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僕の股間に生まれ変わったチンコがそそり立つ、太く、固く熱い……まるで別の生き物のようだ。
「すごい! 同じチンコなのに重さが全然違う、指で触れるだけで亀頭が張り裂けそうだ」
「ほら、立派なオチンチンになったでしょう? じゃあお姉さんが試してあげる」
お姉さんはエッチな目つきで僕を見つめながら、Tシャツのすそから美しい乳房を出して見せ付ける。
タイトなジーンズのベルトに手をかけると、下着とともにゆっくりと下ろした……そして大事な部分を指で広げ僕を誘惑する。
「さあ、おいで……」
僕は我慢できずにお姉さんのそこに固く太くなったチンコを押し当て、そして思い切って挿入した、しかし…。
「あれ、あれ、あれ…気持ちよくない…どうして?」
「うわっ!!」
気がつくと、そこは僕の部屋のベッドの上だった。
もちろん股間にチンコは無く、夢精どころかおしっこの穴からは我慢汁すら出ていない。
今の僕の体にはそういう機能が全く無いのだ。
「また夢か、ハァ……」
チンコを取ってからもう三週間、なぜか毎晩お姉さんとエッチをする夢を見ている、とてもリアルな夢だ。
タマも取ったから性欲は無くなるはずなのに、一向にそれは収まらない。
やり場の無い衝動に、ペタンコになった股間や敏感になった乳首を女の子のオナニーのように指で刺激するが、中途半端な快感でますます辛くなるだけだった。
チンコの無い生活も大変だ。
家の中では良いものの学校ではいつもビクビクしている。
もしチンコが無いことがみんなにバレたら、僕の男としての人生が終わってしまう。
またエッチに誘われるのではないかと思い、毎日のように順子から逃げ回っている。
意識しないといつのまにか内股になってしまい、色んな事にも消極的になってしまった。
たとえ小さいチンコでも付いているだけで全然違うんだな、と改めてチンコのありがたみを感じた。
尿道が短くなったようでおしっこも近くなってしまい、慌ててトイレに駆け込むことが多くなった。
チンコを取ってからおしっこの勢いが強くなった。
あきらかに他の男子とは違う音がしてしまう、ついつい音を隠すために、水を流してから用を足すようになった。
「女の子が水を流しておしっこの音をごまかすって聞いたけど、分かる気がするなぁ」
そんなことを考えるのもあと少し、立派に育ったチンコを手に入れられるんだ。
そう考えて股間にチンコの無い寂しい日々を頑張っていた。
チンコが立派になったら順子と別れてお姉さんとお付き合いしたい……本気でそう考えていた。
「一体どうすれば順子と別れられるんだろう?」
幼なじみというだけで小学生の頃に半ば強引に彼氏にさせられて以来、ずっと尻に敷かれている。
確かに女の子みたいな僕を彼氏にしてくれるのは順子しか居ないかもしれない……でも、チンコが立派になればあのお姉さんだって僕と付き合ってくれるかもしれない。
男はチンコで価値が決まるのかも、そうだとしたら……。
次の日曜日、僕は久しぶりに順子の家を訪れた。
見慣れた豪邸に着くと、ちょうど順子が外出から帰ってきたところだった。
「順子……久しぶり」
「何よいきなり! ここ最近学校でずっと無視してたじゃない! どういうつもりなの?」
順子は凄い形相で僕を睨みつける、チンコを取って以来ずっと順子を避けて逃げ回っていたので相当怒っているようだ。
「ごめん、実は大事な話があって来たんだ」
「だ、大事な話って何よ」
いつもと違う真剣な僕の表情に順子が驚いている。
順子の部屋へ上がると、僕は話を切り出した。
「僕、もうチンコとタマが無いんだ……だからもう彼氏になれないんだ」
「え!? どういうこと!? 私をバカにしてんの?」
順子は驚き慄いているが、僕の言った事を冗談だと思っているようだ。
僕は順子の目の前でズボンと下着を下ろした。
「ほら、無いでしょ?」
僕はこれ見よがしに足を開きペタンコになってしまった股間を見せ付けた。
「……」
