◆朝の御勤め
「おはよう、ケイ君」
その聞きなれた声に僕は全身をビクッと震わせ目を覚ました。
そして、木製の粗末なベッドから飛び起きると起立して挨拶をする。
「ミコト様、おはようございます」
「ウフフ……今日もイイ子ね、大好きよ」
清廉で美しい巫女の姿をしたミコト様の瞳が僕を捕える。
ミコト様は寝起きで大きく起ちあがった僕のチンポを笑みを浮かべながら見つめている。
去年ここに連れて来られた日から、僕は服を着る事を一切許されていない……。
(ガチャリ)
鍵が外され木製の格子扉が開かれると、僕は何時ものように武装した二人の女性に手枷をはめられ外に出る準備をする。
二人の女性は、僕の起ち上がったチンポをチラリ、チラリと見つめながら淡々と事を運ぶ。
「さぁ行きましょう、ケイ君」
「はい、ミコト様」
毎朝通る廊下に同じような部屋が数多く並んでいる……そこには僕と同じ世代の少年たちが幽閉されている。
ミコト様は一刻ごとに少年から精を吸い上げ、その力で神の啓示を行うと言う。
僕は毎朝、この時間のミコト様のお相手をする当番だ……朝の御勤めとも言えるだろう。
「あら、どうしたのかしら? 元気が無いみたいね……」
「す、すみません! すぐに起たせます!」
朝起ちが解け、ゆっくりと縮んでいく僕のチンポをミコト様は見逃さなかった。
長い間、連日のようにミコト様に吸い上げられ、僕のチンポとキンタマは悲鳴を上げ始めていた。
「ケイ君は、私の事が嫌いになったのかしら?」
ミコト様が悲しそうな表情で僕にそう語りかける。
「ち、違います! 少し、少し疲れているだけです!」
「そう……」
少し険悪な雰囲気のまま、僕はいつも通りミコト様の寝所へと歩みを進めた。
今日もまた毎日繰り返してきた辛くとも気持ち良い、いつも通りの朝の御勤めが始まるだけだ……。
この時、僕はそう思っていた。
◆誘惑、そして監禁
毎日射精することがこんなに苦しい事だと感じるだなんて。
ここに連れて来られた頃は全く想像すらしていなかった……。
あの日、僕はコンビニでバイト先を探すために求人誌を立ち読みしていた。
「君、仕事を探しているの?」
「えっ? はい……」
「君みたいな若い男の子なら、凄く良い仕事があるんだけど……どうかしら?」
僕は淡い色のスーツを着たショートカットの似合う若い女性に声を掛けられ、特に断る理由もなくその女性の話を聞く事になった。
そして僕はそのまま事務所のような場所に連れて行かれた。
「あの……」
「フフッ、お姉さんでいいわよ。君は?」
「僕は間宮恵一って言います」
「そう、じゃあケイ君でいいわね」
「え? は、はい……お姉さん、一体どんな仕事なんですか?」
「大した事ではないわ、ケイ君が毎日している事をするだけよ」
「毎日?」
「そう、毎日してるでしょう? オナニーを……フフッ」
「えっ!?」
お姉さんに面と向かってオナニーと言われて僕は少し動揺した。
「その力を、あるお方に捧げて欲しいの」
「えっ? 力って?」
「男の子の力よ……そこ……オチンチンには凄い力がみなぎっているのよ」
お姉さんはそう言いながら僕の股間へと手を伸ばし、ズボン越しにチンポをギュと握りしめてきた。
「あっ! ちょ、ちょっと待って!」
心ではその手を振りほどこうと思ったけれど、その優しい指先の感触に負けてしまい僕のチンポは大きく起ち上がった。
「ほら、凄い……こんなに堅くなって力が溢れてるわ」
そう言うと、そのままいやらしい手つきで僕のチンポをリズミカルに握りはじめた。
(ギュッ、ギュッ……)
「あ!? 待って! そんなに握ったら……出る!」
「どう? オチンチン気持ちいいでしょう?」
「あ、うっ……ま、待って待って待って! あああっ!」
(ドクンドクンドクン……)
「あああっ……」
「ああっ、凄い力だわ……オチンチンがドクンドクンって震えてるわ」
僕はお姉さんにズボン越しにチンポを握られて、そのまま射精させられてしまった……。
男として物凄い屈辱感を味わったと同時に、最高に心地よい不思議な感覚に包まれた。
しかし次の瞬間、その感覚から引き戻された。
「ああ……気持ち悪い」
精液でベトベトになった下着とズボン、その気持ち悪い感触が僕を襲う。
「フフッ、ゴメンネ。まさか握っただけで出しちゃうとは思わなかったから」
お姉さんのセリフが僕の心に突き刺さる。
「着替えないと……」
「その必要はないわ」
お姉さんは僕の背後に立つと、そのまま僕の服を脱がそうとし始めた。
「えっ!? お姉さん……」
「あら、君は男の子でしょう? もっと気持ちいい事……したくない?」
「もっと気持ちいい事……」
「そうよ、もっと気持ちいい事……フフッ」
僕は背後で胸を押しつけながら耳元で囁くお姉さんの誘惑に勝てなかった……そのまま自ら服を脱ぎ捨て、全裸になってしまった。
もっと気持ちいい事への期待で、僕のチンポはヘソに張りつくほど起ちあがり、ビクンビクンと脈動している。
その僕の体を上から下まで指先で撫で、ジッと見つめながらお姉さんが呟いた。
「素敵な体……きっとミコト様もお喜びになられるわ」
「ミコト様って?」
お姉さんは僕の質問に答えず、僕からそっと離れた。そして次の瞬間、僕の背中で電撃がさく裂した。
(バチン!)
