細く入り組んだ小路が続くいつもの帰り道。
18年近く住んでいるのに未だに知らない景色を見ることもある、ちょっとしたダンジョンだ。
「あれっ? しん君、また道に迷っちゃったの? 」
「あ…みほ姉さん、こんにちは。」
「こんなに大きくなったのに、しっかりしないとダメじゃない…それとも私に会いに来てくれたのかな? 」
迷い込んだ裏小路に面した木枠の窓越しにみほ姉さんが僕に声をかける、部屋の奥の扇風機の風でその薄手の白いワンピースが揺れている。
僕がみほ姉さんに初めて出会ったのは中学1年生の頃だった、あれから数年経つけど相変わらず美しく、そして可愛い。
「そ、そんな…違いますよっ。」
「なぁんだ、残念。」
みほ姉さんはプイッと横を向いて怒った顔をしながらもそっと窓から手を伸ばしてくれた。
「今日も寄っていくんでしょ? 」
「う、うん…。」
僕は裏小路に靴を脱ぎ捨てるとみほ姉さんに手を取られ部屋へと招き入れられた。
初めて招き入れられた頃と何も変わらない質素な部屋。畳の匂いがとても心地良い。
みほ姉さんは奥の部屋の冷蔵庫から麦茶を用意して小さなテーブルに出してくれた。
「ちょっと久しぶりね? 」
「うん、部活が忙しくて遅くなると大通りを帰るから。」
「そうなんだ、遅くまでデートする彼女でも出来たのかと思っちゃった。」
「そんな…違うよ。」
「そうなんだ…じゃあ今日もお姉さんに悪戯…して欲しいよね?」
「…うん。」
みほ姉さんはクスっと笑うとテーブルに飲みかけの麦茶を置き僕を後ろから包むように抱擁してくれた。
その白い指先でズボンの上から僕のちんぽの形を確かめるように優しく揉みほぐす、僕は少し俯き小さく吐息を吐く。
「アッ…。」
「あら? もうちんぽが硬くなってるじゃない、硬いまま歩いていたの? ヘンタイね。」
「そんな…僕ヘンタイじゃないよ、アッ…。」
「こうやってお姉さんにちんぽを揉まれて吐息を吐いてるじゃない…ヘンタイよ。自分でちんぽ出しなさい…ヘンタイしん君。」
僕はみほ姉さんの視線を受けながらズボンと下着をゆっくりと下げ、完全に勃起したちんぽを露にした。
ちんぽが露になる瞬間、プルンと撥ねるその姿を見てみほ姉さんはクスクスと笑う。
「ウフッ…いやらしいちんぽ。ずいぶん大きくなったわね…最初はあんなに可愛かったのに。」
「だって…。」
帰り道に迷い初めてみほ姉さんに出会い、生まれて初めてちんぽを悪戯をされたあの頃に比べると僕のちんぽは倍近く成長しているだろう。
「そうだ、今日は久しぶりだから計測しましょうね。」
「えー…恥ずかしいよ。」
「だーめ! キチンと測りましょうね、ウフフ。」
お姉さんは僕のちんぽから手を離すと少し年季の入った机の引出しを開け、そこから竹のものさしと小刀を取り出した。
そのものさしには数箇所、小刀で付けられた傷が付いている…僕のちんぽの成長記録だ。
「ウフフッ。しん君のちんぽは何センチになったのかなぁ? 」
無邪気な表情で前かがみに座るみほ姉さんの胸が視線に入った。
「(えっ!ブラジャー付けてない!?)」
ワンピースの胸元の隙間に形の良い乳房とピンク色をした乳首が見えてちんぽがピクンと反応する。
「あっ! 今お姉さんの胸見てたでしょ? エッチ。」
「そんな、見てないよ! 」
「うそ、ちんぽが見たって言ってるわよ?ほら…。」
僕のちんぽは張り裂けそうにビクンビクンと脈打ち熱を帯びている。
みほ姉さんは意地悪そうな笑みを浮かべながらちんぽにものさしを当て、先っぽの部分に小刀で傷をつける。
そして今度は小刀をそのままちんぽの付け根へと当てがった。
