「博士! 僕のキンタマに何したんですか!」
「あら、よく気付いたわね」
「やっぱり! ものすごく甘い香りが漂ってフニフニになってるし一体何をしたんですか!?」
「この遺伝子組み換えマシンで君のキンタマを美味しいフルーツにしたのよ…名付けてふぐりフルーツ!」
「ふぐりフルーツって…あぁ…せっかく彼女が出来たのに」
「ならちょうどよかったじゃない」
「ちょうどよくあるもんですか!」
「だって子種がないんだから生でセックスし放題よ? 感謝してほしいわ」
「そんな…結婚できないじゃないですか」
「君のキンタマはそこの木に移植してあるから大丈夫」
「え? あぁあああっ!!」
「結婚したら言ってね、収穫してくっつけてあげるから」
「どうしてロビーの観葉植物に移植するんですか! 丸見えで恥ずかしい!」
「防犯上いいじゃない、盗まれたら困るでしょ? そんなことよりも…」
(ブチッ)
「あひゃっ!」
「うーん、いい香り…いただくわね」
「うーんジューシーで最高! 酸味と甘みのバランスが絶妙で最高の味だわ!」
「ぁぁぁぁぁ……僕のキンタマが……ひどい」
「これはキンタマじゃなくてふぐりフルーツよ、24時間でまた実るから大丈夫よ」
「実験成功だわ、彼女さんによろしくね!」
「ううう……」
(翌日)
「キンタ…じゃなかった、ふぐりフルーツの調子はどう? 彼女さん何か言ってた?」
「……すごくおいしいって言ってました」
おわり
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投稿:2019.06.28更新:2019.06.28
博士と助手2(ショートコント)
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