「うぐっ……」
僕はそのまま気を失ってしまった……。
◆聖贄楼
次に気が付いた時、僕はこの部屋に居た。
「うう……あ、あれ? ここは一体……」
そこは4畳半ほどの広さしかない木の壁の部屋だった。
手洗い、トイレ、ベッド……最低限の生活必需品は揃っている。
「気が付いたようね、聖贄楼へようこそ」
「あっ! あの時の!」
鍵がかけられた木製の格子扉の向こうから、あの時のお姉さんが声を掛ける。
「何をするんだ! ここから出せ!」
「それは無理よ、あなたはミコト様のモノ。ずっとここで過ごすのよ」
「ふ、ふざけるな!」
僕はあまりの不条理な状況に激高して怒鳴った。
「あら、あんまりお行儀が悪いと、大変なことになるわよ?」
「た、大変なこと?」
「そうよ、男の子にとって大変なこと……フフッ」
(パチン)
お姉さんが指を鳴らすと、短刀で武装した女性が二人現れた。その容姿はまるで時代劇に出てくるくノ一のようだ。
二人の女性が格子扉の鍵を開けると、僕はあっと言う間に床へとねじ伏せられた。
「はっ、はなせっ!」
「歯向おうなんて思わない方がいいわよ、いくら若い男の子でも鍛錬したその子達にはかなわないから」
僕は手枷を嵌められ、無理やり部屋の外へと連れ出された。
「お行儀が悪い男の子がどうなるか、今から見せてあげるわ」
いくつかの行燈が照らすうす暗い廊下を進むと、その先に大きな扉が現れた。
扉の周囲には長い槍で武装した門番の女性が幾人も立ち、厳重に警備されている。
お姉さんはその扉の横にある小窓を開いた。
「さぁ、見てごらんなさい……」
僕は息をのみ、恐る恐る小窓を覗きこんだ。
「あれは……」
小窓の向こうには、紅白の生地に金銀の煌びやかな装飾が施された巫女姿の美しい女性がいた。
美しく長い髪は綺麗に整えられ、その美貌は遠目に見てもゾクッとする程だった。
「あのお方がミコト様です、絶対に逆らってはいけません」
お姉さんは先ほどまでとは全く違う敬語口調で僕に諭した。
ミコト様と呼ばれる女性の前には口枷を嵌められた少年が磔にされている。その異様な光景に僕は再び息をのんだ……。
「あの少年はお行儀が悪いから、今からお仕置きを受けるのです」
「お、お仕置き?」
ミコト様は少年のチンポをゆっくりと引っ張り上げ、そのまま口に含んだ。
少年はビクッと体を震わせると、苦しそうな吐息を吐きながら全身を悶えさせる。
ミコト様がチンポから口を離すと、先ほどまで萎えていた少年のチンポがかろうじて起ち上がった。
そのチンポとキンタマの付け根には紅白の組紐が結び付けられているのが見えた。
「あれがお仕置きだって?」
ただのくだらない淫乱な儀式にしか見えなかった僕は、半ら笑みを浮かべてお姉さんに問いかけた。
「黙って御覧なさい!」
お姉さんは怒りの表情で僕を叱りつけた。
再び中を覗くと、ミコト様は左手で少年の頬を優しく撫でながら何かを語りかけているように見えた。
そして次の瞬間、ミコト様の右手に握られた何かが光った。
「かっ、鎌!?」
ミコト様の右手には鋭く輝く鎌が握られ、そのままヒュッと振り下ろされるのが見えた。
次の瞬間……僕は顔を背けてしまった。
「しっかり御覧なさい!」
僕はお姉さんにムリヤリ顔を押さえられ、その残酷な状況を見せつけられた。
ミコト様は無残に床に落ちたチンポとキンタマを拾い上げ、それを両手で少年に見せつけながら何かを語りかけている。
少年は必死に顔を背け涙を流し、口枷から嗚咽が漏れている。
少年の全身の筋肉は時折ビクッビクッと震え、そのショックを物語っていた。
「……そんな、そんな、そんな」
僕はとても信じられない状況に腰が砕け、その場にへたり込んだ。
お姉さんは小窓をそっと閉め、ゆっくりと僕の横にしゃがむとこう語りかけた。
「君はオチンチン……切られたくないわよね?」
「……はっ、はひっ……切られたくない、です……」
「そう、じゃあイイ子にしててね」
お姉さんはニッコリと優しく微笑むと、僕の手を取って起こしてくれた。
そして再び二人の武装女性に背後から締めあげられ、僕は全てを諦めた。
◆ミコト様
再び部屋に戻された僕は、言いようのない不安に包まれたままウトウトと一夜を過ごした。
うす暗い部屋の板の隙間から洩れる光が夜明けを知らせる。
「おはようケイ君……はじめまして」
廊下の方から優しい女性の声が聞こえ、ウトウトとする僕を呼び起こした。
僕はゆっくりとそちらを振り返った。
「!?」
そこに立っていたのはあの残酷なお仕置きをしたミコト様だった。
僕は一瞬で凍りつき、ベッドから飛び起きると、反射的に挨拶をした。
「おっ、お、おはようございますっ」
「ウフフッ……そんなに固くならないでね、私は優しいのよ」
あんな残酷な事をした女性なのに……頭で分かっていてもその美しい容姿と、曇りのない瞳に魅了されてしまう自分がいた。
「そこは……おチンポは硬くしたままでいいのよ、フフフッ」
「あっ!?」
ウトウトとしていたせいか、朝立ち状態のままの僕のチンポをミコト様は照れ臭そうに見つめている。
恥ずかしくなった僕は自然とそこを隠してしまった。
「隠してはダメよ、ちゃんとおチンポを私に見せなさい……それが君の御勤めよ」
「お、御勤め?」
「そう、御勤め……いっぱい気持ち良くしてあげるから。さぁ、行きましょう」
ミコト様がそう言うと、再びあの武装女性が格子扉を開き僕を外へと連れ出した。
僕はミコト様と共にあの扉の部屋へと連れて行かれる。
どうしてもあの少年への残酷なお仕置きが頭を過る、僕のチンポは少し萎えてしまった。
ミコト様は僕のチンポ変化を見逃さなかった。
「あら、緊張しているの? それとも……昨日のあのことを思い出しちゃったのかしら?」
「いっ、いえ……す、すみません」
「ウフフッ、最初は仕方ないわ……でも大丈夫よ。私を愛しなさい、そうすれば私もいっぱい愛してあげる」
「……はい」
「ウフフ、イイ子ね」
