処女作を令和元年に執筆させて頂きます。
令和◯年、某国会での法改正により、IR(統合リゾート計画)法案が可決され、ギャンブルとエンターテイメントを融合させた、エロティックでグロテスクなエログロショーの開催が認可された話である。
その名は、新婚バトルロワイアル。エンターテイナーの参加条件は18歳以上30歳未満の男女カップルである。企画名に新婚とあるが、未婚カップルでも参加は可能である。高額な賞金を求めて多数のカップルが応募してきた。
ゲーム内容やルールはシーズン毎に刷新される予定であり、記念すべきシーズン1である初回はIR大阪ベイでの開催が決定している。客席のチケットは18歳以上限定でアリーナ全席分が売り出され、SS席100万円、S席10万円、A席で3万円と高価なものであったが、予約は完売し高値での転売もなされている。チケットが買えずとも、ネットTVでも配信が予定され、かなりの期待を獲得している。東京では政府の批判が強く大阪での開催となったようだ。
会場のセッティング、スポンサーの募集と同時に、出演者の応募が始まり、最高賞金10億円という魅力で合計1万組以上のカップルから応募が殺到した。初回は4組のカップルが出演する事になり、オーディションが行われた。(もちろん、次回以降に出演する人員は必要になるので、参加枠は多めに一次審査、二次審査とも確保している)
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オーディション 令和◯年3月10日-11日 於 各地
応募総数1万組を超えた人気ぶりの為、一次審査はWeb書類、二時審査はSkypeで行われた。12月の書類審査では300組に絞られ、Skypeでの面接により、プロフィール写真に偽りがないなどチェックされ、220組にオーディション参加権が与えられた。オーディションは、札幌、仙台、柏、さいたま、川口、川崎、静岡、新潟、金沢、大津、堺、神戸、岡山、松山、北九州、福岡、熊本、那覇と各地で行われた。東京都と愛知県では許可が下りず開催されなかった。各地それぞれ15組程度で行われたオーディションについて見ていこう。
オーディションは1泊2日で行われた。ここでは比較的若者が多くいた大津会場について見てゆく。大津会場への参加者の多くは京都府からの大学生であり、10代の参加者も多く審査員を喜こばせた。
オーディション初日は、13:00に大津市内に設けられた特設会場へ集合であった。2組のカップルが開始時刻に遅れたものの、18組中17組が参加を表明した。高額賞金のため、本気で参加を望む者が多いようだ。まず参加者は、身分証を確認され誓約書にサインした。このオーディションも撮影されると書類にあった。14:00からクイズ大会が行われ、TV出演に向いているか否かをチェックした。その後休憩と夕食、入浴時間が与えられた。19:00から、カップルは男女別で、身体検査が行われた。大津会場では17組中、14組が未婚であり、その大半が学生カップルであった。身体検査では勃起テストや性病検査も行われた。
20:30から大津会場では、個別面談と称して、女性からは12人、男性5人、男性スタッフ7人の各12名で性行為が行われた。
全ての女性参加者に対して、夫(彼氏)以外の人と性行為が出来ますかと質問したが、5人は拒否した。特にこれは選考に関係なく、外部流出防止から、性行為はカップルのいずれかにしか行わなれなかった。即ちSEXできた男性は全員、性行為を拒否した女性の夫または彼氏と言うことである。一方の男性側からの拒否は1人も存在しなかった。行為中はビデオ録画も行われた。
性行為を実施しなかった女性(5名)には、グループ面談を、男性(12名)には自慰テストが行われた。
オーディション2日目は、10:00から行われた。
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準備 令和◯年 4月30日