「お姉さんの胸を見て喜んじゃうエッチなちんぽはこれでちょん切っちゃうからね! 」
「そんな! ちんぽ切らないで! 」
「クスクスッ!…見て、しん君のちんぽ15センチになってるわ…凄いわね。」
「す、凄いのかな? 」
「凄いよ、もう大人よ…しん君。」
憧れのみほ姉さんにちんぽを褒められた僕は最高の気分だった。
「可愛いちんぽね」と言われ続けていたことが遠い昔のことのように感じた。
「もう大人だから、手でしてあげるのは卒業ね。」
「卒業? 」
「そう、卒業…。」
みほ姉さんは少し寂しげな表情でそう言った。
そしてワンピースの裾で僕に見えないようにしながら恥ずかしそうに下着を下ろすとそのまま僕の上に覆いかぶさってきた。
「みっ、みほ姉さん! 」
「ウフフッ、ちんぽは大人なのに…お顔はまだ可愛いのね。(チュッ)」
みほ姉さんは僕に覆いかぶさったまま顔を撫でるとそのままそっと唇にキスをしてくれた。
憧れのみほ姉さんとキスをしている…それだけで僕は射精しそうになった。
「みほ姉さん…。」
「なぁに?」
「僕…みほ姉さんのこと好き。」
「ウフフッ…そんなことわかってるわよ。」
みほ姉さんはそのまま僕の両手を取るとワンピース越しに乳房に導き可愛い吐息を漏らした。
「アッ…んっ…どう? お姉さんの胸…柔らかいでしょ? 」
「うん、凄く柔らかい…。」
僕は初めての乳房の感触に唾を飲んだ。ドキドキして指先が小刻みに震えてしまう。
興奮しながらも形を確かめるように優しく揉み始めるとみほ姉さんは恥ずかしそうに俯きながら吐息を吐く。
「ハァッ…あんっ…気持ちいいよしん君…。しん君のちんぽ…硬いわ。」
「あっ…みほ姉さんの…感じる! 」
ワンピースの下に隠れた見えない所で僕のちんぽがみほ姉さんの大事な部分に触れているのがわかった。
暖かく湿ったその部分が僕のちんぽの上で前後に動いている…まだひとつになっていないのに、それだけで僕はもう射精しそうになった。
「ああっ! みほ姉さん! 僕もう…出ちゃうよ! 」
「ア…ん…まだ…ダメよ…しん君、頑張って…アッ。」
みほ姉さんは少し体を起こすとそのまま僕のちんぽを大事な部分へと導いた。
「あぁん! しん君! 感じて! 」
みほ姉さんが今までになく強い力で激しく僕を抱きしめる。僕も必死に抱き寄せてあげた。
僕は初めて女性と…憧れのみほ姉さんとひとつになった。
「みほ姉さん! 」
「しん君…アンッ。」
僕はそのまま抱きしめ合い激しくキスをすると我慢できなくなりみほ姉さんの中に今までにない量の精液を吐き出してしまった…。
みほ姉さんも果てたように僕に覆いかぶさりぐったりとしている…ひとつになったまま。
「しん君…気持ちよかった? 」
「うん…最高に気持ちよかった。」
「そう…お姉さんも最高に気持ちよかったわ。」
みほ姉さんは何度も軽くキスをしながら僕に問いかける。
「ねぇ、しん君…ずっとずっと…お姉さんとこのままでいたいでしょ? 」
「うん…ずっとみほ姉さんとこうしていたい。」
「良かった…私もずっとこうしていたいわ、しん君…。」
みほ姉さんが再び激しいキスをして強く抱きしめる。そして繋がったままの僕のちんぽが硬さを取り戻し、二回目への期待をした瞬間だった。
(シュパッ)
何かを欠き切る音と共に僕とみほ姉さんの体がずれた。
「ごめんね、しん君。でもこれでしん君とお姉さんはずっとずっと一緒になれたのよ…見て。」
そう言いながらそっと立ち上がりワンピースの裾をゆっくりと上げると、みほ姉さんの大事な部分が露になった。
