僕はあまり人には言えない性癖がある。
それはペニスと睾丸を女性に切り取られて食べられたい
という特殊な性癖だった。
インターネットで調べると近所に動物の男性器料理を出しているバーがあるということで早速行ってみました。
4人掛けのテーブル2つとカウンター4つと結構小さなお店だ。
僕はカウンターに座った。店主は40代くらいの女性で一人で切り盛りしているようだ。出身地はとか趣味はなどどいった軽い世間話をしていました。
テーブル席にOLの女性が二人座ると
「ねぇねぇ今日は何にする?」
「えー豚のおちんちんの火鍋にする?」
「えー牛もなかなか食感いいんだよ」
などと話をしながら、結局は豚ペニスの火鍋を注文し、
二人で食べる様子を見ながら、自分のペニスが食べられることを想像して勃起していた。
結局その日はビール一杯だけ注文して、会計は1000円で済ませました。
そして、自宅に帰り今日のことを思い出しながら、
激しくオナニーに更けるのだった。
1週間後、会社の飲み会がありなんとなく飲み足りなかった僕は気づいたら、バーに来ていた。
「あら、いらっしゃい」
と店主が迎えてくれた。飲み会で酒が回り完成されていた僕は店主との話が盛り上がっていた。気づいたらタクシーで泥酔状態にて家に帰っていたみたいで店主から「お大事に」
というメールが入った。連絡先交換したっけか?何話したっけか?
などほとんど記憶になかった。たまに起きる自分の酒癖の悪さに少し反省した。
そして、居心地がよくなったのか、またバーに足を運ぶ。
「あら、タクヤくん。いらっしゃい」
いつの間にか名前覚えられている。そっかあの時色々話したのか。
周りを見渡すと、テーブルの大学生風の女性2人組が
豚キンタマの丸焼きを食べていました。
「タクヤくんのもあーしてほしいんでしょ笑?」
「えっなんで・・・。それを・・・」
「こないだ来た時に聞いたよ。大事なところ女性に食べられたいんでしょ?」
「いや・・。それは・・・」
そうか、酔っぱらっていて。やってしまった。
急に顔が赤くなり、すごく恥ずかしくなってしまった。
「別に恥ずかしがらなくたっていいのに。
人間のちんちんとかタマタマ食べてみたいっていう女の子結構いるんだよ。
一回だけ、性転換手術で不要になったキンタマ試食会うちでやったとき
それなりに人集まったんだよ。それにたまに『人間のありますか?』なんて言われるときもあるくらいだし」
「そうなんですか・・・。僕の妄想の中だけかと思っていました。」
「こないだ、タクヤくんが来た後にクリニック経営しているお客さんが来て
キミのこと話したら、30万円で摘出手術してくれるって言ってたわよ。
まぁ、売り上げを考えても、タクヤくんから20万円くらいもらえたら
試食会できなくも無いわね。」
「20万ですか・・。結構しますね。それに
僕は妄想の世界で生きているので、ホントにされるのはちょっと・・・」
「そっか、残念。まぁ日常生活不便になっちゃうししょうがないっか。試食したい女の子何人か知ってるから、気が変わったらまた言ってね」
「はっはい。」
そのような会話の流れになってしまい。気まずくなってしまいその日は家に帰りました。僕のペニスの試食会か・・・。
妄想の中では何回もしたけど、本当にされるとなると
オナニーもできなくなるし、会社のトイレも困るだろうしな・・。
現実的ではないよな。興奮する内容ではあるけど、でも気になる。身の危険を感じてか、お店から遠のくようになってしまった。
1年後くらいに店主からメールが来た。
『タクヤくん、久しぶりにお店に来ませんか?』
『僕もそろそろ行こうかと思っていました。』
と返してしまい。その日にバーに行ったのだ。
カウンター席に座ると背の高いモデルのようなの美人女性が一人座っていた。
「私はみなみ。よろしくね。」
「タクヤくんのこと話したら、どうしても会いたいっていうのよ」
「あたし、男の子の大事なところ食べてみたいんだ。
もともと、お肉が好きで色んな部位を食べてたんだけど
初エッチの時にフェラをして、興奮するよりも先においしそうだなって思ったの」
「そうなんですか・・」
「それから、この店に来るようになって
豚、牛のマラにハマっちゃった。
コリコリしたり、固かったりおいしいんだ。
それで、ママに人間のモノも食べたいって言ったら、キミにお願いするように言われたの」
こんな綺麗な女性に食べられるなんて願ったり叶ったりだが・・。
いやいや本当にされるなんて洒落にならない。あっそうだ。お金がかかるのを言い訳にして断ろう。
「手術代30万円でしたっけ?僕そんなに払えないですよ。」
「そんなのあたしが出すに決まってるじゃないのよ。」
しまった断る理由を封じられた。と僕は焦っていた。
「手術代はもちろん持つし、それとお礼に100万円あげるよ」
「100万円ってそんなに・・」
「みなみさんのお父さん社長で、令嬢さんだから、大丈夫よ」
100万円か、かなりの好条件だ。
待て待て、乗せられるなペニスがなくなったら不便なことがあるぞ。
「でも、本当に無くなっちゃったら会社でトイレ困るし・・・。」
「じゃあ、会社辞めちゃえば?」
「100万円もらったくらいじゃ、生活できないですよ。」
「そっかぁ、仕事で困らなきゃいいのね。」
「はっはい」
とつい言ってしまった。
「そうね、うちで下着部門を立ち上げたところで、
更衣室とか、トイレとか男子禁制の場所が多くて男性は雇いづらいのよね。
女ばっかりだと人間関係悪くなるし、ちょうどよかったうちで雇ってあげるよ。
女のパンツとか見放題だよ。」
「そんな急に言われても・・・。」
「ちなみに今、年収いくらですか?」
「300万円くらいです。」
「うちなら、450万円出すよ。
まぁ男じゃなくなるんだし、女子トイレ使ってもいいですよ。
全部個室だから、立ってできなくても問題ないですよ」
「それは、かなり良い条件ですね。
でも、オナニーできなくなるのはちょっと・・。」
「はぁ、贅沢言いすぎでしょ?