ミコト様と僕が到着すると、二人の門番が深々とお辞儀をしながら重厚な扉を開いた。
そこにはあの磔台は無く、広い室内の真ん中にはまるで始皇帝が使っていたような煌びやかなベッドが鎮座していた。
ミコト様は小走りで無邪気にベッドへと横たわり、僕を見つめながらこう言った。
「さぁおいで……ケイ君」
「えっ……い、いいんですか?」
「いいのよ、これがあなたの御勤め……おいで」
僕は恐る恐るベッドへと腰を下ろした。
どうしても昨日の少年の様に、ミコト様が僕のチンポを切るんじゃないかという不安が過る。
そんな不安でギクシャクする僕を見かねたミコト様が僕に抱きついてきた。
「ケイ君、大好きよ!」
「ミ、ミコト様!?」
ミコト様の着ている巫女服はレースの様に薄く、その柔らかい肌触りがダイレクトに伝わってくる。
生れて初めて触れる女性の体の感触、僕はその魅惑に勝てずあっと言う間にチンポが起ち上がった。
「ウフフッ、女の体はどう? 柔らかくて気持ちいいでしょう?」
「はっ……はい」
「ウフフッ、カワイイわね……いっぱい愛してあげる」
「ミコト様……」
(チュ……)
ベッドの上で年上の素敵な女性とファーストキスを迎える、そんな夢の様な現実に僕は陶酔した。
ミコト様はその清廉で美しい巫女服をスルリと脱ぎ去り、白く美しい裸体を僕の目の前に晒した。
生れて初めて目にした乳房にドキンドキンと胸が高鳴る。そして、その先端のピンクの部分に心を奪われた。
ミコト様は恥ずかしそうに右手で大事な部分を覆い隠しながら、僕に問いかけた。
「私の体……どうかしら?」
「す、凄く……美しいです、ミコト様」
「そう、嬉しいわ……」
ミコト様はそう言うと、大事な部分から右手を外してそこを露わにした。
「!?」
ミコト様のその部分には、肌に吸いつくように何かの御札のようなものが貼りついていた。
「ウフフッ……残念でした、フフフッ」
「そ、そんな……残念だなんて思ってない……です」
初めて見るその部分、僕の期待は裏切られた。
しかし、ミコト様の大事な部分の形が分かるほどに密着したお札……僕は十分に興奮していた。
「私は処女なのよ……それが巫女の勤め」
「巫女の勤め?」
「そうよ、男の子のおチンポの力を使って、神様からの啓示をするのよ」
薄々は気づいていたが、ここは何かの宗教的な集団のようだ……そう確信した。
「で、でも処女なのにどうやって……」
「ウフフッ、若い男の子はみんなおチンポを入れる事しか考えないのね……」
ミコト様はそう言うと優しく僕のチンポを握り締め、そこを上下に擦り始めた。
「ミッ、ミコト様!」
「どう? 自分でオナニーするより気持ちいいでしょう?」
「んっ! はひっ……でも、あっ出るっ!」
「出して良いのよ、いっぱい出しなさい」
「あっ!?」
ミコト様は両手で僕のチンポの付け根を揉み上げながら、その先端をゆっくりと口に含んだ。
(くちゅ……ちゅうぅぅ)
「はっ……ああっ! ダメ、出ちゃうよ! ああああああっ」
(ドクッ……ドクンドクンドクン……)
「ああっ! 止めてミコト様っ! チンポ吸わないでっ! あぁあああああっ」
ミコト様は射精した瞬間からその口で僕のチンポを吸い上げ続けた。
尿道の奥の奥まで精液を吸い尽すように……射精でチンポが敏感になった直後のその強烈な吸い上げに僕は悶絶する。
ミコト様は一滴残らず僕の精液を飲み干したようだ。
「はっ、はっ、はっ……んぐっ……はっ、はっ、はっ……」
「ケイ君、大丈夫?」
悶絶し過ぎて少し過呼吸になり苦しむ僕をミコト様が優しく抱擁してくれた。
「いっぱいおチンポの力をくれてありがとうね、ケイ君」
(チュ)
少し精液の臭いがするセカンドキス……と、同時にミコト様の右手が僕のチンポを握り締めた。
「まだまだ沢山、ケイ君のおチンポの力を私に頂戴」
「そ、そんな……僕もう」
「ウフフッ、ダメよ。おチンポはまだ頑張るって言ってるわ」
「ううっ」
ミコト様の強烈な吸い上げで僕の心は満たされていたけれど、チンポは今まで経験したことのない硬さで起ち続けていた。
「素敵なおチンポ……」
(あむ)
「ああっ、くすぐったい!」
「(ンフフッ)」
僕はそのまま一時間以上、ミコト様のお口でチンポを舐め続けられ、そして精液を吸い取られ続けた。
その強引なフェラに何度となく僕は気を失いそうになった……。
「ケイ君? 大丈夫?」
「は……はい、ミコト様」
キンタマと腰に軽く痛みを感じるほど射精したところでミコト様は僕を地獄の様な快感から解放してくれた。
「初めてなのに、良く頑張ったわね……ご褒美をあげるわ」
「ご、ご褒美……?」
ミコト様はそう言うと、その指先で萎えた僕のチンポを優しく揉みほぐした。
敏感になったままのチンポへの愛撫に僕は再び声を上げた。
「ああっ! もう、もうダメですっ!!」
「ウフフッ、これでもダメかしら?」
ミコト様はそう言うと僕の上に跨り、萎えたチンポにお札の貼られた大事な部分を押し当てた。
「あっ! ミコト様! でも、でも……」
「ほら、私のココを感じて……ケイ君」
(チュ)
再び精液の臭いがするキスを交わすと、ミコト様は僕のチンポにグリグリとそこを押し付け始めた。
「あああっ……き、気持ち良い、気持ち良いです、ミコト様」
「ああん……私を感じて……私を感じなさい、ケイ君……あぁん」
キンタマの痛みを感じながらも僕のチンポは大きく膨らみ、そして起ち上がった。
そして、その硬い茎の部分の上をミコト様のそこが……いやらしい形に貼りついた御札が激しく擦り続けられている。
「あぁ、気持ちいいわ……ね? ケイ……君も……気持ちいいでしょう? あぁん」
「はっ、はいっ! 凄く気持ちいいい! ミコト様の……」
「好きよケイ君……私を愛して」
「は、はい、愛してます……ミコト様」
僕も同じようにリズムをとりチンポをミコト様のそこに擦り付ける。
「あぁっ、いいわ……そのまま出しなさい! あっ……んん」
