隣の席には学年で1番可愛い女の子だ。
俺も普通に見た目は悪くもなくそれなりにモテるほうだ。
その子の事が好きとかそういう気持ちもなければ向こうも彼氏もいるし自分にも彼女がいる。まぁ、隣の席とはいえあまり話したことのない女の子だ。
「次の授業でやっと終わりだー」
そう言いながら背伸びをした瞬間に机に足がぶつかり机の上の筆箱が床に落ちた。
隣の席の女の子は名前は自分と同じ名前だった。お互いの名前は漢字は違うがヒロミだ。
そのヒロミちゃんが俺の落とした筆箱を拾うおうと上半身を下にうつむいた。俺も拾おうとした時に頭をヒロミちゃんの頭とぶつかった。
「ごめん。」「こちらこそごめんね。」
何か、感じる違和感。
俺とヒロミちゃんは頭をぶつけたとたん体が入れ替わってしまったのだ。
「えっ」お互いに何が起こったのかわからず自分の顔が隣にいる。
そのままチャイムがなり授業が始まる。
ちょっと俺!冷静に考えてみよう。
自分に言い聞かし指先を動かした。
隣の自分にも何度も確かめた。
ヒロミちゃんも同じような行動をとっている。
手紙を書き自分の体のヒロミちゃんに手渡す。
...俺達入れ替わってる?
返事が手紙で帰ってくる。
...うん。そうみたい。どうしよう。
...学校終わったらちょっと合流しよう。
返事を返した。
俺とヒロミちゃんはお互いに彼氏と彼女がいる帰りはいつも一緒に帰るのが日課になっている。
誰にもばれないようにお互いの携帯を交換しあい理由をつけ彼氏、彼女と別に変えるように連絡をした。
ヒロミちゃんに手紙を送る
...連絡先のアドレスと具合が悪いから早退して先に駅前のデパートの屋上に行ってて下さい。
携帯がなる。
...わかった。私の体でトイレはまだ行かないで。。
俺もすかさず
...わかった、鞄だけもって学校終わったらそこに向かう
返信をした。
ヒロミちゃんが
「すいません。吐き気がするので今日早退させてほしいです。」そのように伝えた。
「この授業で今日は終わりだから早退にはしないから早く帰りなさい。」優しい先生だった。
そのまま鞄を持ち教室を出ていく。
チャイムがなり学校も終わり誰とも会話することなく急いでデパートの屋上に、向かった。
ヒロミちゃんが待っていた。
最初の一言が
「ごめん。トイレに行きたくて。」だった。
実は自分も我慢していた。
お互いに簡単に話し合った結果
二人でこっそりと多目的トイレに入ってお互いの体を誘導するようにそしてお互いは目をつむるようにと約束をしそのような形で交代に用をたす。
俺は自分の体のズボンのチャックを下ろしチンポを出し手で支える。
「いいよ。出して」恥ずかしそうにヒロミちゃんはチョロチョロと出し始め終わったとたんに「拭かなくていいの?」と聞いてきた。
俺は手でチンポを揺さぶり「大丈夫」としか言えなかった。
次は俺が目をつむりヒロミちゃんに誘導される。
パンツが脱がされているのがわかる。
「絶対に見ないでねっ」そう言いそのまま便座に座らされる。
「早く出してっ」恥ずかしそうにそう言い、俺は用を足し始めた。
変な感覚が頭に浮かぶ。小便が勢いよく音をたてながら出ているのとおしりの方まで伝っているのが感覚的にわかる。女子のトイレは意外とめんどくさいんだなと実感した。
出し終わった俺はトイレットペーパーを手で探す。
「私がやるからなにもしないで。」
そう言われながら股間をティッシュで拭き取られている感覚がなんとも言えない。
「あの。言いにくいんだけど」「なによ」
「おしりの方まで濡れてるかも。。。」
そこまで綺麗に拭き取ったあとパンツを履かされた。1人づつ誰もいないのを見計らいトイレから出る。
「。。。」お互い無言。
切り出したのは俺だった。
「あのとき頭ぶつけて入れ替わったと思うんだ。だからもう一度ぶつけてみたら元に戻るかもっ」
「そうかも。。」お互いに同意し頭をぶつけてみるがただ痛いだけで何も変わらない。
「なにも変わらないね。」
「私元に戻りたい。」そう言いながら目の前の俺の体のヒロミちゃんは泣いている。
子連れの母親達がそれを見てクスクス笑っている。
フラれた男が女の子の前で泣いているようにしか見えないのだろう。
「泣いてても仕方ないしこの先を考えよう。」俺は発言しそして説得をした。
このあとは俺はバイトが入っていたが休みをもらいお互い時間限界まで一緒にいた。
21時さすがに女子高生は帰らないといけない時間だがなにも解決はしていない。
俺はヒロミちゃんに自宅まで送ってもらい。俺の体のヒロミちゃんは携帯でマップを見ながら我が家へ向かった。
知らなかったのだが自転車で15分くらいしか離れていないところだった。
今晩携帯でやり取りをしながら考えようと話し合った。
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投稿:2020.09.10更新:2022.04.09
男の俺と女の俺 1
著者 よーこ 様 / アクセス 4131 / ♥ 3