹂躙され、国家としての機能を失った。
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大新民族と東亜民族は元々トルメニア語族が分裂し
現在の位置に定着したので外見こそ同じであるが
定着した地域の気候、地理的要因から異なる文化を築きあげ
更に歴史の積み重ねを経て全く別の民族として確立されたのだ。
2、大新国と東亜国
大新国はその厳しい気候、地理条件から
荒々しい気性を持つ民族として発展してきた。
政治体制は一党独裁制を敷いており
党の長であるものは同時に軍の長であった。
東亜国は温暖で作物が良く取れるという地理条件から
余剰収穫物は貧しいものに分け与えるという習慣を生み
その結果大人しく優しい民族として発展した。
政治体制も自由選挙を確立しており
また戦争を嫌い少数の防衛軍しか持たなかった。
3、大新国の危機
微妙なバランスを保ち、歴史上争うことなく
適度な緊張感のまま外交を重ねてきた二国であったが
大新国の危機で状況は一変する。
大新国の若者の男女比率が男子60に対し
女子40程の比率なってしまったのだ。
これを一大事と見た党本部は暴挙にでる。
すなわち隣国の併合である。
4、殺戮戦争
大新国の目的は土地や資源なのではない。
東亜国の女性である。
目を血走らせた大新国兵士達は東亜国の男性を虐殺した。
幾度となく東亜臨時政府は無条件降伏と殺戮の停止を
大新国に哀願したが受け入れられることはなかった。
大新国の人口は東亜国の2.5倍である。
大新国(の若者)が10人だとすると東亜国は4人。
大新国の男性6人で女性4人に対し
東亜国の男性2人で女性2人。
つまり東亜国の男子は全くの不要なのだ。
5、無条件降伏
東亜国の8割程の男性が虐殺された時点で
ようやく大新国党本部は無条件降伏を受け入れた。
停戦条件は東亜女性国民の大新民族との同化とそのための再教育、
そして残る東亜男性国民の去勢である。
東亜女性国民の性的隷属化という最大のカードを
隠し持つ大新国の要求に
東亜臨時政府は断腸の思いで従うしか無かった。
6、屈服の証
東亜民族の女性達は再教育とともに大新民族に帰属し
東亜民族の男性は速やかに去勢され東亜民族の歴史は途絶えた。
「東亜」という言葉の存在自体許されず、
去勢された東亜の男子たちは「皮娘」と名乗らされた。
身に着ける衣服は全て女子用と義務付けられ
女性ホルモンを投入され徹底した女性化を強要された。
これは元男子であったものが大新国家に逆らうことなく
服従することを証明するためのものとされた。
7、除去率95%
そして極めつけはその去勢方法である。
敢えて包皮は残し、内部の陰茎、海綿体、睾丸のみを除去するのである。
中身の無い皮だけ残された男性器を残すことで
より強い喪失感と男性としての不能感を与えるのである。
そして自身が「皮娘」であることを周囲に一目でわかるように
その男性器の残骸を露出することが義務付けられた。
また陰茎は全て除去するのではなく
包皮内に女性の陰核のように残された。
この陰核に棒状のピアスを埋め込むことにより
性的興奮時に皮ペニスがあたかも勃起したかのように
見えるようになる。
全ては屈辱と屈服を与えるための手段なのだ。
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投稿:2010.02.07更新:2010.02.07
95%
挿絵あり 著者 うっかり 様 / アクセス 5670 / ♥ 16