そして麻友さんに連れられてトイレまで来た。
男の部分は失ったが、いつも通り男子トイレに入ることにした。
病院で付き添いということで、麻友さんも普通に男子トイレまで入ってきたのだ。
小便器が並んでいる中、ここは僕にはもう無縁な場所だと思い少し悲しくなった。
「一樹くん、これからはこっちだね」
と麻友さんに個室のほうを指さされて、
一緒に入ることになった。
「じゃあズボン下ろして?」
と言われ、ズボンを下ろすと
僕は初めて変わり果てた股間の姿を見ることとなる。
麻友さんも興味津々そうに見ている。
「なんか、私とエッチしたのが嘘みたいなくらいすっきりしてるね。跡形もないよ」
そして僕も見ると切り株が残ると思いきや本当に跡形もない。
肛門の前に小さい穴があるくらいだった。
少しくらい残っていたらオナニーできるかもしれないと思っていたが、これは無理だ。
そして僕はおなかに力を入れておしっこをした。
洋式トイレだったせいか上手にできた。
「よくできました。」
と言って、トイレットペーパーを取り出し、
僕の股間に当てた。
「和式だとたぶんちょっと大変だけど、慣れるまではしばらく洋式だね。」
ペニスがないと、立っておしっこはできない上に、トイレットペーパーで拭かなくてはいけないのだ。
なんと時間がかかる。
その後、痛み止めをもらって、すぐに退院できることとなった。
「一樹くん、退院おめでとう。ちょっとお茶していかない?」
「はい」
病院を出てすぐのコーヒーショップに行って麻友さんと話した。
麻友さんの観光の話とか、恋愛の話とか
話しているとまたトイレに行きたくなり席を立った。
そこで、アクシデントが発生する。
小便器はこんなに埋まっているのに男子トイレの個室が空かないのだ。
20分経っても開かないのだ。
もう漏れそう。そう思った時に・・・・
麻友さんがトイレの近くまで来て、
「一樹くん、大丈夫?」
「おしっこ漏れそう」
「大変。ちょっと待ってて」
そう言って、麻友さんは店員さんのところへ行った。
すぐに戻ってくると、
「事情話したら、女子トイレ使ってもいいってさ、行ってきな」
そして僕は生まれて初めて女子トイレで用を足したのだ。
やはり慣れない。座らなければいけない。拭かなければいけない。
なんて不便なのだ。そして男子トイレの個室は埋まってしまうことがある。
「大丈夫だった?」
麻友さんは心配そうだった。
その後、タクシーでとあるマンションの一室に案内された。
一人暮らしの一室のようだ。
一部屋しかないせいか少し窮屈に思えたのだが、
「ここヘンリーの部屋、何日か滞在させてもらってるんだ」
「あのナースの・・・・」
そして麻友さんは家についたら着替えを始めたのだった。
僕の前でブラジャーとパンツを見せるのだった。
「麻友さんちょっと・・・」
「えっいいじゃない。もう男じゃないんだから」
美人が目の前で着替えている・・・。興奮する。
ペニスがあったら、間違いなく勃起している。でももう無い。
すぐに着替え終わったが、麻友さんは冷蔵庫のほうに行ってラップされた皿を取り出した。
僕の股間にはないペニスは、皿の上に乗っていた。
「ねぇこれ見て。あなたの大事なところ。ちゃんと毛抜きもしたんだよ。一樹くんの体についてた時より大きいでしょほら」
まじまじと見ると萎んでいるのに、勃起した時と同じくらいの長さがある。
「半分くらいは体に埋まっている部分なんだよ」
どうりで、切り株もなかったのか・・・・・。
今日朝立ちもしなかった、屈辱的な女子トイレ、女性の下着を見ても反応なし、夜ももうオナニーできない。
そう思うと、食べられる興奮を通り越して後悔してしまった。
宦官になってもいいとか、女性にペニスを食べられたいとか、そんなことを思ったりした自分に。
睾丸を取られるよりも、遥かに痛みは大きい。
そうしたら、泣き出してしまった。
「麻友さん・・・・・・僕・・・」
「あら一樹くん。ずっと抱いてた願望、今日で叶うのが嬉しいんだ」
麻友さんは僕がうれし泣きしてると思っているようだ。そうじゃなくて
「麻友さん、チンチンないのつらいです。トイレも、オナニーももう」
「私に食べられたいとか、宦官になりたいとか、そういう気持ちは嘘だったの?」
「そうじゃなくて、とにかくつらいです」
と言って大泣きしてしまったのだ。
「私、おちんちん食べてみたかったけど、やっぱりやめようかな。こんなにおちんちん無くて悲しんでる人のモノ食べれないな」
「えっ」
麻友さんどうしたのだ、あれほど食べたいと言っていたのに。どうしたのだろう。
「これ、切ってから2日くらい経ってるけどまだくっ付くかな?なんか一樹くん本当につらそうだし。私はいいよ。ヘンリーに聞いてる。彩夏には私と一緒に謝って許してもらおっか?」
「彩夏さんが許してくれるわけ・・・・」
「とにかく、もしできたら、接合しよう。私電話してみる」
そして、麻友さんは電話を取り、ヘンリーに電話をかけた。
どうやら話しているようだ。
「Hi Henry. We are already at your house. Can I ask a wired question. Can you replant removed penis to between his legs.」
(ヘンリーもう、あなたの家にいるんだけど、ちょっと変な質問してもいい?彼のペニス戻せるかな?)
