失恋した。3年間付き合ってきた彼女と別れることになった。原因は性生活にあった。オナニーのしすぎで遅漏だったり、肝心な時に立たなかったりと、男としての機能に問題があったのだ。
そして何より、彼女からは「あなたみたいな優柔不断で男らしくない人とは付き合っていけない」と言われ自信喪失中の、26歳営業の会社員だ。僕は失恋したことをきっかけに仕事にも実が入らず、会社もやめてしまった。明日からとりあえず失業保険と貯金が数十万もっとためておけばよかった。と後悔しても時すでに遅し。やっぱダメな男なんだと思う毎日。でももしかして僕は女に生れていればもっとまともな人生だったんだろうかと思ってしまい、面白半分で新宿にあるオカマ街へと繰り出す。
「あの〜面接に来たんですけど」
と門をたたく。15分くらい面接をしてそこのママに
「君なんかかわいいわね。じゃあ明日から来てもらえる?」
すぐに採用を貰う事が出来たのだ。普段は男として過ごしているが、店に居る時は女の子として振る舞っている。容姿も言葉づかいも。そして勤務して1カ月が過ぎ、給料日!初任給は20万程度だった。まぁまぁ上々だった。ここはオーナーが元々の女性で30歳とそれなりに若く、10人程度働いているオカマがいるんだが、成績上位3名は月給100万円を超えていた。僕はそんなに給料がもらえるのは羨ましいなとは思いながらも、ただ上位は性転換手術済みのオカマ僕のように竿も玉も付いているようなオカマはあまり成績上位にはなれないようだ。
常連のお客さんがいつも来てくれるようにはなった。最近よく指名してくれるのは彼氏との恋愛相談で良く訪れるあゆみちゃん。もちろん本物の女の子で若い
「今日も彼氏とうまくいかなくてね」
僕が男視点の事を交えて話すと良く納得してくれる。
「君は女の子の気持ちも男の子の気持ちもわかってすごいね」
とほめてくれる。
後は27歳の看護師2人組の女性も僕の常連客でいる
「リサちゃんはホント可愛いねホントの女の子みたい」
僕はこの店ではリサという名前で働いている。そして僕の股間を服の上からではあるが掴んで
「まだこんなの付いてるの?うちの病院で去勢手術する?女の子にこんなの付いてないでしょ?」
何て言ってくる。そして働いて3カ月目くらいのある日の事だった。僕の後輩の鉄平(店名:エリ)が性転換手術をしたのだ。
「お前女になったのか?」
「うん。」
と言って股間を見せてもらったが、女そのものおっぱいも膨らんでかわいらしくなっている。そしてこの店には異様なシキタリがあった。摘出した性器をお客さんに振る舞うのだ。振る舞うといっても料理して提供する場合もあれば、加工してプレゼントする場合もある。それはその場で臨機応変に対応することになったいる。
そして、後日エリの女性化記念会が行われた。
司会はオーナーが務めることになった
「みなさん、エリの記念会にお集まりいただきありがとうございます。おかげ様でエリは女としての人生をスタートすることができましたわ。そして同時に不要になった性器もここで皆さんの為に使いたいと思います。睾丸は生でスライスして皆さんに振る舞いますわ。そして、ペニスは本人の希望もあって、加工してお店で飾らせていただいて、今月一番、来て頂いたお客様にプレゼントします〜」
そしてペニスは額縁に入れられ、店の玄関に飾られる事となった。睾丸は薄くスライスされて各テーブルに配られる。
この日来ていた僕のお客さんと言ったら、看護師の二人だった
そしてテーブルにオーナーが来る
「エリの記念式に来てくださいましてありがとうございます。これエリちゃんのタマタマをスライスしたの。美味しいのでぜひ食べてくださいね」
皿には人数分の薄くスライスされた、3切れの睾丸がある
「いただきまーす」と看護師の亜美さんが言って食べる。
「どうおいしい?」と同僚の麻里子さんが聞く。
「あっコリコリしてて美味しいよ。口の中でとろけてクリーミー」
「じゃあ私も!」
と麻里子さんは恐る恐る口に入れた
「なんか不思議な味。ちょっと生臭いかも。リサちゃんも食べてみなよ」
「わたしは・・・」
「どうしたの?あっわかった。自分にも付いてるから痛々しくて食べれないんでしょ?」
「あっはい」
「そっかまだ付いてるんだっけ。リサちゃんも早く取っちゃいなよ。要らなくなったモノは私にちょうだいよ。ねっいいでしょ?なんかおちんちんの方も食べてみたいかも」
「う〜ずるい。私も欲しい」
「ねぇ暗いし、リサちゃんのとこ見せてよ」
といって僕のスカートを下ろす。パンツからもっこりしている
「もっこりしてる〜。」
といってパンツまで下ろされた。
「意外と立派なモノ持ってるじゃない」
つづく
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投稿:2012.08.27
オカマバー
著者 あさくら 様 / アクセス 13516 / ♥ 7