そしてあれからあたしは冷凍庫にある残骸をしっかり煮込んで、しょうゆとみりんとかで煮込んで酒のつまみにして一人夜に食べた。きちんと調理をすればそれなりにおいしいものであった。その後マサオクンは客としても10回の無料特典をあげたというのに店に現れることはなかった。もしかしたらあたしは彼の人生を狂わせた彼の人生で最大の悪女だろう。それからというものあたしはこのSMクラブの女王様として6ヶ月間勤め上げてきた。あたしの中に隠れていたドSな部分が最大限に発揮されてもはや店の看板となりつつあった。はじめはM男を去勢してやろうと思って思ってはじめたこの仕事も実際に切除したペニスは1本。睾丸は0個だ。男の大事な部分を奪うことはそんなに簡単なことではないのだ。おしっこをかけられたり、あたしにいじめられて喜んだりする男は多いが、あたしは2人の男から大事な部分を面白半分で奪ってきたのだ。まったく罪悪感がないわけではない。ちんぽのない男がまともな恋愛ができるのだろうか、まっとうな人生を歩めるのだろうか?とたまに夜うなされることがある。粗チン男のペニス切除して、亀頭の味を確かめるということもできた。という思いがあたしの気持ちをよぎる。そんな中あたしは本業であるOLの仕事で人事異動を命じられた、那覇支社に来月に責任者としての栄転することになった。だから2週間後に引退することに決まったのだ。あたしを指名してくれるM男クンたちに今までありがとうっていう感謝の気持ちを伝えると
「やめないでほしい」
「サキさんのプレイ最高でした」
「またいじめてください」
とか本当にうれしい言葉ばかりだ。その中でもあたしのお気に入りのM男のハヤトくんは
「サキさん辞めないでください。僕はサキさんが本当に大好きです。もしよかったら僕と付き合ってください」
「えっ?」
あたしはうれしかった。だが、これから沖縄に転勤するし、遠距離恋愛などきっと難しい。コンスタントに都内に戻ってくることなどできない。
「あたしね、実はOLしてるんだけどそこで那覇支店に異動することになったのよ。だから付き合えないのよ」
「そんな〜。サキさんお願いがあります。僕をサキさんの手で去勢してください。通っているうちにサキさんのことが好きになってしまって、サキさんのプレイが受けられないと思うともうだめです。もう僕はサキさん以外の女性のことを考えることができません。毎日サキさんのことを考えて一人でしています。サキさん去勢プレイってHPに書いてたけど、うわさで本当に去勢したことがあるとか聞いたことありました。だから僕のも・・・」
彼があたしのことが好きなのは十分伝わった。だが付き合うことはできない。
あたしが彼にしてあげられることはもはや、あたしへの未練を男としての部分を取り除いてあげること。
「そうよ。あたしは男のチンチンを本当に取ったことがあるわ」
「サキさんやっぱり。サキさんって残酷な方なんですね。でもそんなサキさんのことが好きなんです」
エリカさんから口止めはされていたが、ここまでの覚悟があるのだこの男は。今まで取り返しのつかないことをした二人の男のことを話してあげよう。SMは時として行き過ぎると後には引けない。中途半端な気持ちで言ってるならやめておいたほうがいい。
「まず一人目はね、あたしがここに入る前よ。エリカさんのM男クンで睾丸摘出手術をするから見に来ないかって言われて行ったの。そしたら7人くらい女の子がいてね。取った睾丸をみんなで食べようっていうことにはなってたんだけど、ひとりの女の子が睾丸だけじゃなくてチンチンも食べたいって言い出して、あたしがM男クンと交渉して、チンチンのほうもいい?って無理やり言ってみんなで食べたのよ。その後彼は、おしっこするにも一苦労。今頃エリカさん専属の便器になっているわ。どう?血の気がひくでしょ?」
ハヤトくんはさすがにおびえた顔をしていた。
「ちょっと驚きました。取った上に食べたんですか?」
「そうよ女性の好奇心って恐ろしいでしょ?二人目は粗チンすぎてあんまり思い出したくないくらい」
「ハヤトくん、あなたここまで聞いてそれでもまだやる?」
「はい。覚悟は決まってますから」
その日はそんな話をして、エリカさんにそのことを伝えた。
「あら、サキちゃんこれが最後の去勢手術になるわね。いいわ明後日やりましょ」
あたしが少し躊躇っているが、エリカさんはいつもどおり張り切っている。
そして手術予定を伝えるため、彼に電話をすることにした。
「明後日ね、あなたのチンチンとタマタマ取ることになったから」
「はい、わかりました。」
素直に答えるハヤトくんのことがちょっとかわいそうになった。
「ねぇ、男じゃなくなっちゃう前にデートしてあげよっか?」
「いいんですか?」
「その代わり、ハヤトくん楽しいところ連れて行ってね」
そういって電話を切った。そして昼12時に原宿で待ち合わせをして、買い物をしたり、遊園地に連れて行ってくれたりと本当にやさしくしてくれた。
そして彼は私をホテルに誘った。あたしも少し彼に気があるだから明日なくなるペニスでもエッチしてもいいかなって思えたのだ。
「じゃあ入れるよ。」
と行って気持ちよく、上手なセックスをしてくれた。彼のモノはなかなか大きかった。
「明日コレなくなっちゃうわね」