「はっ、はっ……はい、んんっ」
(ドクンドクンドクン)
僕はミコト様とキツク抱きしめい合いながら、ベッドの上で果てた。
今度はミコト様のお口では無く、僕とミコト様の下腹部へと精液が飛び散った……。
「大好きよ、ケイ君」
「僕も大好きです……ミコト様」
「寂しいけれど……時間だわ。また明日ね、ケイ君」
「はい……」
僕は初めての経験でいきなり精液を吸い尽され、憔悴仕切っていた。
しかし、ミコト様とのしばしの別れがとても辛く感じた。
「(ずっとミコト様と一緒にいたい、愛し合いたい……)」
この瞬間から僕はミコト様の魅惑に惑わされてしまった……。
◆変調
「ケイ君……ケイ君?」
「……あっ! はっ、はいっ! ミコト様」
「どうしたの? 今日のケイ君は少し変よ?」
僕はミコト様の目の前でチンポが萎えてしまった事への焦りから、これまでのミコト様との事を思い出しながらボーっとしてしまっていた。
大好きなミコト様と愛し合う、それはとても魅力的だ……でも、僕のチンポは言う事を聞かなくなり始めていた。
ミコト様と一緒に歩いているときにチンポが萎えてしまうなんて……初めて愛し合ったの日以来の事だった。
「さぁケイ君、今朝もおチンポの力をいっぱい頂戴ね」
「はい、ミコト様」
(チュ)
いつも通りベッドでキスを交わし、ミコト様が僕のおチンポを弄ぶ。
その手指の心地よさに僕のチンポは元気を取り戻した。
「いいわ、素敵よ……ケイ君のおチンポ」
「はい、ありがとうございます……あっ」
(ドクンドクンドクン)
いつも通り、ミコト様の吸い込みで悶絶するような快楽が僕を襲う。
いつも通り、ミコト様のお口で尿道の奥の精液まで吸い尽される……。
しかし、その途中で僕のチンポは硬さを失ってしまった。
「(あっあれ?)」
僕は焦って必死にそこに力を入れるが、チンポは見る見る縮んでしまった。
「……ケイ君、どうしたの?」
「す、すみません……すぐに起たせます!」
「そう……私も起たせてあげるわ」
(クチュ……クチュッ、チュウウッ)
ミコト様が一生懸命に僕のチンポを吸ったり、舌で先端を転がし、甘噛みして起たせようしてくれている……しかし、僕のチンポは起たなかった。
「……起たないわね」
「すみません! ごめんなさい! もう少し待ってください!」
いつも優しいミコト様の表情が険しく変わっていくのが分かり、僕は焦り続けた。
そして次の瞬間、ミコト様は手の平で思いっきり僕のチンポを叩いた。
(バシッ)
「痛い! チンポ叩かないでっ!」
「ケイ君、私のことが嫌いになったんでしょう?」
「ちっ、違います! ミコト様が大好きですっ!」
「でもおチンポが私の事を嫌いって言ってるわ!」
(バシッ)
「痛いっ! 違います! ホントに大好きですっ! うううっ」
「じゃあ早くおチンポを起たせなさい」
「そんな……少し時間をくださいっ」
「ダメよ、今すぐ起たせなさい!」
「そんな……ホントに、本当に大好きですミコト様! 愛しているんです!」
僕はどうしようもなく、ただあたふたとして許しを乞うしかなかった。
「……そう、じゃあケイ君の愛を確かめてあげる。これに耐えなさい」
(あむ)
ミコト様はそう言うと僕の萎えたチンポを口に含み、いつものように吸い上げた。その次の瞬間……。
(ガリッ)
「痛いっ! イタタタタタタタッ! ミコト様やめて! チンポ噛まないでっ!」
ミコト様は僕のチンポの付け根に噛みつくと、徐々に歯に力を込め始めた。
コリッ、ガリッと音を立てながらチンポの中身がミコト様の歯で弾けそうになる。
「うわぁあああああああああああっ! 怖いっ! チンポが切れるっ! やめてっ! やめてくださいっ! あああああっ」
僕の叫び声など無視して僕のチンポをギリギリと噛み続けた。
あとほんの少し力を込めたら噛み切れてしまう限界を感じ取った瞬間、男の生存本能なのだろうか、僕は一気に射精してしまった。
(ドクンドクンドクン……)
射精した瞬間、ミコト様は噛むのをやめていつものように精液を一気に吸い尽した。
その歯が離れた瞬間、血流が戻ったチンポ全体に激痛が走った。
「グッ!? あああああっ痛いっ!」
ミコト様は僕の苦痛を無視してチンポから精液を吸い続けている……。
僕はジンジンとする激痛に顔をゆがめながらも、ミコト様に身を任せた。。
尿道の奥まで吸い尽したミコト様が顔を上げると、憔悴した僕の体をそっと抱きしめてくれた。
「ごめんねケイ君……大好きよ」
「ミコト……様」
「いいのよ、ケイ君の愛はわかったわ……おチンポの力が残り少なくなっちゃったのね」
「ミコト様、分かってもらえて嬉しいです」
ミコト様は僕の顔と唇に何度かキスをしてこう続けた。
「ケイ君の残りのおチンポの力……全部私に頂戴」
「はい……僕はどうすればいいのですか?」
「大丈夫よ……全て私に身を委ねなさい」
今朝の朝の御勤めはいつもより少し早く終わり、僕は部屋へと戻された。
そしていつものように朝食を取っていると、久しぶりにあのお姉さんが現れた。
「あら、オチンチンが起たなくなったのに思ったより元気そうじゃない」
「はい、何とか……ミコト様に迷惑をかけてごめんなさい」
お姉さんは格子扉を開け、僕の横に座るとこう切り出した。
「どう? 朝の御勤め、大変だったでしょう?」
「え? それは……その……」
「正直に言ってもいいのよ」
「はい……で、でもミコト様は大好きです! 本当です!」
「フフッ、わかってるわよ……どんなに辛くても気持ちイイ事はやめられないのが男の子なんだから」
「そ、そんな! そういう意味じゃ……」
全てを見透かしているようにそう語るお姉さんに僕は困惑した。
「でもよかったじゃない、今日から楽になれるわよ」
「え? それってどういう意味……」
次の瞬間、お姉さんの右手が僕の横腹に伸びてきた。
その手には再びスタンガンが握られていた。
「あっ!?」
(バチンッ!)