大阪で開かれる初回に出演するカップルが開催の3日前にIRのホテルへ招かれ、カップル別に説明がなされた。そのルールは以下の通りだ。3日後、5月3日の当日は19:00に開演する為、17:00迄にシャワーを浴びて指定の服で集合すること。そして、只今よりIRの施設から出られなくなること。また男女共に貞操帯の着用が義務付けられること。全カップルが再度誓約書に署名を行い、4組の出演者は無事に揃った。尚、予選合格し参加を表明した時点で、GPS付アンクレットを装着している為、逃亡の可能性は少ないと思われる。出演者には、無料でホテルの食事やカジノ施設等の利用が優待され、カジノチップも20万円支給されている。彼らの義務は毎日性欲剤を服用する事だ。イベント前日の夜からは、部屋からは出られない。
イベント前日、ルールの詳細と賭金配当の仕組みが発表された。出演者には外部と繋がる手段はないため、まだその詳細を知らない。
初回シーズン1では、3つのゲームが用意されている。アーチェリー、ルーレット&ダーツ、そして決闘である。(詳細はゲーム毎に記載) 配当は優勝組を当てた者に賭金が分配される仕組みとなっている。
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イベント当日、1万人の客席は満席となり、その男女比は意外にも女性が多く半々程であった。勿論IRイベントであり、どの組が勝つかは賭けの対象であり、これはカジノゲームである。賭金は一口1万円からであるが、インターネットからも購入できる為既に5000億円もの賭金が集められている。還元率は90%以上と従来の公営ギャンブルより遥かに良い。また、100万円以上賭けたものには、政府公認、IR売春券が貰えるため、富裕層の購入者は多い。
19:00になりイベントは、盛大なオープニングと共に始まった。それは極上の美女、そしてパフォーマーと豪華絢爛である。ネットTVの視聴者数は全世界で5000万人を超えている。10分程のパフォーマンスと政府役員ならびにIRのお偉いさんの話が終わった後、出演者がステージへ登場してきた。全裸に貞操帯を嵌めた出演者にスポットライトが当たる。男性出演者は後ろ手に手錠を嵌められており、なんとも惨めな姿である。彼らはまだこれから始まるゲームの内容を知らない。司会者から賞金と出演者の紹介が始まる。優勝賞金は10億円、これは初回イベントの為か高額である。そして、2位1000万円、3位100万円、4位30万円である。出演者は1万人から選ばれた精鋭であり、30万円の賞金で帰りたくはないだろう。リタイアはできない。
出演者1 成瀬匠 25歳 と 成瀬美里 23歳
出演者2 佐藤幸太郎 22歳 と 桜井怜 26歳
出演者3 松本陵 19歳 と 相葉穂花 18歳
出演者4 田中将大 22歳 と 田中理紗 22歳
30歳以下とあったが、やはり見栄えを考え若者が起用された。2組は夫婦、2組はカップルである。
いよいよゲームが開始される。1つ目は、弓である。このゲームでは男性の陰部のみを露出できるよう設計された強化ガラス製のパネルから、男性の陰部のみを露出させて固定する。的である男性器を、客席側に設置された投擲台から、女性が弓矢で狙うというゲームである。その間の距離は70メートルあり、弓矢は順番に一投ずつ放たれる。誰を狙うかは女性が決められる。このゲームでは、的にヒットした時点でこのゲームオーバーとなり、4位が決定する。
ゲーム開始だ。先ずは1番の男性、成瀬がルーレットのストップボタンを押す。ルーレットの針は相葉穂花を指した。相葉穂花は標的をそのまま成瀬匠に決めた。バトルロワイアル、最初の1投目である。穂花は狙いを定めて放ったが、的に届く事はなかった。その後、理紗、美里、理紗とルーレットはストップし、松本陵、田中将大、松本陵を狙ったが、矢が的中することはなかった。ルーレットを押す男性の順が一周した為、的の距離が50メートルに縮められた。だが、恐怖で縮こまった陰部は小さく、2巡目では、怜が放った弓矢が匠の陰部10センチ横に当たるほどで勝負は進展しなかった。
そして、的は20メートルまで近づいた。既にゲーム開始30分が経過し、参加者の男性は心拍数を上げている。出演を後悔している者もいるだろう。だが、その声は観客には聞こえない。距離20メートルでのルーレット1発目、成瀬匠は見事に自分の妻、美里を選んだ。その為、美里は別の男性を選び、松本陵19歳を的選んだ。松本は若く美男な為か、的に選ばれやすい。だが、残念ながら、的を5センチ程外れてしまい、勝負は続行。佐藤幸太郎はルーレットで理紗を止めた。理紗は的の男性に佐藤を選んだ。理紗は70メートルで2回、50、30メートルで各1回矢を放っており、上達していた。理紗は狙いを定め、弓矢を放った。矢は見事な放物線を描き、佐藤幸太郎22歳の陰部に突き刺した。陰部の先は吹き飛ばされ、佐藤は痛みのあまり気絶していた。幸いにも玉は無事のようだ。
