「僕こそごめん、、つい声出しちゃった、、、」
「純也さん、大丈夫よ。私たち女にはおちんちん切られるときの痛みとかわからないもんね。」
目の前でトピュッ、トピュッっと、僕のペニスから精子が飛び散るのを、恍惚の表情でまじまじと眺めていた響子も、優しく慰めるように言葉を発した。
「うん。でも僕は男らしくないなぁ、、決心したのにいざというときに弱くなってしまう、、、」
「私も普段なら躊躇なくメスで切開してるんだけど、、、今日はちょっと動きがとまっちゃった。」香織が続けて言葉をのべる。
「なんというか、、純也さんのおちんちん、切っちゃうんだーって興奮したけど、、痛いって声がきこえちゃったから、、、」
「うん。ごめんね、、。普段は香織さんの患者さんは麻酔してるから声出さないよね」自分の失態を恥ずように自虐的に純也が話す。
「男の人の一番大事なところをちょん切っちゃうんだもんね。普通の感覚ではできないかもね。」
「いや、せっかく香織さんにも協力してもらったのに、お願いした僕が中途半端度だとね、、、」
この日は3人での反省会から、おちんちんの切り方や道具の見直しを行い、ある程度の方向性を確かめたのちに解散した。
メスでちょん切る方法が確実そうという香織の申し出だったが、些か医療的なのでその方法は見送ることにした。
幼き日の体験から、ハサミで切っちゃうことにこだわっていたが、香織によると、勃起したおちんちんは太さも硬さもあるため、調理ばさみでは相当な握力と時間がかかりそうとのことだ。
方法としては、カミソリ並みに切れ味の鋭いナイフか、ハサミの場合は刃厚の薄いスッと食い込むようなものを使ってみようということになった。
今回の去勢体験(未遂だが、、)を機に、トラウマ克服のためにさらに去勢プレイに目覚めた純也であった。
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投稿:2020.09.09
愛のある去勢-5(完)
挿絵あり 著者 映露美倶楽部 様 / アクセス 8459 / ♥ 1