「(あ……そんな、どうして……)」
◆儀式
「(あ……こ、ここは?)」
僕はお姉さんの電撃で気を失っていたはず……周囲を見渡すとそこは見覚えがある部屋だった。
「!?」
そこは間違いなくミコト様の寝所だった。
しかし、いつもの煌びやかなベッドは取り払われているようだ。
そしてそのベッドのあるべき場所に僕は立っている……否、何かがおかしい。
「ンンーッ!!」
僕の口には口枷が噛まされている。そう、僕はあの磔台に縛り付けられていたのだった。
あの時のあの少年と全く同じ状況に置かれた僕は、一瞬で全身が硬直して凍りついた。
逃げ出そうと必死に全身を揺するが逆に縄がきつく食い込むだけだった……。
諦めて項垂れていると寝所の扉が開き、あの煌びやかな正装を纏ったミコト様が現れた。
「ケイ君、気が付いたのね」
「ンググッ(ミコト様! やめてっ!)」
「ケイ君の愛おしいおチンポとキンタマを切り落とすなんて、私も本当はしたくないのよ……わかって、ケイ君」
ミコト様は僕の頬を左手で優しく撫で続けた……あの時の少年と同じ、次の瞬間に行われる事を想像すると僕の心臓は高鳴りガクガクと全身が震えた。
そう、あれはお仕置きなどではなく、決して逃れることの出来ない正式な儀式だったのだ。
「さあ、おチンポを私に捧げなさい、ケイ君……男の子の力を解放して楽にしてあげるわ」
「ウーッ! ンンーッ!(嫌だっ! やめてっ!)」
「最後に、最後にそのおチンポを大きくしてちょうだい……お願い、ケイ君」
ミコト様は左手で優しく僕のチンポを握りしめると、ゆっくりとしごき始めた。
「ケイ君、大好きよ……おチンポを硬くして、お願い」
ミコト様の優しい指使いに、元気のなかったはずのチンポが少しずつ起ちあがり始めた。
付け根に巻き付けられた紅白の組紐がグッと皮膚に食い込む。
「ああ、嬉しいわ……ケイ君、大好きよ」
「ンンンーッ!!」
起ったらチンポとキンタマを切り落とされる。わかっているのに、僕はどうしようもなかった。
必死に首を左右に振り、そこから視線を逸らして残酷な事実から逃げ出そうとわめき続けた。
そして次の瞬間……。
(あむ)
「(!?)」
ミコト様は弱弱しくもなんとか起ち上がった僕のチンポをそのお口に含んでくれた。
予想していたとは言え、僕は驚き、迸るいつも通りの快感を味わった。
ミコト様はその舌で執拗にチンポを弄っている、その形を確かめるように……。
「(ミコト様……)」
僕のチンポはゆっくりと時間を掛けて、何とかカチカチに起ち上がった。
すると、あの少年の時のように僕のチンポからは口を離さず、ミコト様は続けてその先端を思いっきり大きく吸い上げた。
(ドクンドクンドクン……)
僕はその快感に打ち勝てず、いつもより少し少ながらも勢いよく精液をミコト様のお口に発射した。
その次の瞬間、ミコト様の右手の鎌が素早く僕のチンポとキンタマを……僕の男としての全てを両断した。
(ヒュッ、ザシュッ!!)
