大奥秘話
尾張徳川家宗春に雇われた甚平が千代田城に忍び込んだのは真冬の夜だった。
千代田城将軍吉宗はお庭番を紀州から連れてきたという話だった.
その警護の隙をついて甚平は千代田城の大奥屋根裏に忍び込んだ。
勿論、甚平は吉宗の命を狙っての仕事だった。
屋根裏から天井に忍び込み、吉宗の寝所と思われる天井板をずらして寝所を覗いた。
甚平は迂闊にもその寝所を覗いて息を飲んだ。白い体が二つ組み合っていた。
その一人梢は甚平の覗きに直ぐ気が付き、小柄を投げ、その小柄は甚平の肩に突き刺さった。
痛みに重心を失った甚平は天井から真っ逆様に寝所に落ち気を失った。
寒さで気が付いた甚平は自分が大の字にで床に縛り付けられているのが解った。
「気が付いた様じゃな」梢と乳繰り合っていた上籠滝が言った。
「はっ、その様で御座います。」梢は先程の痴態とは別人の様に応えた。
「ではこの者が誰の命で忍び込んだか聞き出すのじゃ。」上籠滝は梢に命じた。
梢は甚平の傍に来ると、
「正直に申せば、それなりに痛い目には遭わずに済むがお主は誰の命を受けたのじゃ?」
その様なことを尋ねられて、忍者の甚平が答える訳はなかった。
無言の甚平に梢は冷たく言い放った。
「ではお主の体に聞くことになるのじゃが、男の子(おのこ)が耐え切れるかのう。」
言いながら、梢は甚平の体に付いていた最後の布切れ、褌を外した。
梢の冷たい手は甚平のふぐりをむんずと掴んだ。
「ここが男の子の急所じゃの。」甚平は梢の冷たい掌を感震え上がった。
その冷たさからでは無く、何をされるか気が付いたからだった。
「儂は何もしゃべらんぞ。」甚平は強がった。
それをあざ笑うかの様に梢の掌に力が込められた。
幼少の頃から武道に長けて、大奥に入る事に憧れていた梢の握力は並の男よりも勝っていた。
その力一杯のふぐり握りで甚平は口から泡を吹いて気を失った。
「たわいもないものよのぅ。」上籠滝は梢の所作に満足だった。
こんな小娘にあっけ無く気を失うとは、大した刺客では無いと思った。
特に小太刀が得意で大の男を相手にしても勝ちを納めることが多かった梢が
又小柄を抜くと、いきなり甚平のふぐりに突き立てた。
「ぎゃぁーーーー」。気を失っていた甚平の口から凄まじい叫びが出た。
「気が付いたかえ。」小柄を甚平のふぐりに突き刺したままの梢が言った。
「お主の雇い主を言わねば、まだまだこの痛みは続くぞ。」と梢は言って、小柄を捻った。
「うぐぅーー、うぐぅーーー。」
獣の様な声を出して甚平はのたうちまわったが、大の字に縛られていては何も起こらなかった。
「強情な奴よ、男の子では無くなるぞ。」
梢は右の玉から小柄を抜くと左の玉に小柄の切っ先を当てた。
甚平はその痛みの恐怖で何も考えられなかった。
「ではもう一度聞くぞ、雇い主は誰じゃ?」甚平は無言だった。
「やむを得ぬな。」梢は甚平の左の玉に当てていた小柄をそのまま手前の引いた。
ふぐりがパックリ口を開いた。
甚平にはふぐりを切り開けるのは我慢が出来る痛みだったが、
梢が切り開いたふぐりに指を突っ込み玉を引きずり出されると、
寒い冬にも関わらず脂汗が吹き出した。
「止めろ!」
「ならば白状せえぃ!」
と言うなり梢は引きずり出した左玉を思いっ切り握りしめた。
「うぐ、うぐ、うぐ〜。」甚平はくぐもった声を上げた。
「面倒じゃのぉ〜、宗春からの刺客であろうが。早よう先程の続きを、梢の淫汁を飲ませてたも。」
上籠滝は横から口を出し、梢の股間をまさぐった。
「上籠様、急ぎまするので手をおどかせ下さい。」
「梢、お前のここは沼地のようじゃの、ヌルヌルじゃ、男の子をいたぶるのが好きじゃのう。」
梢の股間は確かに濡れに濡れていた。
図星をさされ梢は掌に力を入れてしまった。強い握力の梢の力はずば抜けていた。
(ぐちゅぅ〜)という音が聞こえると共に甚平は気を失った。
「潰れてしまったのか?」上籠滝は梢の手元を見た。
梢の掌には熨斗烏賊の様にになった甚平の左玉があった。
「申し訳ありません、潰してしまいました。」と言いつつ、梢はふぐりから先程小柄を突き立てた右玉を引っ張りだした。
「こちらはもっと痛みを与えて白状させます。」
梢はゆっくりと力を込め引っ張った。
玉と繋がる精索を玉毎引っ張られて、甚平は気がつくと共に痛みに肩で息をし始めた。
「こちらは潰さぬ様にしてやるから、白状せい。」
梢は右玉を親指と人差し指で摘み、力を入れたり抜いたりした。
力が入る度に甚平の口からうめき声が漏れた。
その様子を見ていた上籠滝は懐剣を抜くと、梢が持って引っ張ったり緩めたりしている精索に刃を当てた。
「これが最後じゃ。お主は誰に頼まれ上様のお命を狙ったのじゃ、白状せねば切り取るぞぇ。」
甚平は観念して「尾張様」と言い終わらぬうちに、上籠滝の手に力が入った。
玉はあっけなく甚平の体から離れ梢の手の中に納まった。甚平は気を又失った。
梢は切り取られたばかりの玉の温かみを感じ、太股に淫汁を滴らせた。
「梢、ふぐりの全てを切り取ってしまえ、上様のお命を狙った男の子など楽に殺してはならぬ。男の子では無くして、生張り型として使い回しやり殺すのじゃ。
見よ、ふぐりに痛みを感じながらこやつの魔羅は大きくなっているではないか。
良き生張り型としてつかえるぞぇ、梢にも使わせてやる故に良き生張り型にするのだぞ。」
「上籠様、かしこまりました。立派な生張り型に仕上げ間する。」
梢は小柄を使い回し、甚平のふぐりを切り取った。
ふぐりを無くした甚平は魔羅のみを残されて、夜な夜な大奥の女の子の生張り型として使われ精を抜きに抜か
れた。
その後何人かの刺客が送り込まれたが・・・、ふぐりを切り取られ皆生張り型として魔羅が立たなくなるまで 使いまわされたとのことであった。