順子は無言のままその場にへたり込み、小さく震えだした。
「そんな……なんで、どうして……どうして取ったのよ!!」
「だって、手術が嫌なら取って女になれば? って順子が言ったから」
「バッカじゃないの!! ふざけんじゃないわよ!! ウワァァン」
順子は怒鳴りながら子供のように号泣しはじめた、僕もさすがに罪悪感を感じたがもう引き下がれない。
「私はどうなるのよ!! どうすればいいのよ!! もう子供作れないじゃない!! ヒロシと結婚できない人生なんてありえないんだから……バカバカバカ!!」
順子の口から結婚という言葉を聞くとは思っても居なかった。
順子はそこまで僕の事を愛してくれていた? あれだけ強引でひどい扱いだったのに。
「ご、ゴメン! さよならっ!」
僕はたまらず順子の家を飛び出した。
僕は最低な男なのかもしれない、でも今まで虐げられていたのだからと、必死に自分の心に言い訳をした……。
■
チンコを取ってからようやく念願の一ヶ月が過ぎた。
順子はあれからずっと学校を休んでいる、その事に罪悪感を感じながらも僕はお姉さんのお店へと向った。
「こんにちわ」
「あら、いらっしゃい! 元気だった?」
お店の前で楽しそうに花を整えているお姉さんの姿に、僕は心惹かれてしまう。
「立派になったわよ〜、君のオチンチン! やっぱりお姉さんがセックスしてあげようかな〜?」
耳元でお姉さんがそう囁きながら、また僕の股間を指で弄るように撫でる。
「男の子なのにオチンチンが無い生活ってどうだった? 以外と楽しかったんじゃないの?」
「そんな、ぜんぜん楽しくないですってば」
お姉さんとそんな会話をしながら僕はあの店の奥へと通された、するとテーブルの上に僕のチンコが用意されていた。
「す、すごい! これが僕のチンコ?」
まるで白く細いアスパラガスだった僕のチンコは、先っぽもしっかりした松茸のようになっていた。
見えている長さは軽く15センチ以上ある、鉢植えに植えてあるのにビクンビクンと軽く脈打っている。
「約束どおり立派に育てたわよ、お姉さんってすごいでしょ? フフフッ」
「はい、お姉さんの魔術ってすごいです」
「魔術だけじゃないのよ、色んな化学的な栄養をあげてるの」
「え? 化学的?」
「そう、上手く言えないけれど錬金術って感じね、意外とお金がかかるのよ」
「お金?」
「そうよ、お仕事って言ったでしょ? ハイ、これが君のオチンチンを立派にしてあげるのにかかった料金ね!」
「なっ!? い、一億円っ!!」
請求書の金額に驚き、僕はその場にへたり込んでしまった。
「どうしたの? 大丈夫?」
「そんな……一億円なんて大金払えないです、持ってないです」
僕は涙目になりながら、お姉さんに許しを懇願した。
「ふぅん、じゃあ仕方ないわね……このオチンチンはブツンとちょん切って、捨てちゃおうかしら」
お姉さんは優しい表情から一転、鋭い瞳で僕を睨みつけながらハサミを手に取り、僕のチンコの根本を挟み込む。
「やめてっ!! お願いです! 僕のチンコ切らないで! 返して下さい! お願いです! ウゥッ」
僕は涙が止まらずその場に泣き崩れ、そのまま大声で泣き喚いた。
「あらあら情けない、男の子でしょう? しっかりしなさい!」
お姉さんは優しい表情に戻り、僕を抱き起こしてくれた。
「私は代金さえもらえればいいのよ、君のスポンサーさんがオチンチン代を払ってくれるそうよ」
「え? スポンサー?」
「どうぞ、入ってらっしゃい」
お姉さんがそう言うと、お店の奥の部屋から人影が現れた……その姿を見た僕は驚きの声を上げた。
「じっ! 順子っ!?」
「ほんっとにバカなんだからヒロシは……タダでチンコ大きくしてくれるなんて、そんな上手い話があるわけないでしょ!」
「いや、それはその……でもどうして順子がここに!?」
「あのチンコ大きくするパンフ、ここのお店の広告なの!」
「ええっ? でも“男性器増大手術”って書いてあったし」
「あー、最初は“男性器増大魔術”って書いてたんだけど、お客さんこなかったのよね〜……だから、ね! フフフッ」