「ウーッ!! ンンンンンーッ!!」
最高の快感から最悪の激痛へと叩き落とされた僕は思いっきり悲鳴を上げた……。
あの時の少年と同じように僕は全身を硬直させて、男として最後の瞬間を体現した。
「ンッンッンッ……ンッ……」
僕は呼吸を整え、気力だけでゆっくりと視線を下ろした。
そこには微笑みを浮かべながら僕から切り落としたチンポとキンタマを両手に乗せて見せつけるミコト様が立っていた……。
しかし、微笑みとは相反してその瞳は涙で滲んでいたのがわかった。
ミコト様はそっと木製の台の上に僕から奪い取ったチンポとキンタマを乗せると、無言のまま背伸びをして僕の口枷を外してくれた。
そして、いつものように精液の臭いがするキスをしてくれた。
(チュ)
これが生涯で最後のキスかもしれない、僕はそう思いながら苦痛を呑みこんだ……。
◆男では無い存在
僕はその後、医務室の様な部屋へと移されると、無表情な女医の手によってチンポとキンタマの断面を処置された。
僕の股間からは男の膨らみが消え去り、ガーゼの隙間から尿道に繋がる一本のチューブが伸びているだけだった。
ミコト様の手によって切り落とされた僕のチンポとキンタマは、今から聖なる生贄、聖贄として丁寧に調理され、ミコト様の血肉になると聞かされた。
その話を聞かされた瞬間、僕は気が狂いそうになった。
ミコト様が一体どんな心境でそれを……僕のチンポとキンタマを口にするのか、想像するだけで全身に鳥肌が立ち、心の傷がズキンと痛んだ。
「(ミコト様……どうして僕にこんな酷い事を)」
僕はそれから激痛と悪夢にうなされる日々を過ごした。
失われた事へのショックと激痛で喚く僕を無視しながら淡々と治療を続ける女医が憎らしかった。
ようやく傷が癒えると尿道に繋がったチューブを抜き取られ、トイレで座ってオシッコをするように言われた。
男なのに座ってオシッコをする情けない姿を女医に観察されるという屈辱で涙を流していると、あのお姉さんが現れた。
「まぁ綺麗に平らになっちゃったわね、オチンチンが無くなって楽になれてよかったじゃない。フフッ」
「……」
僕はお姉さんの心無い発言に怒り、思わず睨んでしまった。
「あら怖い……まぁ仕方ないわね、特別に無礼を許してあげる。ほら、早くオシッコしなさい」
「そんな……見られてたら出ないよ!」
「お医者様がキチンと綺麗にオシッコが出るか確認するんだから、仕方ないでしょ」
「……クッ」
(バシャバシャバシャ……)
「フフフッ、アハハハッ! 何度見ても面白いわね、ツルツルになった男の子が座ってオシッコするのって」
「クッ……そんな言い方酷いよ、畜生!」
「フフッ、そんな態度が出来るのも今のうちよ。キンタマが無くなったらどうなるか、恐怖が始まるのは今からだから、フフッ」
その時はまだ、お姉さんの言う言葉の意味が分からなかった。
傷が癒えたことで、僕のそこは再び硬く勃ち上がるようになった。
僕は前とは違う部屋へと移され、そこに閉じ込められた。
「ああ……ミコト様……会いたい、僕のチンポを舐めて欲しい」
体の中では元通りにチンポがビクンビクンと起ちあがっているように感じる……しかし、体の表面には何もない。
僕はもう男ではない……なのに、そこはミコト様を求めて硬く起ち上がる。
「苦しい……全然楽じゃないじゃないか……」
平らになった股間にわずかに出っ張るチンポの切り残し。
僕は射精するためにそこを必死に弄る……しかし、ポツンと開いた尿道から透明な液体が情けなく垂れるだけだ。
僕はベッドの上でシーツに噛みつきながら股間を弄りながら悶々としていると、ゆっくりと部屋の扉が開いた。
「フフフッ、苦しそうね」
「お、お姉さん!」
「フフッ、これからはあなたの上司よ、美夏様と呼びなさい」
「み、美夏様……」
決して美夏様などと呼びたくは無かったが、その右手に握られた黒く輝く鞭が僕を従わせる。
「フフッ、イイ子ね。キンタマが無くなったばかりだから、君の体はまだ男の子したがってるのよ」
「そんな……チンポとキンタマを取られた上に楽になれないなんて酷い!」
「仕方ないわよ、だから私が可愛がってあげるわ……女の子みたいになるまで」
「えっ! 女の子みたいになるって!?」
「あら、男の子からキンタマが無くなったら体内の女性ホルモンが勝って、少しずつ女の子みたいになるのよ?」
「そっ! そんなの嫌だっ!!」
僕が女の子になる……想像するだけで身震いがした。
いくらチンポとキンタマが無くなったからと言って、急に女の子になれるわけがない。
「諦めなさい、オチンチンとキンタマが無いのに男の子として生きるなんて意味ないじゃない。誰もそんな男の子モドキなんて彼氏にしないわよ?」
「嫌だ嫌だ嫌だ……どうして僕がこんな目に会わなきゃいけないんだよ……ううっ」
「あらカワイイ泣き顔、女の子みたい」
「そんなこと言うなっ!」
(バシイッ!)
「痛いっ!」
「オチンチンもキンタマも無いくせに、調子に乗るんじゃないわよ?」
(バシッ!)
「痛いっ! やめてっ!」
「やめて欲しかったらしおらしくしなさい」
「はい……美夏……様」
「フフッ、イイ子にしてたら御褒美をあげるわ……ほら、オチンチンの残骸を見せてごらんなさい」
「……はい、美夏様」
僕はゆっくりと股を開き、そこを……男で無くなった部分を美夏様へと見せた。
美夏様はニヤニヤとしながら僕の全身とチンポの残骸を交互に見つめ続ける……僕は悔しさと恥ずかしさで顔が火照るのが分かった。
「いいわぁ、何度見てもコケティッシュで素敵よ。オチンチンとキンタマを切られた男の子の体って……」
「そんな……」
「誉めあげてるんだから素直に喜びなさい」
「はい……ありがとうございます、美夏様」
「フフッ、あなた素質ありすぎよ……気に入ったわ、ほら、御褒美よ」
(チュ)
「ああっ、美夏様……そんな」
美夏様は硬く疼く僕のチンポの断面にキスをしてくれた。
そしてその舌で尿道の穴を激しく愛撫し始めた。
「うわっ! き、気持ちいいです! 美夏様っ!」
「いいわよ、感じなさい……女の子みたいに声を出しなさい」
「は、はい! 美夏様っ!」
執拗に続く美夏様の愛撫に僕は情けない吐息を漏らし続けた。
しかし、先端を失ったチンポの残骸ではなかなか射精へと至らなかった。
「はっ、はうっ……く、苦しいよぉ……出ないよぉ」
「フフッ、最初は仕方ないわ、頑張りなさい……とても色っぽくて素敵よケイ君」
ケイ君……そう呼ばれてミコト様との日々を思い出し、僕は興奮した。
「あああっ! ミコト様っ! あああっん」
(ドクッドクドクドクッ……)
僕はチンポの残骸にポツンと開いた尿道から情けなく精液を撒き散らし続けた。
美夏様は嬉しそうにその残骸をいやらしい手つきで撫で続けている。
「フフッ、いっぱい出しちゃって……白いからまだ精子が残ってそうね」
「美夏様……美夏様、すみません……」
「あら、ミコト様って言いながらいっちゃうなんて、ミコト様を本当に愛していたのね」
美夏様の愛撫で感じさせてもらったのに、僕はミコト様の名前を叫んでしまった……どんな仕打ちに合うのかと思うと、硬くなっていたチンポの断面が縮んでしまった。
「あら、縮んじゃって……いいわ、許してあげる。改めてミコト様への忠誠を誓いなさい、もうあなたは男の子としてミコト様の御役には立てないのよ」
「はい……」
僕はもうミコト様のお口に精液を捧げる事が出来ない、改めてその事実を突き付けられると、涙が頬を流れた。
◆聖贄(※カニバリズム表現あり)
一生射精出来ないのではないかと思い狂いそうだった僕は美夏様の愛撫によって射精し、落ち着きを取り戻すことが出来た。
美夏様は僕の情けない表情を楽しげに眺めながらこう続けた。
「フフッ、御褒美はもう一つあるのよ」
「えっ?」
美夏様は持っていた大きめのバッグから一台のタブレット端末を取り出し、その電源を入れた。
そして一つの動画ファイルを再生して僕に見せてくれた。
「ミコト様……まさか!?」
その動画には正装姿のミコト様が食卓に着く姿が映し出されていた。
僕の脳裏には一瞬にして聖贄の話がよぎった。
「ま、まさかこれって!」
「フフッ、そうよ……あなたの男の子の力が、ミコト様の御力になる瞬間を見せてあげるわ」
「ひっ……い、いやだっ!」
僕は必死に目を閉じてタブレットから顔を背けた。
するとその次の瞬間、僕の顔を目がけて美夏様の持つ鞭が全力で振り放たれた。
(バシッ!)
