「序」
じわりじわりと男性器を破壊する断末魔のような薬・・・。一度投与されたら逃げられません。
第1章「おしおき」
「どういうことなの。」
「・・・。」
「前にも言ったでしょ。ブルマになった子をいじめてはいけないって。」
「すみません。」
「ユウマ君のすみませんはもう聞き飽きた。」
初めはちょっとした出来心だった。毎年ブルマ検査でブルマになったやつがいると、男から女になってどういう気分か?胸が出てきてどんな気持ちか?など、つい質問攻めにしてしまう。ボクにとって突然この前までボクと同じ男子だった子が女子になってしまうということが、ある意味興味がつきなかった。
しかし、そのことでボクは質問攻めにされたブルマ達の怒りを買い、先生にチクられ、結局ボクは雷を落とされた。
その雷も今回で3回目。ついにボクは問題児とされ、学校の先生では対応ができないということでブルマ検査を担当した女医さんに引き渡されることになった。
職員室から保健室に呼び出されると、そこには先日ボク達のブルマ検査を担当した女医さんが待っていた。
「あなたがユウマ君ね。話は聞いています。自分がやったことがどういうことか解っているの。」
「・・・。」
こちらでもまた、お説教だ。
「先生方から聞いたけど、同じことで3回も怒られて。これじゃあ、先日の検査の合格は取り消しね。」
「取り消しって、ボクどうなるの?」
「ここでオチンチンとタマタマを没収してあなたもブルマになってもらうわ。」
突然の衝撃的な言葉に、目の前が真っ暗になった。
「お願いです。もうしませんから、それだけは許してください。」
「いい、ユウマ君。ブルマになった子達はあなたのいじめに3回も苦しんだのよ。これがどれだけのことか解っている?」
そう言って女医さんはボクの前にブルマーを差し出してきた。
「このブルマーはメルトブルマーといって、穿くとオチンチンとタマタマが溶かされちゃうの。その間耐え難い痛みを味わうの。さあ、あなたもこれを穿いて、十分反省しなさい。」
「い、嫌です。お願いだから許して・・・。オチンチンを取らないで。」
「どうしても嫌なの?」
「はい。絶対もうしませんから男のままでいさせてください。」
「いいわ。わかった。男のままでいたいのね。だったらおしおき変更。」
そう言うと女医さんはボクのズボンに手をかけそのまま下ろしてしまった。
ボクのオチンチンがむき出しになった。突然のことで唖然としていると、オチンチンを摘み上げられ、カテーテルのようなものを通された。
「痛い、痛い。」
痛みに耐えていると今度はカテーテルを通じて白い座薬のようなものをオチンチンに挿入された。するとすぐにカテーテルは抜かれた。
「どうやら膀胱まで届いたみたいね。あなたに対するおしおきは終わりよ。もう帰っていいのよ。」
「・・・オチンチン。」
「どうしたの。あなたの言った通りオチンチンは取らなかったわよ。やっぱり取ってほしいの?」
「いいえ・・・。」
「だったらもう帰りなさい。オチンチンもタマタマも付いているのよ。男の子として生活していいし、立ちオシッコだって普通にできるわよ。」
オチンチンは取られなくてよかったけれど、なんか変なおしおきの意味が全く解らなかった。そのときは・・・。
第2章「変化」
変なおしおきをされたことで気分まで変になっていたけど、オチンチンとタマタマが無事でよかった。
(これで許してもらえた。もうブルマをからかうのは止めよう。)
しかし、実際はそんなに甘いものではなかった。
次の日、朝起きてオシッコをしていると、オチンチンにツンと小さな痛みが走った。しかし、オシッコが出終わると小さな痛みは引いたのでさほど気にはしなかった。
しかし、このツンとした痛みはオシッコのたびに感じられるようになった。その日の夜、お風呂でオチンチンを見ても何も変っていたところはなかったので、妙だと思いながらも気にしないことにした。
次の日の朝、やはりオシッコのとき例の痛みがまたした。しかし、なんか痛みが少し大きくなったような感じがする。でもやっぱり見た目に変化はなかった。
また次の日、痛みがまた少し大きくなった。そしてこの痛みが感じられてから4日目、オチンチンに黒いほくろのようなものができていることに気が付いた。それだけではない、今度はタマタマにもジーンとした鈍い痛みが走った。
