・獣人
・人間
・モンスター
三種族が住むいわゆるファンタジー世界。
現代文明に似た世界だが文明の主役は獣人で人間は劣った種族とされ家畜愛玩(性奴隷)食料として活用される。
人間にも獣人と同等の教育が施されるがそれは獣人社会の安定の為である。
獣人の未成年は男女別学とし男子校には人間のメスが、女子高にはオスが就学して疑似的な共学校として機能する。
ヒト愛護法で無意味な殺戮は禁止されているが性欲や性的好奇心の発散及び獣人としての文化を継承する目的で人間の生殖器や乳房の切除や捕食が許可される。
学校での人間の扱いは主に校則で決められており、むやみに生殖器の味を貪ることなくその育ち具合を観察し食べごろを見極める能力の向上を重視させている。
人間の生殖器と乳房の計量は毎月教室で公開される。
遺伝学的に交配はできないとはいえ校内での人間との交尾は禁止されているがある程度は黙認される。
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放課後、僕は獣女子のグループに呼び止められた。
「おめでと~! ちんぽ15センチ君」
「ほらほら! 褒めてやったんだからありがとうは?」
「は、はい…ありがとうございます」
今日の計量で僕のおちんちんは15センチに達し、教室中の獣女子の視線がそこに集まるのを感じて覚悟を決めていた。
「じゃ、あそこに行こうか」
「はい…」
僕は3人の獣女子に囲まれながら解剖実習室へと連れていかれる。
後ろの方から他の獣女子達の舌打ちやブーイングが聞こえてくる…でもこの3人組には逆らえないようだ。
当然、ただの人間である僕も彼女たちに逆らうことはできない。
15センチ…僕のおちんちんはまだまだ成長して成人するころには18センチぐらいになるだろうと太鼓判を押された。
でも成長しきったおちんちんは味が少し落ちてしまうと聞かされた。
それに僕が成人することはまずない、その前にお肉になって獣人さん達に美味しく食べてもらう事になるだろうから…。
僕のおちんちんは獣人さんに食べてもらうために付いている…そうわかっているけれど、おちんちんを噛み切って食べられてしまうのはやっぱり怖い。
大きくなったおちんちんをいじって気持ちよくなることも出来なくなる。
先輩の男子がたまを噛み切られた瞬間に上げた悲鳴が忘れられない…痛いのは怖い。
「ほら、さっさと服脱いでそこに立ちなよ」
「えっ! あ、はいっ!」
「何ぼんやりしてるんだよ、今から私のお口でちんぽにイイことしてあげるんだからもっと喜びなよ!」
「はい…ありがとう…ございます」
僕が服を脱いで解剖実習用の台の上に立つと2人の獣女子が僕の手足をバンドで台に固定する。
「ん~…フーッ…ヤバイ、すっごく美味そう…」
リーダーの獣女子が僕のおちんちんに顔を近づけてクンクンと臭いを嗅ぐ。
こうしてジロジロと見つめられるのはとても恥ずかしく変な気分になってしまい、おちんちんがムクムクと大きく膨らんでしまった。
「よしよし! いい素直でちんぽじゃん!」
(パクッ)
「あふっ!」
いきなり先っぽを口に咥えられて僕は変な声を上げた。
「あはは! 何変な声出してるんだよ、ちんぽ舐められるの初めてなのか?」
「はい…」
「へぇ、もう誰かしゃぶってるのかと思ったけど私が初めてかよ…まぁこんな極上ちんぽ舐めたら噛み切るの我慢できないもんな」
噛み切る…いざその言葉を聞くと僕の足はガクガクと小刻みに震え出す。
「僕のおちんちん…噛み切るんですよね?」
「そうだよ? 怖い?」
「はい…」
「まぁ仕方ないよ、人間のちんぽは食べ物だからな…あきらめな」
彼女はそう言うと牙の光る口を大きく開いて僕のおちんちんを根本まで咥えた。
僕は覚悟を決めて全身に力を込め、そこを噛み切られる瞬間に備えた…。
「(さようなら、僕のおちんちん)」
しかし、予想に反して心地よい舌触りが僕のおちんちんを包み込む。
「フーッ…(クチュッ)」
「んっ!」
「…ぷはっ! ほら、気持ちいいか? さっさと精子出しちゃえよ(パクッ)」
「あっ! あっ!」
ビクッビクッと気持ちよくなりそうになる度に腰がけいれんする。
2人の獣女子がそんな情けない僕の姿を見てクスクスと笑っている。
「(恥ずかしい)…あっ! ああっ!」
(ビュルッビュルッビュルッ…ビュルッ…)
何かを考える間もなく僕は思いっきり射精してしまった…。
今まで味わったことのない快感が背筋から頭のてっぺんへと伝わる…僕は最後の一滴まで絞り出すように射精し続けた。
それをゴクゴクと飲み込む振動がおちんちんに響く。
「…ぷはっ! 美味いわ~」
「はぁはぁ…」
「へぇ…あれだけ精子出してもまだ大きいままじゃん! ホント極上ちんぽだな!」
「私のお口気持ちよかっただろ~? じゃあ食べるけど、いいか?」
「う……」