「イギッ!! アアアアアアアアアッ!!」
その切り裂くような激痛に僕は声にならない悲鳴をあげながら床を転げまわった。
「聖なる瞬間をキチンと見なさい! イイ子にしないと……酷いわよ?」
「こっ、こんなっ! こんなの酷い、酷過ぎるよ……」
僕はズキンズキンと唸る頬を両手で押さえながら、動画の見続けることになった。
「ほら、見なさい。あなたのオチンチンとキンタマが運ばれてきたわよ」
「僕の……チンポ」
ミコト様の前に運ばれてきた美しい紋様が彫刻された食器には色とりどりの野菜が盛られていた。
そして、その中央に北京ダックの様にこんがりと焼き上げられたチンポとキンタマが鎮座している。
そのあまりにも非現実的な光景に、僕はそれが自分のチンポとキンタマとは思えなかった……。
『ケイ君……あなたの大切な男の子の全てを……おチンポとキンタマをいただきます』
画面越しにこちらを見つめるミコト様の声が、それが僕のチンポとキンタマである事を知らせる……僕はその非情なセリフにショックを受け、ポロポロと涙が止まらなくなった。
ミコト様は右手の箸でチンポの中央を押さえ、そして左手に握られた小刀をキンタマへと近づける。
(プツッ)
張りつめた皮が弾けるような音が聞こえると、綺麗に焼けたタマ袋がパックリと裂けるのが見えた、そこから白色の丸いモノが二つ覗いている。
「見なさい、あなたのキンタマよ……素敵」
美夏様は火照った表情でこの残酷なミコト様の食事シーンに見入っている。
僕はこの残酷なシーンから顔を背けることも出来ず、ただ涙を流しながら見続けるしかなかった。
(プチュッ……ブチブチッ)
小刀の先端が白いキンタマを捕え、タマ袋から外へと引き出される。
「あ……僕のキンタマが……」
(パチュッ)
何か鈍い音と共に僕のキンタマは一瞬で二つに切り分けられた……その断面からはおいしそうな肉汁のようなものが滴っている。
ミコト様はそれをそっと箸で摘み、ゆっくりと口元へ運ぶ。
そして、それが舌の上に乗せられると唇が閉じられた……。
(グチュッ……)
「うわぁああああああっ!!」
僕は自分のキンタマがミコト様の歯で噛み砕かれる音を聞いた……ゆっくりと何度も、何度も咀嚼する残酷な音が頭の中に響き続けた。
それからゆっくりと順番に僕のキンタマは切り分けられ、何度も噛みしめる様にミコト様の口で咀嚼され、そして飲み込まれていった。
「あぁん……見なさい! あなたのキンタマがミコト様の御力になったのよ! 素敵だわ……」
「僕の……僕のキンタマ……キンタマが」
ミコト様は湯呑に口をつけると、今度はチンポの中ほどへと小刀をあてがった。 その仕草がキンタマを食べられてしまった現実に呆然とする僕の意識を呼び起こす。
「そんな……ミコト様やめて、やめて……僕のチンポ食べないで!」
それが録画された動画であることを忘れ、僕は必死にチンポを食べないようにお願いした。
(ザシュッ)
小気味良い音と共に、僕のチンポは真ん中で輪切りにされてしまった。
断面からは肉汁が飛び散り、小さく湯気が上がった……そこには程よく紅色に焼き上がった肉の組織が覗いていた。
「ああっ! 僕のチンポが……」
「フフッ、ほぉら、良く見なさい……あなたのオチンチンの中身よ……いいわぁ」
美夏様はそう言いながら空いた手で服の上から大事な部分を弄っている……僕のチンポが食べられるシーンを眺めながら感じているようだ。
すでに取り返しがつかないのは分かっていても、それでも僕のチンポだったモノが憧れの女性の手で輪切りにされるシーンは辛かった。
ミコト様はさらにチンポを食べやすい厚みで輪切りにする……その手慣れた小刀捌きが今まで何本ものチンポを切り分けたことを知らしめた。
「あっ! あっ! あっ……」
僕のチンポの輪切りを一枚摘まむと、一瞬だけこちらに視線を向け、そしてキンタマの時と同様にゆっくりとその舌に乗せた。
(グリュッ……グリュッ)
ミコト様が咀嚼する音がチンポの肉の硬さを知らせる。
ゆっくりと力強く噛みしめ続け、そしてゴクリとその喉の奥に飲み込んでしまった。
僕のチンポの輪切りが一枚ずつ、ミコト様の口へと消えていった。
そして最後に、先端と数センチほどの茎の部分をその指で摘まむと再びこちらを見つめてこうつぶやいた。
『ケイ君、ありがとう…………許して』
「ミコト……様……」
その瞳には、あの時と同じように涙が滲んでいた……。
(あむっ)
次の瞬間、いつも優しく吸い取ってくれた時と同じようにチンポの先端を口に含んだ。
その唇の動きから、チンポから精液を吸い取る動作をしているのがわかった。
チンポの断面に空いた尿道の穴からミコト様の息が漏れている……。
「ミコト様……」
その姿を見ていると、僕のチンポの残骸が疼いた……まるで今吸われているように感じ、そして硬く勃起した。
僕はミコト様に吸われる想像をしながら必死にチンポの残骸を指で弄り続けた。