てかキミホントに切られたい願望あるんですか?」
そろそろ、彼女が怒りだした。
「もー出血大サービス。一回だけセックスしてあげる。
今後のオナニーか、私とのセックスどっちか選べ!」
ここで、断ったら彼女は泣くか、激怒だろう。
これだけ条件が整ったのだ。手を打つか。
彼女とエッチもしてみたいし・・・。でも勇気がない
「私とエッチしたいよね?」
「はっはい。」
「じゃあ、いいよね?」
「わかりました。わかりました。」
と僕は同意をしてしまったのだ。
その後、僕は彼女と一夜をともにするのだった。
フェラの時は、
「コレ食べるの本当に楽しみだよ。照り焼きにしようかな?それともポトフとか?」
言われる度に勃起をするのだった。
「ん~。タマはコリコリしてそう。でも臭みがひどそう。どんな味かな?」
無くなる恐怖よりも、彼女とエッチをする快楽と食べられる興奮が勝っている状態だ。そして、挿入の時は
「ホント下手くそ」と罵倒された。
「でも、もう無くなるし上手くなる必要もないっか」
などとピンポイントで僕を責め立てる。
そして、朝早速
・ペニスと睾丸の売買契約書(100万円)
・鈴木商事の下着部門への雇用契約書
・去勢手術の申込書が交わされた。
「ちなみに、会社は2週間後には来てもらうから。
うちも人手不足で、さっき病院に確認したら今日空きがあるから
来て良いってさ。もう申し込んだから一緒に行こうね」
「そんな急に・・・。」
「嫌なの?」
「いえ。」
そして病院につくと、院長とみなみさんが親し気に話している。院長も店の常連で、悪い言い方をするとグルみたいだ。
「じゃあ、まず初めに性病検査しましょうね。」
「えっ」
「病気持ってたら、食えないじゃん」
とみなみさんは話し、性病検査で問題ないことが分かると
「これで食の安全が確保されるわ。てか性病になるほど使ってないよね?昨日がもしかして最初で最後?」
「はい。恥ずかしながら」
「やっぱり童貞か、まぁそんな性癖あったらまともなエッチできないでしょ笑」
と言い放った。昨日エッチしたが、彼女にとって僕のペニスはただの食べ物らしい。しかも童貞だとすぐバレてしまった。
そして手術室に入る前に彼女から現金で約束の100万円をもらった。
すぐに全身麻酔をさせられて手術をされた。
「僕のペニスは・・・」
と看護師に聞くと
「無事摘出できましたよ。お連れ様が持って帰られましたよ」
「そうでしたか・・・。」
別れも言わず、ごめんよ。僕の息子よ。
初めは尿の管をつけられて、恥ずかしかったが無事に退院することができた。
数日たつと座ってするおしっこの不便さとオナニーができない不便さに嫌気がさしてきたのだった。
「あ~。切るんじゃなかったかも」
と家の中で、つぶやいた。そもそもペニスと睾丸無しにどうやって生きていくんだ。
将来子供がほしくなった時の為に、精子バンクでも行っておけばよかったか?
あ~射精したい。一時の気持ちの高まりに後悔したのだった。
そして彼女に電話をして、返してもらうように交渉したのだった。
「ペニスと睾丸を返してほしい?え~ヤダよ。」
「ちなみに今どこにあるんですか?」
「うちの冷凍庫。明後日、バーに行ってママに調理してもらうんだ。」
「やっぱ返してもらえませんか?」
「返してほしいなら、キャンセル料300万ね」
「そんな~」
「てか、今更返してもくっつかないはずだよ。
病院に問い合わせてみたら?」
僕は電話を切り、病院に聞いてみると
「それはくっつく可能性は1%もありませんね」
と言われた。そしてまた彼女に電話すると
「やっぱりくっつかないみたいです。」
と泣きながら話した。
「ちゃんと美味しく食べてあげるから安心してね。
ちなみに明後日はキミも来るの?」
「い行きます」
「じゃあ、見物料100万円ね、ペニス食べるなんて恥ずかしいところ
見せてあげるんだから」
「そんな~。元はといえば僕の・・。」
「でも今は私のでしょ?」
「う・・・」
「あっ冗談冗談、ちょっとからかってみただけ。元気出た?
まぁあげた100万円は好きに使っていいからさ、じゃっまた明後日バーで」
と彼女との電話は終わった。あ~明後日か楽しみだけど
ちょっと切なくなりそうな人生の一大イベントになりそうだ。
しまった、会社に連絡していなかった。
男性器のことも気になってうっかりしていた。
電話でもう会社に行けない、退職しなければいけない旨を伝えると
社会人失格などと怒鳴られたが、辞める許可は得られた
そして、約束の試食の日がやってこようとしていた。
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投稿:2019.06.01更新:2019.08.08
女セレブの試食(前編)
著者 あさくら 様 / アクセス 12956 / ♥ 42