その後、男性は無事手術を終えペニスと睾丸のホルマリン漬けを受付の私から精算時に渡した。それなりに立派だったので勿体ないななんて感じていた。
それから1ヶ月後、また性転換手術を受けるオカマちゃんの睾丸をもらうことになりました。
「徹平くん。今日は来るよね?」
「はっはい。行きますよ」
そしてその睾丸をもらった夜は明奈の家で新メンバーを加え第3回の睾丸試食会が開催されました。
私たちは、テーブルの上に摘出された睾丸2個並べて3人で観察した。
「今まで2人だったから、1人1個ずつだべていたけど3人だからどうしよっか?」
と私がつぶやいた。その後明奈が
「最初は鍋で、次は炙りだから違う方法で食べてみたいけど、今回は刺身にしてみようか?
摘出してから半日くらいしか経ってないし新鮮なはず。」
「お腹壊したりしないかな笑。でも素材の味をそのまま楽しめそうだからよいね。」
そういって、明奈は台所に行き2つの睾丸から刺身12切れほど作ったようだ。
各席に醤油皿とワサビを準備して並べた。
「こんなの食べてよいんですかね。緊張します。」
と徹平君は言っていた。そして私たちは一切れずつ味わった。
「なんか、今までで一番臭いけど。これが金玉の本来の味なんだね」
と私は言った。
「ん~生くさいね。徹平君感想は?」
「結構、くせがありますが男の自分が食べるって結構複雑です。」
「そっか!共食いだもんね」
と私が茶化す。あっそうだ。こないだの男性器全摘出の男性の話しなきゃ
ずーと言いたかった。
「そーいえば、明奈!こないだ全部取りたいって手術した人いたね」
「あ~いたいた。結構大きかったよね。」
「ね~。持ち帰りで残念だった。処分だったら食べてみたかったね」
と私は興味深々だった。ちょっと引かれるかなと思ったけど全然杞憂で
「私も。最近玉ばっかりでちょっと飽きてきちゃったね。性転換だと竿の部分は女のあそこ作るのに使うからなかなかゲットできないんだよね。」
「え~チンコ食べてみたいよ~」
と私は家で叫んでしまった。そして明奈は
「今度、そんな患者さんが現れたらここでおちんちんパーティしようね。」
たぶん、徹平君は引いていたけど私たちはどうやってチンコを料理したらおいしいかを話していた。そしたら明奈がイメージが沸かないから徹平くんでシュミレーションしたいと言い出した。徹平君は恥ずかしがるけど、私もしてみたいのでひと押しした。
「別に本当に食べられるわけじゃないからいいじゃん。もしやってくれたから一発抜いてあげるよ」
と私が言うと、徹平君は快く承諾した。
そして、やっぱりチンコといえばソーセージという話になりケチャップを冷蔵庫から持ってきた。
「あれ、マスタードないの?」
「そんなタイミング良くそろえてないよ」
と明奈は答える。
「じゃあ徹平君脱いで」
といい、徹平君は脱いだ。それから私たちはクスクス笑った。
「徹平君、私たちにチンコ食べられること想像して勃起したの?」
「キャー変態」
「こんなこと頼む私たちも十分やばいけどね」
それから私たちはペニスを皿に載せて、ケチャップをかけてナイフとフォークで軽く突っついたりして遊んだ。
「なんかおいしそうだね。お腹すいてきた笑」
「コレ食べちゃいたいね」
「それだけは~」
と徹平君は喜びながら、拒否していた。
そして落ち着いてきたら、シャワーを浴びてもらいお風呂場で手コキをしていてあげた。
その日は各自解散となり、私は家で夜食のラーメンを食べた。
次の日の朝、昨日はお疲れ様と徹平君を労った。
それから何事もなかったかのように私は接しているが、徹平君は明らかに私に好意を持っているように思える。
私の顔を見ると恥ずかしがるし、やさしさも感じられる。
どうしたんだろうと思い、飲みに誘ってみた。
世間話から始まり、いつから性器を食べるようになったかなども話した。
そしてこないだの話になると
「実はケチャップかけられて、ナイフ当てられて興奮してしまいました。」
と彼はカミングアウトしたのだ。え~まじかって感じだった。
私たちの都合で楽しんでたことが、彼も喜んでたのねと驚きを隠せなかった。
徹平君のチンコか~。見ず知らずの人のものより食べたときに有難みが沸きそうと思い彼のチンコを食べたいと素直に思った。
「もしかして、そんなこと考えて一人でしてるとか?」
「はい。なんか変な性癖に目覚めてしまいました。
こないだは夢で由希さんに食べられていました。」
と彼はおびえている。
「ヤダ、徹平君!」
と一応は恥ずかしがっておいた。
「私たち、病院でなかなか来ないチンコ廃棄物待ってる身分だけど、もし徹平君がその気なら私はいつでもOKだから」
「いや~本当に食べられちゃったら、オナニーもできなくなって困るから」
「そうだよね~。変なこと言っちゃったね」
それからは少し気まづくなったしまったので話題を変え、地元の話とかお酒の話などに変えてその場を楽しんだ私たちだった。
そして、時は過ぎ正月がやってくる。
私たちは3人で近所の神社で初詣をすることになった。
私と明奈の願いは同じで、今年人間のチンコを食べられますように
そして徹平君は今年、童貞卒業できますようにとのことだった。
「徹平君、したことなかったの?」
「はい、恥ずかしながらまだでした。」
「そっか、今年卒業できなかったら私が筆おろししてあげるよ」
「いいんですか?」
「うん。でも私たちの願いももちろん応援してくれるよね?」
「もちろん応援してます。」
「ありがとう、徹平君。じゃあさもし私たちの願いかなわなかったときは
徹平君のをご馳走してよ。」
「え~それナイスアイディア!これでみんなの願いが叶うね。その時は私が切るからよろしくね」
悩んでいたようだが、絶対に童貞を卒業したい徹平君は首をコクリと頷いた。
「じゃあ約束ね。」
私たち3人の長い1年の始まりだったのだった。
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投稿:2019.11.28
医療スタッフの食欲(中編)
著者 あさくら 様 / アクセス 4146 / ♥ 6