お姉さんは照れ笑いをしながらそう答えた。
「ヒロシのチンコが無くなったからなんとかしてもらおうと思って、ここに相談に来たのよ……そしたら何よ! このバカ! バカ!」
「……ゴメン」
僕は、ただただ謝ることしか出来なかった。
「まあまあ、とりあえずケンカは後にしてとにかくオチンチンを植え替えましょうね」
お姉さんの仲裁でとりあえず修羅場を逃れた僕は、念願の立派なチンコを手に入れようとしていた。
チンコを取った時と同様にお姉さんが指をはじくと、ベッドと道具が飛んで現れた。
ただ違うのはベッドが二つあることと、今度は服を全部脱いでしまったことだ。
「あれ? ベッドが二つ?」
「これは順子さんの別オーダーだから、代金は気にしないでいいわよ」
「順子の別オーダー?」
僕は恐る恐る隣のベッドに目線を合わせた、そこには僕と同じように素裸になり横になる順子がいる。
「ヒロシ、チンコが無いから別れようと言ったでしょ? あれはどういうこと? ホントは立派にしようとしてたのにさ……」
順子は、凄い形相で僕を睨みつけながらそう言った。
「そ、それは……その、あの……」
「舐めんじゃないわよ? あんたの心もチンコも私のモノなんだからね、覚悟しなさい!」
「順子さん、本当にいいの?」
「はい、覚悟はできてるからやってください」
順子とお姉さんが目を合わせて頷き合う。
「ち、ちょっと、一体何を?」
「大丈夫、ちょっと面白いことよ」
お姉さんはあの呪文を唱えながらスコップを手に取り順子へと歩み寄る。
「女の子のは初めてなのよね。私も女だからちょっと気が引けるわね……じゃあ目を閉じて」
「……はい」
あの順子の怯えた表情をしている、初めて見る表情だった。
お姉さんはスコップを順子の女の子の部分に突き立て、そして僕のチンコを取った時のように抉り取っている。
「あっ! あっ! 怖い……怖いよ、グスッ」
「頑張って」
すごくグロテスクな光景だが、順子が少女のようにおびえる姿にドキドキしてしまった。
やがて順子の下腹部からズルリとその部分が抉り取られた、お姉さんは慎重にそれを鉢植えへと移す。
「大丈夫? よく頑張ったわね」
お姉さんに頭をなでられながら、順子はあのときの僕と同じようにグッタリと脱力し呆然としている。
順子の女の子の部分は綺麗に掘り出され、仮に鉢植えに移植された。
その形はまるで桃のようでとても可愛らしかった。
次にお姉さんは、僕のチンコを鉢植えから丁寧に抜き取った、そしてその出来栄えを確認している。
立派になったチンコとタマの下に根っこのように海綿体が伸びている……全部で長さは30センチぐらいありそうだ。
「あの、それは僕に植えてくれるんですよね?」
「フフフッ、それはどうかしらね〜?」
お姉さんは意地悪そうな笑顔で話をはぐらかす。
予想通り、お姉さんは僕のチンコを順子の下腹部にぽっかり空いた穴に植えてしまった。
「アァン……何か気持ちイイ」
チンコが収まった瞬間に、順子の体はビクンと跳ね、色っぽい声を上げた……それに呼応するようにチンコもビクンと跳ねる。
「あーっ! そんな……そんな……」
僕はその姿を見て、救われようの無い絶望感を感じた。
「あら、そんなに絶望しなくていいじゃない、女の子も気持ちいいわよ」
そのお姉さんのセリフを聞き、僕は嫌な予感がした……そして予感は当たった。
「順子さんの女の子をしっかり預かってあげてね! 彼氏なんだから守ってあげなきゃダメよ? フフッ」
お姉さんは楽しそうに僕の股間のパッチワークを剥がすと、そこにぽっかりと空いた穴に桃のような順子のアソコをそっとはめ込んだ。
「ア! アァッ……アァッ……ンッ!」
順子のアソコが僕の体に溶け込んでくる。
生まれて初めて感じる、すざましい快感が全身を走り、僕は自然に吐息を漏らした。
「あらあら可愛いじゃないの、意外と美少女じゃない」
お姉さんにそう誉められて、悪い気分はしなかった。
「ホントだ、ヒロシ可愛いじゃない! アハハッ」
