今から20年ほど前に改正去勢法が施行され、
性器を失う10代の思春期の少年たちが増加した。
改正去勢法とは侮辱を受けた女子が男子を訴えて、
本人または代理人が該当男子と決闘を行うというものである。
決闘内容は男子有利と思われる競技内容が採用されるのが一般的だ。
徒競走や球技などのスポーツ、または武道、
単純な力比べである腕相撲、ノールールの喧嘩など、
一般的に男子が女子に負けると屈辱的と思われる決闘方法が採用される。
そして男子が女子に敗北した場合、男子は女子に去勢されてしまうのだ。
去勢は簡易ツールで素人でも簡単に行うことができ、性器を切り落とされた男子は
その後本格的な手術によって強制的に女性化させられる。
実は去勢され女性ホルモンを投与された少年の精液は高額で売買される。
女性化した少年の精液は女性の若返りの漢方薬の材料として重宝されるのだ。
去勢された少年たちは手術費用と慰謝料を返還するために
搾精工場で家畜のごとく惨めに精液を生産するという運命を辿る。
とはいえ勝負事なので女子が負けてしまうケースも当然ありうる。
しかし決闘で男子が女子に勝ってしまうと他の女子がその男子をターゲットにするのだ。
『メダリスト』と呼ばれる少女がいる。
彼女の特技は短距離走で若干11歳ながらも女子の日本記録に近いタイムを持っている。
しかし彼女は陸上の公式大会に参加することは決してない。
無名の女子小学生として、クラスで一番もしくは
学校で一番程度で天狗になっている男子の性器を狩るのだ。
『私にとっておちんちんはメダルです。』
少女は笑顔でそう答えた。
話は本題に入る。
このように少年の性器が切り落とされる事例が増え、私はその性器を活用できないかと考えた。
去勢とは屈辱である。女子に敗北して去勢されるならその屈辱は計り知れない。
私も去勢の屈辱に魅了された女性の一人だ。
そしてこの去勢の屈辱を形として残したいと思うようになった。
最初に考えたのは切断された性器を保存加工してプレートに張り付け展示するというものだ。
しかしこれは実際やってみると味気のないものだった。
私は彼らの屈辱を表現するために知恵をしぼり1つの答をだした。
それが去勢人形館である。
基本的には去勢された性器を展示する方向性は同じである。
しかし少年たちは惨めにも女子に敗北し、
男性の喪失(去勢と女性化)という恐怖と屈辱を味わったのだ。
それを表現するために私はトルソー(マネキン)を用意し
それに保存加工された去勢性器を張り付けた。
さらに彼らが去勢された瞬間、もしくは去勢が決定した瞬間の顔写真をも用意した。
そうして作成された作品が『去勢人形』である。
上記の三人はいずれも女子に負けてペニスを切り取られた惨めな敗北者である。
改正去勢法では決闘の訴求の理由に女子への侮辱とあるがそれは建前にすぎない。
三人は女子からの『性器を露出しての挨拶、常時女子用下着の着用』という
男子のプライドを踏みにじる要求に反発したのだ。
自分の特技なら女子なんかに負ける筈がないとタカをくくり、勝負し敗北したのだ。
真ん中の少年は学校で一番の俊足であったが
『メダリスト』と呼ばれた一学年下の少女に敗北し、ペニスを切り落とされた。
最初の勝負で10mの差をつけられ完敗し、少年の必死の懇願で再勝負が認められた。
再勝負では10mのハンデが認められた。
ハンデの条件は少年がズボンとパンツを脱いで勝負すること。
少年は包茎を露出しながら全力疾走したが、少し本気を出した一学年下の女子に
クスクス笑われながら追い抜かされ、10m程差が開くと失速し、
勝負を諦めて幼児のようにちんちん丸出しで泣き出した。
彼はこの瞬間男子としての全てを失ったのだ。
少年はその少女に直ちに去勢ツールで性器を切り落とされた。
顔写真はその絶望と屈辱の表情を捉えたものだ。
ちなみに去勢ツールでは無痛去勢が可能だ。
この表情は痛みによるものでは無く、『男性喪失』という自我の崩壊によるものである。
両隣の少年も去勢にいたる経緯は似たようなもので
先の少年と同じように、
女子に服従の証として性器の露出と女子用下着着用の義務に反発し、
それぞれの特技で女子と勝負して屈辱の内に敗北したのだ。
左の少年の表情は敗北の瞬間の失禁中の表情を捉えたものであり、
右の少年は去勢された自分の包茎が女子たちに
オモチャのように扱われている様子を目撃した瞬間の表情である。
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最後に当人形館で最も人気のある『少年』を紹介しよう。
その少年は敗北時に勝者の少女に泣きながら必死で訴えたのだ。
『オナニーしますから! おちんちん切らないでください!』と。
…これは私個人の推測なのだが、少年にとって『それ』が考えられる最大の屈辱なのだろう。
つまり言い換えるならこれは必死の命乞いだ。
女子に敗北したあげく、男子のプライドを棄て、
進んで自慰行為を晒してまで性器を守りたいのだろう。
そんな少年の必死な姿を見て、私と同じくその場にいた女子全員が思っただろう。
『ミジメに射精させたあげく、性器を切り落としてやろう』と。
勝者の少女は少年に条件を提示した。
『寸止めオナニー30回、失敗したら即去勢。』
少年の驚愕と絶望の表情に周囲の女子たちは笑い転げた。
理屈は何もおかしくはない。
少年は自ら進んでオナニーをすると言ったのだ。
少年の必死の懇願は少女の機転で屈辱的な余興になってしまった。
ルールは簡単。少年は去勢ツールをペニスに着用して必死に自慰を行う。
射精寸前になると去勢ツールはブザーを発するので
60秒のインターバルが認められ、その後また自慰行為を続行するのだ。
結論から言うと少年は8度目の寸止め後あっけなく射精して性器を失った。
少年は3度目の寸止めですでに限界を超えており、絶望と快楽と屈辱で正気で無くなった。
極限状態であった故に少年の射精は3分近く続いたという。
彼の男子としての最後の屈辱的な瞬間を再現するために
去勢ペニスの毛細血管にまで血液代わりの赤色の防腐凝固剤を注入することで勃起を維持し、
尿道にカテーテルを通し、トルソー(マネキン)の下腹部に小型高圧ポンプを設置し、
スイッチ1つでゲル状の疑似精液を3分間噴出できるようにした。
去勢人形館にあるのは去勢されたペニス以外は顔写真やマネキンで本物ではない。
しかし、そこにある屈辱は紛れも無く『本物』なのだ。
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投稿:2014.01.12更新:2015.01.28
去勢人形館
挿絵あり 著者 うっかり 様 / アクセス 7009 / ♥ 25