先ほど射精したばかりのそこからはヌルヌルと我慢汁が溢れる。
ミコト様は僕のチンポの先端を何度も吸い続け、そして最後にそれを丸ごと口の中に頬張った。
「あぁ……ミコト様!」
(ニュルッ……ゴクッ)
ミコト様は僕のチンポの先端を咀嚼せず、そのまま丸のみしてしまった。
「ミコト様ぁああああっ!」
(ドクッ、ドクンドクンドクン……)
ミコト様が僕のチンポを飲み込んだ瞬間、僕はチンポの残骸から射精した。
画面の中のミコト様は少し上を見上げながら、喉から胸、そして胃のあたりと手を当てながら動かすのが分かった。
それはきっと、僕のチンポの先端が飲み込まれていった軌跡なのだろう。
そして見上げていた顔を下すと、その頬に涙がポロポロと流れ落ちた。
僕のチンポの先端が喉を通った時の辛さのせいなのか、それとも……。
ミコト様の視線がこちらを向いた瞬間、動画はそこで途切れた。
「ミコト様……会いたい」
僕のチンポを食べるシーンを見ながら感じたオナニーで果てた美夏様を横目に、僕はタブレットの画面に涙をこぼし続けた。
◆女の子みたいな存在として
あれから数週間、僕は毎日のように美夏様の愛撫で半ば強制的に精液を吐きだし続けた。
やがてその量は減り、色も薄くなり、僕はいよいよ男ではなくなってしまった。
ミコト様と愛し合いたい、美夏様に愛撫されたい欲求はあるものの、満たされなくても不満に思わなくなってしまった。
「少し胸が痛い……」
両胸に異変を感じたのもその頃だった。
まるで女子中学生のようにふっくらと胸が膨らみ、乳首が痛く感じる。
チンポとキンタマを切り落とされた直後はまだ、男として生きる道を諦めていなかった僕も、乳房の膨らみには打ち勝てなかった。
「とうとう、女の子みたいになっちゃったわね」
「はい、美夏様」
そう答える声も少し高くなって、僕はすっかり女の子のようになってしまった。
「もう、私にオチンチン切ったトコ愛撫して欲しくない?」
「えっ! そ……それは……その、して欲しいですけれど」
「あら、あなたってホントにエッチなのね。いいわよしてあげても」
「そ、そんな(カーッ)」
僕はリアクションもすっかり女の子のようになってしまった。
女性ホルモンのせいなのか、美夏様の教育の成果なのかはよくわからなかった。
「じゃあ今日からミコト様の為に一緒に働きましょう」
美夏様はそう言うと衣装を僕に手渡した。
「これって……」
それはあのくノ一のような和装の衣装一式だった。
「えっ!? ま、まさか!!」
「呆れたわね……今頃気づいたの? あの子達はミコト様の御手でオチンチンとキンタマを切り取られた女の子みたいな男の子よ」
「そ、そんな……」
確かに女の子にしては体格が良いとは思っていたけれど、胸もあったし、すっかり女の子だと思い込んでいた。
「喜びなさい、あなたはミコト様の一番御傍で働かせてあげるわ」
「えっ!?」
「どう? 嬉しいでしょう? ほら、すぐに着替えて行きなさい」
「……はい」
正直、僕の心は曇っていた……この体でミコト様に会うなんて。
僕の心の中にまだ残っている男の部分がズキンと痛んだ。
僕はくノ一のような衣装に着替えると、毎朝通ったあの扉の前に立った。
目配せをすると仲間がゆっくりと扉を開く……その視線には何か少し気まずい物を感じた。
「ミコト様……」
「……ケイ君?」
すっかり女の子のようになってしまった僕の姿をミコト様が見つめ続ける。
そしてゆっくりと僕に近づいてくる……僕は初めてミコト様に見つめられたあの時と同じように緊張した。
(ギュ)
「ミ、ミコト様!」
ミコト様は無言で僕を抱きしめてくれた……。
「ケイ君……」
「ミコト様……」
僕はいけないと思いつつも、ゆっくりと腕を閉じてミコト様を抱きしめた。
とても心地よい、懐かしい感触……またミコト様と愛し合いたい、心からそう思ってしまった。
僕は辛かった……僕はもう男ではない、そう思うと涙があふれ始めた。
「辛いでしょうけれど、私はケイ君が傍に居てくれるだけで良いの……お願いケイ君、ずっと私の傍に居て」
「……はい、ミコト様」
それはとても残酷なお願いだった。
キンタマが無くなったのに……やはり僕にはミコト様との日々が忘れられない。
毎朝、チンポを吸い取られたあの淫乱な日々が……。
「(またミコト様のお口でチンポを吸い取られたい)」
その空しい願いを心に押し込めながら、僕はミコト様の御傍でそのお世話をする毎日を送り続けている。
ただ、他の男の子よりも僕がミコト様にとって特別な存在だったことだけを誇りに……。
(END)
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投稿:2013.09.02更新:2019.05.16
聖贄楼〜ミコト様(※カニバリズムシーン追加)
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