ベッドから起き上がった順子も僕のことを冷やかす。
順子の股間には僕のチンコがそそり立ち、ビクンビクンと脈打っている。
Cカップの形の良いバストと相まって、妙なエロティックさをかもし出している。
「やっぱりチンコっていいわ〜! 思っていた通りだわ、これは私のチンコだからね!」
そのそそり立った僕の……いや、今は順子のチンコを見た瞬間、僕はおかしな気分になった。
さっきまで順子のだった女の子の部分……おまんこがウズウズする。
その表面のワレメの部分が、我慢汁のような体液で湿っているのがわかった。
「あら~? 自分のオチンチンを見て興奮しているの? 変な子ね〜、クスクスッ」
お姉さんが僕のあそこの異変に気付いて、意地悪そうな表情で冷やかす。
「そ、そんなんじゃないです! そんなことより、これからどうするんだよ!」
僕は順子にそう問いかけた、こんな体ではこの先の人生真っ暗だ。
「どうもしないわよ、今までどおりでいいじゃない、私はチンコがある彼女、ヒロシはおまんこがある彼氏なだけ……でもオッパイは私のよ! あげないからね!」
「二人とも現状維持の魔法をかけているけど、たぶんヒロシくんのおっぱいもAカップぐらいまで膨らむと思うわ」
「そんなのいらないよっ!」
「あら、感じる部分は多いほうがいいわよ?」
「うう……」
話しが上手くかみ合わない……お姉さんと順子の二人のペースで話が進んでいく。
そうこうしていると、ニヤニヤしながら順子が近づいてきて、僕をギュウと抱き寄せた。
順子の勃起したチンコが、ちょうどおまんこに押し当てられ、僕は思わず後に逃げようとする。
「あのさ、ヒロシのチンコとタマは私が持ってるのよ? この意味わかる?」
順子は、勃起したチンコをさらにグリグリと押し付けながら話を続けた。
「もしまた私から逃げようとしたらこのチンコ……バッサリちょん切って、タマも取って踏み潰して捨てちゃうからね!」
「そ、そんなっ」
「私と一緒に居ない限り、あんたは遺伝子残せないんだからね! ちゃんと私の言うこと聞いたら、いつか返してあげてもいいわ、それとも……」
「それとも?」
「それとも……ヒロシが私の赤ちゃん産んでくれる?」
「ええっ!?」
「私はどっちでもいいのよ……(チュ)」
順子はそう言うと僕にキスをした、そして、僕はそのままベッドに押し倒された。
「ちょ、順子……待って! 怖い……」
「何が怖いのよ、この前エッチしたじゃない!」
「だって、入れられるの初めてだから……アッ」
順子が僕のあそこを舌で舐めている、女の子がこんなに気持ちいイイとは思わなかった。
「アァン、私のおまんこって可愛い……興奮しちゃう」
順子のチンコはお腹にくっ付く勢いで、さらに勃起している。
「今度は私の番だからね」
「アッ! 怖い怖い怖い……アァッ!」
順子の熱く固く脈打つチンコが、僕のおまんこに押し入ってくる。
体の中にモノが入ってくるという、あり得ない感覚に自然と全身が硬直した。
僕の大きく立派になったチンコで僕の処女が奪われてしまった……順子の代わりに、女の子として痛い思いをするなんて夢にも思わなかった。
でも、順子に酷いことをしようとした報いだと思うと、僕は自然にそれを受け入れる事が出来た……。
「アァン、チンコ気持ちイイ! 気持ちイイの!」
順子は女の子らしくアンアンと声を上げながら、男顔負けの激しい腰つきで僕を突き上げる。
その順子の背中越しに、温室の立派なチンコを手に取り、その根っこを大事な部分に装着しているお姉さんの姿が見えた……。
その後、お姉さんとエッチをする夢は逆の立場で正夢となった。
僕は翌朝まで、順子とお姉さんの二本の立派なチンコで犯され続けた。
僕は本当にいつか男に戻れるのだろうか? そんなことを考えながら……。
(おわり)
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投稿:2011.09.03更新:2021.02.10
おおきくなあれ(後編)
著者 いち 様 / アクセス 20036 / ♥ 4