たった今味わった初めての快楽を僕は惜しく感じてしまい返事が出来なかった…おちんちんを失くしたらもうそれは味わえない。
「ホント、お前のちんぽを食べるのが私で良かったよな…感謝しなよ」
「え?」
「だって、もしクソ真面目な風紀委員の子だったらこんな気持ちイイことしてくれないよ? いきなり包丁でズパッと切られてオシマイだよ?」
「そ…そんな…」
「だからさ、私に感謝して素直にちんぽを食べさせなよ…後味悪いの嫌だからさ」
「……はい」
僕は素直にうなずくしかなかった…。
獣女子に…女の子におちんちんを舐めてもらった事は確かにとても嬉しかった…でも、こんなに気持ちのいいことなど知らなければよかった…そう感じたのも事実だった。
「よしよし、じゃあ極上ちんぽいただきま~す!」
(パクッ)
彼女はおちんちんを吸い取るように根元まで咥えみ、そこに牙を立てた。
もう一人の獣女子が僕のおちんちんの根本を止血バンドでギュウと締め上げる。
今度こそ、僕のおちんちんは噛み切られて無くなってしまう…そこから伝わる心地よい感触がより一層僕の心を不安に陥らせた。
(クチッ)
一瞬だった。
少し遅れてズキンと痛みが走る。
「あ……あっ……あっ!あっ!」
「あぁっ! 僕の! 僕のおちんちんがっ! わぁああああん」
ズキンズキンと響く激痛と、もう気持ちイイことが出来なくなってしまった事に僕はパニックになり泣き叫び、喚いた。
彼女はそんな僕の姿を憐れむような表情をしながら、その口は大きくクッチャクッチャと動き咀嚼する音が響いている。
「あぁ~! 美味い! すっごく美味いよこのちんぽ、ヤバイ!(クッチャクッチャ)」
「ちんこ肉褒めてもらえてよかったね~」
「いいなぁ、次は私がちんちん食べたい!」
2人の獣女子は僕の頭をよしよしと撫でながらそんな会話をしている。
「ちんぽがこれなんだからキンタマも美味いって絶対!」
ズキンズキンと痛むおちんちんの残骸を庇いながら、僕はたまも食べられてしまう事を思い出し、再び全身が小刻みに震えだした…。
「そんなに震えなくても大丈夫だよ」
「そうそう、一瞬だから」
「たまっ…たま…痛いの…いやっ! いやっ!」
僕は情けない顔で嗚咽しながら必死にそう声を絞り出す。
「オスっていうか、男子のキンタマってぶつけるだけで凄く痛いんだって」
「だから先に噛み切れば大丈夫でしょ?」
「前に噛み潰したのヤバかったよね、全身痙攣してひっくり返って失神してどこかに運ばれちゃったし」
「かわいそうだけどなんかマヌケ、アハハハ」
その会話だけで僕は気が遠くなった。
唐突に一人の獣女子がこう言いだした。
「私もこの子の精子飲んでみたい」
「え~! そういうことは先に言いなよ!」
「だって…さっき美味しそうに飲んでたの見てから思ったんだもん」
「ちんぽ無くなったらもう出せないし」
「溜まれば出るんじゃない? 夢精? だっけ?」
「タマフェラは?」
「でも止血バンド取らないと精子出せないし、取ったら出血するしダメじゃん」
「うーん…じゃあさ…」
痛みとパニックで気が遠くなりそうになる僕をよそに3人の獣女子が僕の精子のことで話し合いを続けている。
そうこうしていると僕は実習台から拘束を解かれた。
「ほら、しっかりしなよ」
「ちんぽがなくなったぐらいでヨロヨロになっちゃうとか、ホントオスって情けないね! さっさと歩きなよ」
僕はそのまま保健室へと連れていかれ、おちんちんの断面を処置されることになった。
「あら、キンタマは食べなかったの?」
保健室の先生が彼女たちに質問している。
「次回のお楽しみ!」
「まぁ…残酷な子たちね」
「だってこいつがちんぽ食べた後で精子飲みたいって言いだすから…」
「だったらここで生殖器を解剖して体内の精嚢から精液取り出しましょうか?」
「(!?)」
先生の言葉に僕は気を失いそうになった。
「え~…それはさすがにちょっと引くっていうか…グロイっていうか」
「そう? 私はペニスがないのに精巣を…キンタマを残すほうが残酷と思うけど」
「あの~、この子のちんぽの傷が治るのってどれぐらいかかるんですか?」
「痛みが引いて性感が戻って射精出来るようになるまで1か月はかかるわよ」
「マジで!」
「仕方ないかぁ…早く傷を治して私にも精子飲ませてね!」
「お前のちんぽ歯応えもよくて味も濃縮されててホント最高だったよ、ごちそうさま!」
「じゃあね~」
3人の獣女子はそう言い残して保健室を後にした。
「かわいそうな子…」
僕のおちんちんの断面を処置しながら先生がそう呟く。
(つづく)
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投稿:2019.11.27更新:2019.11.28
獣女子と僕
挿絵あり 著者 羅切庵 様 / アクセス 10310 / ♥ 6