とあたしが少しさみしそうに言うと
「サキさんがいなかったらこんなのあっても意味ないですから」
そういった。彼は本当にあたしのことを思ってくれている。これで本当にいいのだろうか?自問自答するがやはりあたしは那覇に行く。
だから明日は彼から男の部分を奪わなければならない。
そして明日が来る。エリカさんが準備をした手術台に彼が来た。
「サキさんへの未練を今日断ち切ってください。」
そんなこともあまり察しないエリカさんは残酷なことを言う。
「サキちゃんどうする?このおちんちん今回は塩茹でにして食べない?」
それを聞いたハヤトくんは少し血の気を引いていたような表情だ
「やっぱり食べるんですか?でもサキさんにだったら・・・・」
とハヤトくんは明らかにおびえていた。きって無理をしているんだろう。今回は早く楽にしてあげる。
「エリカさん。今回は私にやらせてください。タマ抜きもチンチン切断も」
「いいわ。あたしが最後の処置だけしてあげる」
エリカさんの手術を2回も見ている。だからあたしはできる。そんな自信も沸いてきた。
そして麻酔を打った。もちろん局部麻酔だ。彼にその瞬間を見せてあげないと。ハヤトくん見てて、いつもはエリカさんがすることもあたしが特別にしてあげる。
あたしはメスでタマ袋を切り開いた。初めてだったから少しグロテスクだったけど右のタマを取り出した。
そしてはさみでつながった糸を切る。輸精管というらしい。左のほうもあたしは同様の処置をして。
「ほら、これがあなたのタマよ。」
と手のひらに乗ったタマを見せびらかす。
やってみるとタマ抜きというのはそんなに難しいことではない。
たぶんあたしにもエリカさんがいなくてもできることだろうと思った。まぁそれをエリカさんに言うと機嫌を損ねそうだが。
エリカさんのことだから、このタマもひとつずつ一緒に食べようっていうのかな。
今までは切れ端しか食べてこなかったから。本音を言うと、あたしだけのものにしたいなって思ってた。
そしてあたしはペニスのほう左手を当てた。
「昨日は気持ちよくしてくれてありがとう」
と話しかけると、あたしはメスでスパッと切ったのだ。
それをお盆に置く。あたしは少しだけ切ない気分になったのだ。
そして、エリカさんが後処理を行うだけだった。
ハヤトくんはあたしの名前をひたすら呼ぶのだった
「サキさん、サキさん」と
そしてあたしはクラブを後にした、家に帰るたび本当にこれでよかったのだろうか?自問自答する。彼と付き合う道はないだろうかと
数日後あたしの女王様引退の日が来る。
女王様仲間の女の子にあいさつをする。店長そして、一番お世話になったエリカさんに挨拶をしにいく。
「エリカさん今まで本当にお世話になりました。6ヶ月間でしたけど、刺激的な体験をいっぱいさせてもらって。」
「あたしもあなたが来て本当に楽しかったわ。切ったチンチンでフェラ真似しながら、頬張る姿が忘れられないわね」
「あれ、まずかったですね〜。最初に食べたのが一番おいしくてゾクゾクしました。実はあの時あたし濡れてました」
「サキちゃんらしいわね。またいつでも戻っておいで」
「いや、もうこの仕事から足を洗います。男の人の大事な部分を奪うことは刺激的でしたけど、精神的にもキツイですし、罪悪感にも悩まされるので」
とあたしは思っていたことを率直に話した。
「あなたのこないだの手術見事だったわ。本当に素質があるし、この仕事で食べていけると思ったけど。それでねあなたの旅立ちを祝ってプレゼントがあるのよ」
そこには木箱のような立派な箱が入っていた。
開けるとその中には加工されたペニスと睾丸二つが入っていた。
「これは・・・」
「そうこないだの彼のモノ。前に言ってたでしょ?うちの病院で加工できるって。」
「エリカさん今度は睾丸のガーリック炒めが食べたいって言ってたのに・・・」
「それは次に睾丸摘出するM男クンのモノをいただくとするわ。それよりあなた彼のこと好きなんでしょ?」
「どうして・・・・」
「あなたの態度を見てたらそんなのわかるわよ。チンチンもタマタマもない彼のことだから、もう彼女はできないでしょ。浮気もしないし誠実そうだから、遠距離でも付き合ってみたら?」
とエリカさんはあたしにアドバイスをする。でもあたしは東京から離れるのだ。それはできなかった。
そしてあたしは那覇に旅立った。
もちろん木箱に入ったものも大切に持って行った。
そして彼とのセックスを思い出すかのようにリアルバイブを使ってオナニーをする。
これはあたしの宝物。本当に気持ちいいもの。
あたしは次の彼氏ができるまではこれでオナニーをし続けるだろう。
そう。あたしは本業でバリバリ仕事をしている。6ヶ月間楽しい経験をさせてもらったけどこれでもう引退だ。
これから今までのような残酷なことをすることはないだろう。そう堅気に戻るのだ。
那覇の生活は本当に楽しい。海もきれいだし。食べ物はおいしい。睾丸もペニスもおいしかったが笑。
3人のM男クン刺激をありがとう。
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投稿:2015.10.25更新:2015.10.25
女王様の手術 〜サキ女王様引退〜
著者 あさくら 様 / アクセス 22296 / ♥ 48