佐藤のペアである、桜井怜もここで脱落となり、このペアは4位となる。だが、このイベントでは、男性機能を失った男性にも選択権がある。気絶した佐藤の回復を待ち、司会者は佐藤に尋ねる。貴方の彼女を売りますか?4位ですと、30万円の賞金になります。この場で彼女をオークションにかける事もできますがいかがなさいますか?、と男性の器を失った佐藤に尋ねた。怜は手錠され、猿轡も嵌められステージに立たされている。佐藤は自身のショックと、佐藤か歳上の怜に生活を依存していたこともあり、彼女の怜をオークションに掛ける事を承認した。
桜井怜は契約書にサインをしており、逃げる事は出来ない。このオークションでは、3カ月の性奴隷契約と、その期間に孕ませた子供を産ませる権利、女への身体改造の権利が付与されている。会場でのオークションの結果、今回最高齢の26歳でありながらも、なかなかの美貌をもつ、怜は、40代の男性に3500万円で競り落とされた。そして、オークションの規則により、女性のクリ◯リス へGPS付のピアスの装着が行われた。勿論、麻酔は使わず、購入者によってステージ上の簡易ベッドで施術が行われた。怜は激しく泣き叫ぶが猿轡をされており、何を言っているか会場には聞こえない。怜の3カ月に及ぶ性奴隷生活の始まった。その間、佐藤は院部の手当の為に、IR内の病院へ入院した。退院時に、賞金とオークションでの合計3530万円が渡される。桜井怜と分割するかは、男性の自由である。既に佐藤は男性の大事イチモツを破壊されでおり、男性ではないのだが。
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既に20時を過ぎ、2つ目のゲームが始まろうとしていた。ネットTVの視聴者は7000万人に増加している。1ゲーム開始後にも賭金が増え、現在1兆2千億円になっている。オッズは変化するが、途中からでも賭けに参加できるのが、本カジノゲームの特色だ。この1兆円超えには、政府の役人も驚きである。賭金による粗利だけで、1000億円になる計算だ。
続く2ゲーム目は「ルーレット&ダーツ」である。
現時点での出演者は、以下の通りである。
出演者1 成瀬匠 25歳 と 成瀬美里 23歳
出演者3 松本陵 19歳 と 相葉穂花 18歳
出演者4 田中将大 22歳 と 田中理紗 22歳
失格 佐藤幸太郎 22歳 と 桜井怜 26歳
このゲームでは、女性が主にゲームを行い、女性自身が儲けるチャンスもある為、男性のリスクと駆け引きが予想される。ルーレットでは、チップが毎ゲーム10枚配られ。最低1つは置かなくてはならないが、女性は好きな場所に配置することが可能だ。各ゲーム毎に、ヒットした場合の当選額も示され、女性は男性の去勢リスクと引き換えに、自身が儲かるシステムとなっている。
ヒットした場合、女性がダーツをする規則だ。ダーツの的には、男性の去勢方法が其々決められており、bullにヒットさせられれば、ゲーム続行となり、ルーレットで賞金を稼ぎながらも、男性の失格を免れるというシステムもあり、博打要素は大きい。
ルーレット1 回目、美里は10に1枚、穂花は3に10枚、理紗は25に3枚置いた。このゲーム、どうせ置くなら一箇所に沢山配置した方が良いが、出演者はルールを事前に知らされていない為、攻略できてない様子だ。このゲームの配当は1万円、なので、36倍で1枚ならば、36万円、最高360万円になる。ルーレットがまわり、13に止まった。
ルーレット2回目は、ルールを理解していないのであろうか、23歳の美里がEVENに1枚配置するという愚行にでた。女性から男性は見えないマジックミラーの裏で観戦している成瀬匠の表情は恐ろしい。幸いな事に17に止まり、匠は生き延びた。