5日目、オチンチンとタマタマの痛みはオシッコのとき以外、普通にしていても感じる時が出てきた。オチンチンとタマタマの黒いほくろは増大していた。
6日目、もう股間が痛みでウズウズして仕方がない。特に教室で授業を受けている時は無意識に股間を押さえてしまい、クラスメートから笑いものにされてしまった。
7日目、早朝、寝ていたら股間のズキンズキンという激しい痛みで目を覚ました。急いで股間を確認すると、オチンチンもタマタマも全体的に赤黒く触っても痛み以外の感覚がない。オシッコをしても、オチンチンにオシッコが通っている感覚がないばかりか、痛みだけが増大する。家族にそのことを悟られないように痛みをこらえて、なんとか学校までたどり着いたけど、もう我慢は限界だった。
(とにかく保健の先生に助けてもらおう・・・。)
やっとのことで保健室にたどり着いたら、そこには先日の女医さんがいました。
「ユウマ君ね。先生、いつ来るかと毎日てぐすねひいて待っていたのよ。」
突然の言葉に、ボクは股間を押さえてうずくまるだけで、何もいえなかった・・・。
第3章「衝撃」
「オチンチンが痛くてたまらないんでしょ。オチンチン出して見せてみなさい。」
とうにかくこの苦痛から逃げたくて、言われるがまま女医さんにオチンチンを見せた。
「オチンチンもタマタマも真っ黒な上にかなり萎んでしまったわね。」
「お願いです。助けてください。」
「残念ね。ユウマ君のオチンチンもタマタマも、もう腐ってしまっているわ。」
その言葉にボクの心に衝撃が走った。
「腐っているって、どういうことですか。」
「だからもう腐って使い物にならないの。このままじゃ危険だからオチンチンもタマタマも切ってしまうしかないわね。」
「それじゃあ男の子じゃなくなっちゃう。お願いだから助けて。」
とにかくボクは、苦痛とオチンチンを失う恐怖から逃げたくて泣きついた。
「無駄よ。今取らなくても、あと数日で腐りきってポロリと落ちてしまうわよ。とにかく、オチンチンもタマタマも助からないわ。」
「イヤです、そんなの。この前、男のままでいさせてくれるって言ったじゃないですか。」
「男の子のままでいさせてあげるとは言ったけど、ブルマ検査の合格は取り消しって言ったはずよ。」
「そんな・・・。」
「合格が取り消された以上、オチンチンとタマタマは没収よ。勿論、男の子でいたければ、いさせてあげる。そのかわりオチンチンもタマタマもないけどね。」
「ボク、どうなるんですか・・・。」
「どうするかはユウマ君しだいよ。まず、ブルマの子を馬鹿にしたことを本当に反省しているの。」
「はい・・・。痛いから助けて。」
「じゃあ、おしおきを受け入れて、オチンチンはあきらめてもらうわ。」
「それだけは・・・。」
「ふたつにひとつよ。今ここで男の子はあきらめて、オチンチンとタマタマを切り取ってブルマになるのか。それとも、このままオチンチンとタマタマが腐りきってポロリと落ちるまで苦痛に耐え抜くか。もちろん、後者の場合は男の子のままでいられるけど、オチンチンもタマタマもないの。それに、ブルマ施術も受けないから、股間にはオチンチンが取れた痕がそのまま残るけどね。」
「そんな・・・。」
「さあ、どっちがいいの。一応、おしおきはオチンチンとタマタマを没収することだから私はどちらでもいいんだけどね。」
もう、ブルマを選択するしかなかった。悔しいけどブルマを女医さんに懇願した。
第4章「ブルマに」
「じゃあ、消毒するから動かないでね。」
失意のままボクはベッドの上で開脚姿勢をとった。ブルマを馬鹿にしたツケとはいえあまりにも衝撃的な結果に何も考える気にはならなかった。
「ごめんなさい。オチンチン引っ張ったら千切れちゃった。もう完全に腐りきっていたのね。」
消毒の前に痛み止めを打たれていたため痛みはなかったけど、女医さんの不意打ちのような言葉に我に返って股間を見ると、黒いクレーターのような凹みがオチンチンのあったところにできていた。
「これじゃあ、タマタマも・・・。」
そう言っておもむろにボクのタマタマを女医さんは摘んできた。すると、ボクの目の前でタマタマは乾ききった枯葉を摘んだ時のように、パラパラと崩れてしまった。
