その里には不思議な力で里に繁栄をもたらす一匹の白狐娘様が祀られておった。
日頃は酒や食い物などの供物で満足しているのだが、幾年か度に年頃の少年を求める事があり、今年も新たに一人の少年を供物として捧げる事になった。
白狐娘は供物として捧げられた少年の若く凛々しいチンポで肉欲を満たし一通り満足すると、今度はそれを包丁で切り取り喰らってしまうと言う。
彼もまた、その運命からは逃れる事は出来なかった……。
「ほれ! おぬしのチンポじゃ! 供物として刈り取ってやったぞ、ククク……チンポがない男が里に戻っても役立たずの用なしじゃ……ここでわしと一緒に暮らすというのはどうじゃ?」
少年は沸々と涙を流し、切り取られた自分のチンポをただ茫然と見つめるしかなかった。
「さて、おぬしの宝物をどう料理してやろうかのぉ……」
白狐娘はうなだれる少年を横目に素肌に割烹着を纏うと祠の奥にある台所に立ち、手際よく嬉しそうにチンポを薄切りにすると、それを御創りとして綺麗に皿に盛り付けた。
「では、いただこうかの……」
白狐娘は舌なめずりをしながら少年のチンポだった肉片に塩をひと振りすると、その一切れをゆっくりと口に運んだ。
そして綺麗に尖った自慢の歯でその肉片を噛み砕く……静かな祠の中にクチックチッと小気味良い音が何度も鳴り響いた。
「うーんうまい! おぬしも一切れ食うがよい、ほれ……ほれ、どうした? このわしの手作り料理を食えぬというのか? ククク」
自分のチンポだった肉が唇に押し付けられ少年は堰を切ったように泣き喚いた。
「男が泣きわめくでない、泣き止まぬとキンタマを噛みちぎってしまうぞ? ククク……」
白狐娘はゆっくりと少年の無残な股間に顔を近づけ、そっとキンタマを口に含み甘噛みした。
(コリッ)
「ヒッ……ヒィッ 嫌だ! キンタマは噛み千切らないでくれ!」
少年は本当にキンタマを噛みちぎられると思い、全身を震わせながら咄嗟に嗚咽を堪えた。
「ククク……そう怖がるでない、わしの言う事を聞けば良いこともあるやもしれぬぞ?」
白狐娘はそう言うと長い舌を伸ばし、ゆっくりと少年のキンタマを舐め上げた。
その瞬間、少年は今まで味わったことのない快感を感じ、ビクッと体を仰け反らせ薄い桃色のチンポの断面から白濁液を腹と太ももに飛び散らせた。
「勿体ない勿体ない……」
そう言いながら白狐娘はそれらを全て舐めとる、そのこそばゆい感覚に少年は思わず吐息を漏らした。
「どうじゃ? 先ほどチンポでまぐわった時よりも気持ちよかったであろう? わしの言いつけ通りにしておれば、またキンタマを舐めてやらんでもないぞ?」
少年は小さく頷くしかなかった……。
終
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投稿:2018.04.24
白狐娘と供物の少年
挿絵あり 著者 いち 様 / アクセス 9085 / ♥ 6