ルーレット3回目、配当10万円に跳ね上がった。主催者はここらでヒットさせて欲しいようだ。仮に10枚を数字枠へ配置すると配当は3600万円である。ここで、賭けにでたのが、最年少の穂花であった。穂花はなんと、2ndへ10枚配置した。美里は15へ2枚、理紗は34へ5枚だ。ルーレットは見事に16へ止まった。穂花は配当300万円を、手に入れると共に、松本陵の男性器を掛けたダーツに挑む事になった。ここで司会者がインタビューする。何故、あの賭け方を?穂花は「私、ダーツが得意なので」と答えた。もちろん、狙うはbullだ。ダーツの的には、男性へ去勢方法か書かれている、的外れは火炙り、1-5は日本刀による竿の切断、6-10は竿のみギロチン、11-15は亀頭のギロチンと玉抜き、16-19玉抜き、20片方の玉抜き、となっている。
穂花は狙いを定め、数秒でダーツを放った。ダーツの得意な穂花は見事にbullに入れた。穂花自身以上に、彼氏の陵が喜んでいる。ただちに現金300万円が運びこまれ、会場の熱気は益々ヒートアップした。
ルーレット4回目、主催者は配当を30万円に跳ね上げた。ここで前回のルーレットで300万円という大金を目の当たりにした、田中理沙が勝負に出た。理沙と将大は安月給ながらも、子供が2人おり家計が厳しいため、なんとしても賞金が欲しいようだ。
既に3位以上は確定しており、100万円は貰えるが、それでは足りないようだ。理沙は7から12へ1枚ずつ計6枚、そしてEVENに4枚置いた。ルールが多少分かって来たようだが、1st等に全てのチップを配置する方が、賭金の回収率は増える。やはり、理沙にはルーレットの知識がないようだ。残る、美里も真似をし、ODDへ10枚配置、穂花は今回は攻めず、36へ10枚置いた。何かを感じたのであろうか。ルーレットが回転を始め、玉が転がる…
ホワイトボールは、9で止まった。理沙が36倍、1080万円を獲得。美里も奇数の為、300万円を獲得した。しかし、同時に2人の当選を想定していなかった、大会関係者は即座に新たな2位決定戦を行う事に決めた。これも、賭けの対象となる。
決定戦はダーツ301で行う事となり、理沙、美里、に加え、ペアである将大と匠もチーム戦として投げることになった。無論、余計なアドバイスをされない為に、男性と女性は異なるダーツ台で行われる。共に夫婦ペアであり、勝負は白熱している。匠、美里ペアには未だ子供がおらず、匠はイチモツを失うわけにはいかない。男性の双方、ダーツを放つ手が震え、かなり外している。理沙が弓道もダーツ1番上手いようだ。スコアを見た、匠は焦る。7/10ターンが終わった今、スコアは理沙と将大ペアが6、美里と匠ペアが134だ。残るは3ターン、9投だ。その回の先攻、将大が14に当てブースト。後攻の美里と匠ペアは、匠が6投、美里が3投残っている。匠はそのターン、3のトリプル、ミス、4、計16で終えた。残り、118だ。かなり厳しい展開である。その後の里紗はミス、2を当てパス、残り4。そして、美里のターン。美里は見事にBull、18、14と計82で、残り52だ。
最終ターン、先攻将大は、惜しくも5に当ててしまった。ブーストだ。スコア4で終了。会場は最高にヒートアップしている。将大と理沙の表情は上場だ。一方の匠は気が半分動転している。そんな匠の1投目は16ダブル、残り20。将大の顔が険しくなる。続く、匠の2投目… 緊張のあまり、1の上に的外れ。そして、匠の3投目… 1... 18に命中させた。見事、匠は生き残ったのだ。一瞬の空白を置いて、美里と運ばれてきた300万円を目の当たりにし、喜びを隠せない。
そして、負けた将大、理沙ペアの罰ゲームが行われる。今回のゲームは配当が高かった為、更に厳しくなっている。20のトリプルで罰ゲームから逃れ、3位敗退。(賞金、100万円と、ルーレットのボーナス1080万円。計、1180万円。彼らの3年分の年収だ。)
Bullおよび、スコア15以上で、将大の男性器オークション。どんな方法になるかは、競り落とした人の自由である。スコア15以下で、将大のオークション及び、理沙の強制オークションである。2人は夫婦の為、強制オークションになった時点で離婚となり、理沙は奴隷となり、新たな男の元へ行くことになる。子供も2人いる為、オークションで落札する者は総資産2億円以上有し、子供2人を養子とする者とされた。理沙の色気は並ならぬ為、購入したい観客は多いはずだ。
続
2850 April 10
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投稿:2019.05.02更新:2022.07.25
新婚バトルロワイアル I
著者 センチュリーミニオン 様 / アクセス 6916 / ♥ 4