目の前で自分の男性器が崩壊する様子を見せ付けられて、ボクは気が遠くなってしまった。
目覚めると、ボクはブルマーを穿かされて寝かされていました。股間の痛みはすでになく、しかしその代わりにもう男の子ではなくなってしまったことが、ブルマーがボクの股間で形成している形でわかりました。
「気が付いたみたいね。あなたに対するおしおきと施術はこれですべて終了したわ。これまでブルマの子の体について興味を持っていたみたいだけど、これからはあなた自身で体験してみるといいわ。」
「・・・。」
「それからあなたに教えておきたいことがあるの。あなたが体験したおしおきについて・・・。」
そう言って女医さんがボクに見せた物は、この前、ボクのオチンチンに差し込まれた座薬のようなカプセルでした。
「このカプセルは男性器破壊カプセルといって膀胱に挿入すると、そこにとどまってじわりじわりとオシッコの中に溶け出すの。全部が溶け終わるには1週間以上かかるわ。オシッコの中に溶けだした薬の成分は男性器以外には無害で、尿道を通じて一部は精管そしてタマタマに、そして残りはオチンチンに流れていくの。」
「そして薬の成分はオチンチンとタマタマを腐らせていくの。つまりオシッコをするたびに膀胱から薬の混ざったオシッコが排出されて、その都度オチンチンとタマタマがだんだん、少しずつじわりじわりと腐っていくという仕組みなの。男の子の特権の立ちオシッコをしながら男の子として大事な部分がつぶされていくなんて思っていなかったでしょう。」
おしおきの真実を知らされ、ボクは背筋が凍りました。
結局、ボクはブルマになることで今までの罪を許されました。しかし、もうボクの住んでいる地区での今年のブルマ教育(ブルマになった者を対象にした特別教育)は終了してしまったため、本来は1年間ブルマとしての認定は保留となるはずでしたが、来年1月に開かれる現5年生を対象とした「ブルマ対策講座」に、ブルマになった先輩として一言スピーチをすることを約束として、他のまだブルマ教育が終了していない地区で受けることにより、なんとかブルマ落第は避けさせてもらいました。
終章 「ブルマ対策講座で」
翌年1月。もうすぐボク達は卒業を控えている時、5年生男子にブルマ対策講座が開かれました。この講座は、6年次の一番厳しく、また最終のブルマ検査を控えた男子を対象にするもので、擬似的に半年後のブルマ検査を体験してみるものです。
この対策講座のはじめに、体育館に集められた5年生を前に、自分がブルマになってどういう気持ちか。胸が出てきてどんな気持ちか。などなどいろいろなことを、下級生の前でスピーチをしました。思えばこれは半年前まで、ボクが男子だった時にブルマの子に浴びせていた質問の答えに他なりません。ある意味、半年前のおしおきのそうまとめとも言えるものでした。
ブルマ対策講座の本題に入る前、最後に半年前ボクにおしおきをした女医さんが、「ブルマになった子を馬鹿にするとどうなるのか」ということについて話し始めました。話の終わりに、「おしおきをされたオチンチンの標本を見せる」と言い出したので、まさかとは思いましたが、それを見てボクは絶句しました。
女医さんが演台の上で下級生のまえにかかげたものは、ビンに入れられた半年前ボクの体から切り離されたオチンチンでした。
真っ黒に変わり果てたオチンチンは、ビンの中で直立状態で固定されていました。まさにさらし首ならぬさらしオチンチンです。
5年生達の一番後ろでそれを見たボクは、無意識に自分の股間を押さえていました。もう付いていないことは解っている。でも自分のオチンチンが大勢の前で見せしめになっているのを見せられ、もうオチンチンが付いていないはずの股間が疼いたことが忘れられません。
5年生たちのどよめきの中、女医さんと目が合ったとき、クスリと刃のような微笑にボクは恐怖を感じざるを得なかった・・・。
おしまい
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投稿:2015.04.08更新:2015.04.08
カプセルでおしおき (ブルマです)
著者 やかん 様 / アクセス 17557 / ♥ 7