「ほら…しん君のちんぽ…お姉さんのここに入ってるでしょ? …いやらしいちんぽが。」
「えっ!? 」
そこにはみほ姉さんの大事な部分に挟まれた楕円形の赤い断面が見えた。畳にはあの小刀が落ちている。
ふと下に視線を下ろすと、そこには同じ赤い楕円形の断面が見えた…間違いなくみほ姉さんの中のそれは僕のちんぽだとわかった。
「あ………あっ………。」
痛みも無く血も出ていないなんて…それ以上に僕はちんぽを失った衝撃に言葉を失いその場で動けなくなった。
「ウフフッ…そんなに驚くほど嬉しいの? じゃあご褒美ね…。」
そう言うと切り離した僕のちんぽをゆっくりと大事な部分に出し入れし始めた。ちんぽは大きさも硬さも勃起したままだとわかった。
「アァン! 感じて…しん君。」
「あっ…。」
切り離されたはずなのに…ちんぽの感覚が体の芯まで伝わってくる。赤い断面が熱を帯び軽く隆起して脈打つのがわかった。
先ほどの初体験よりももっと激しく快感が突き上げてくる。僕はそれに耐えられず一気に射精した。
「んっ…あぁっ! 」
射精感で残されたタマがグイッと持ち上げられ僕は赤い断面の縁からドクンドクンと大量の白濁液を吐き出した。
「ウフフッ…こんなに沢山…感じてくれて嬉しいわ。(クチュ…)」
みほ姉さんは切り取ったちんぽを大事な部分へと押し込むと腰を下ろし、僕の赤い断面の白濁液を舐め取ってくれた。
その断面を舐められると今まで味わったことの無い快感が全身に走り僕は気が狂いそうになった。
「アッ! あぁああああっ! そこ…気持ちいい…あぁっ! 」
「ウフフフッ…これからもずっとずっと悪戯しちゃうんだから…ずっとよ…しん君…大人になっても忘れないで………。」
みほ姉さんの言葉を聞きながら僕はあまりの快感に気を失っていった…。
ふと気が付くと僕は裏小路に横たわっていた。乱れていたはずの服も整っていた。
確かに同じ場所なのにみほ姉さんがいたはずの窓は固く閉じられ、部屋には何も無く生活感も感じられなかった。
「そんな………あっ! ちんぽっ! 」
慌ててそこに手を当てるとズボンを下げるまでもなくちんぽが無くなっていることがわかった。
「そんな………みほ姉さん…。」
僕は憧れのみほ姉さんに童貞とちんぽを奪われてしまった…。
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僕はあの日から毎日裏小路に通い続けている。
何度も何度もその場所に立つ、しかしあの窓は開かず部屋の中には何も無い。
それでも僕はみほ姉さんが傍にいることを感じる。いや、感じさせられている。
家にいる時だけでなく授業中でも、友達と遊んでいるときでもそれは容赦なく襲ってくる。
赤い断面越しに感じるみほ姉さんの大事な部分の感触だ。
その快感に打ち勝てない僕はすぐに駆け出しトイレなどで射精するしかない…。
ちんぽの断面からまるで女の子のように座ってオシッコをしているとみほ姉さんが笑っているような気配を感じることもあった。
クラスの女の子と仲良く会話しているときには歯でガブリと噛み付く痛みを感じる…きっとみほ姉さんは何処かで僕を見ているのだろう。
そして終わることの無い悪戯で僕を苦しめている。
「もう一度会いたい、会いたいよ………みほ姉さん。」
(おわり)
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投稿:2012.06.14更新:2019.05.16
悪戯
著者 いち 様 / アクセス 18579 / ♥ 1