「What? I can't understand. You are gonna eat it today. So I need to come back to my house soon to take video.」
(えっ何言ってるの?意味分かんない?それ今日あなた食べるんでしょ?ビデオ撮影してくれっていうから、これから帰るのにどーいうこと)
「He is crying now. Because It becomes difficult to pee.」
(おしっこ難しくて、彼泣いてる)
「It is too late. already 2 days in refrigerator.We can't」
(2日も冷蔵庫にあって、くっ付くわけないでしょ。無理!)
「OK. I understand. He is crying. Can you come back here night time?」
(わかったわ。とにかく彼今泣いてるから、夜に戻ってこれるかな?)
「No problem. See you soon」
(わかった。またね)
「一樹くんごめん。おちんちん、戻せないんだって」
「だと思ってました。わかってましたけど・・・・・」
と言って僕はまた泣いてしまった。
3時間くらいで、そろそろ泣きやんだ。
麻友さんは横で慰めてくれた。なんて優しい女性なんだ。
「一樹くん。どうする?コレ戻らないけど、生ごみに捨てる?」
「それだけは!麻友さんが食べてください」
と僕は泣きながらお願いしたのだ。
そして麻友さんはヘンリーに電話をしているようだ。
「わかった。ヘンリーにビデオ取ってもらうからすぐ戻ってくるって、それまでちょっと待ってて。」
すると10分くらいしたらヘンリーは戻ってきて、結局料理して食べることになったのかと驚いていた様子だった。
「OK.I am ready to take video. You can cook it」
(私、ビデオ撮る準備できたから、料理はじめていいよ)
コンソメ味で、煮込んだ鍋にニンジン、ジャガイモを入れて
皿にのった、根元まである大きなペニスを手に取り、
まずは体に埋もれているペニスと、いつも出ていた部分の2等分に分けた。
長さは半分半分だった。自分のペニスを包丁で切るのは心苦しかったがスパッと切れた。
覚悟を決めて鍋に入れたのだ。
さようなら、僕のおちんちん。
それを見ていた麻友さんが
「なんか大きなソーセージみたいだよね」
そして、玉袋が皿の上に残ったのだが、どう料理しようか、全然考えていなかった。
「玉袋ってどうしよっか?」
と麻友さんは僕に聞いてくる。
「全然決めてなくて」
「お稲荷さんかな笑、でも今回保留にしよっか。まだ賞味期限まだだと思うし。勝手にきめちゃったけど」
15分くらい煮込んで、そろそろ良いかなと思って
「じゃあ、そろそろいいかな?」
と僕は麻友さんに聞くと。
「良いと思うけど、ちょっと味見させて?」
そして僕は根元のほうではなく、いわゆる亀頭もある、普通のペニスを取ろうとした。
「そっちじゃなくて。こっちを切って味見したら、ビデオに映った時、アソコの小さい人って恥かいちゃうよ?」
そして根元のほうのペニスを麻友さんは鍋から取り出し、まな板に載せて1cm程度くらいに切り取り、口に入れた。
もぐもぐしているようだが、ゴミ箱に
「ペッ」と吐きだした。
「硬すぎて食べれない。ちょっとヘンリーと一樹くんも食べてみて」
麻友さんはまた更に、1cm、1cmと切り取って箸であーんと僕と、ヘンリーの口に入れた。
僕は食感は、すごく硬いガムを齧っているようだ。
そしてヘンリーもゴミ箱に吐きだした。
「It is too hard to eat. and bad taste」
(硬くて食べれない。てか不味い)
自分が一生をかけて作った料理なのに、こともあろうか、一口でゴミ箱に入れられてしまったのだ。
僕はゴミ箱に入れれず、小皿に吐きだした。
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投稿:2016.12.14更新:2016.12.14
私の宦官になってよ5
著者 あさくら 様 / アクセス 14324 / ♥ 23