禁断の魔窟の淵で魔族の女の子に捕まった男の子が処刑されようとしていた……。
「おねがい許して! もうここには来ないから助けて!」
「許さないよ~、私たちの聖地をのぞき見するような悪い子にはしっかりお仕置きしないとね……とりあえずおちんちん切っちゃおうか」
「イヤだっ! やめてっ!」
「やめないよ~!」
女の子はその鋭い爪先で男の子の着ている服をあっというまに切り刻んだ。
そして露になった男の子のおちんちんを乱暴に握りしめると、興味津々な表情でクンクンと匂いをかいだ。
「わぁ、もうオスの匂い漂わせてるじゃん! 知ってる? おちんちんは立派な方が切りやすいんだよ」
「やめてやめてやめて! お願いだから切らないでっ!」
青ざめる男の子の表情を楽しみ、ニヤニヤしながら躊躇いなくその付け根に鋭い爪先を喰い込ませる。
「もうちょっと大きくしよっか……(あむ)」
「えっ! ……あっ!」
女の子は男の子のおちんちんをゆっくりと咥えると、剥けかけたその先端に舌先を絡みつける。
男の子は初めて味わう快楽にガクガクと足を震わせながら、上半身を仰け反らせる……。
オスの匂いを漂わせはじめたばかりのおちんちんはグイと大きく膨らみ、その先端が女の子の喉の奥を付いた。
女の子は一瞬メスの表情を浮かべそれを楽しんだ……そして意地悪そうな表情へと変わると、そこを吸い上げる……。
「あっ! ダメ! 出ちゃう!」
男の子のおちんちんが白濁したそれを吐き出そうと大きくビクッと動いたその瞬間。
(サクッ)
まるで石の様に硬くなっていた表面をものともせず、その鋭い爪先はおちんちんの肉を断ち切った。
女の子は体から切り離されたばかりの、まだ熱いおちんちんを軽く握りしめ、恍惚とした表情でその感触と重さを楽しむ。
「痛っ! あっ! あっ! あーっ! ヤダヤダヤダ! 僕のおちんちん返してっ!」
脈動しながら血の噴き出す断面を女の子がひと舐めすると、噴き出す血は止まり薄いピンク色の断面がヒクヒクと震えている……しかし、ズキズキと響く激痛は止まらなかった。
吐き出す寸前だったそれは激痛と共に体の奥へと引っ込んでいく……男の子は絶望の表情で泣き喚く。
「そんなに喚かなくても、私の魔法でくっつけてあげるよ」
「ホ……ホントに!?」
「ただし、このおちんちんをひろってきたらの話だけどね……えいっ!」
女の子はそう言うと、魔物の巣食う魔窟に男の子のおちんちんを放り込んだ……。
おちんちんは真っ暗な魔窟の中へと落ちて消えて行った、男の子は小さく悲鳴を上げると引きつった表情で膝から崩れ落ちた。
女の子はその不憫で滑稽な姿に堪えられなくなり、ククククと笑い声を上げる。
「ひどいよ!」
「何がひどいの? これは罰なのよ? ほら! さっさとおちんちん取りに行きなさいよ」
「だって……あそこには魔物が」
「そりゃいるわよ、魔窟だもの」
「そんなの無理だよ……」
涙目で曇る表情の男の子を女の子は恍惚とした表情で眺める。
「そうだ、おちんちんくっつけたら私が気持ちいいコトしてあげる!」
「でも……」
「じゃあ、おちんちんのないまま村に帰れば?」
「そんなのイヤだよ! おちんちんがなくなったなんて知られたら、みんなに虐められちゃうよ!」
「だったら、おちんちん探しに行くしかないんじゃない?」
「……」
男の子は絶望の表情を浮かべながら、魔窟へと降りて行った……。
「がんばってね! 気持ちいいコト楽しみにしてるよ~!」
女の子は岩の上に腰かけ、ニコニコしながらその後ろ姿を見送る。
「どうかな~?」
程なく、金切り声のような男の子の悲鳴が魔窟に響き、続いて悍ましい断末魔の声が響き渡る。
「あら残念」
女の子は本当に残念そうな表情を浮かべ、次の獲物を待つことにした。
END
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投稿:2022.10.03更新:2022.10.03
魔窟の女の子
著者 羅切庵 様 / アクセス 8386 / ♥ 29