不名誉な失格
「序」
今回のブルマ検査の合格ロールモデルだったオレがなんで不名誉の失格になるなんて・・・。
第一章「標本作り」
5年生のブルマ検査のとき、オレのオチンチンは全ての項目で検査の要件を満たしていた。いわゆる、「合格間違いなし」のオチンチンだった。
5年生が終わりに近づいたある日、担任の先生から、保健室に行くように言われた。
オレだけが呼ばれることに不安を感じつつ、おそるおそる保健室に入室すると、保健室の先生と話していたのは、この前オレたちのブルマ検査をした女医さんだった。
「フユキ君ね。突然呼び出してびっくりさせてごめんなさい。実はあなたにお願いしたいこと・・・。」
女医さんに話は概ね以下のようだった。
・今年の5年のブルマ検査で、オレのオチンチンが形、バランスともベストだった。
・いちばん厳しいと言われる6年生の検査の合格の基準も満たしている、
これらのことから、オレのオチンチンを模範的なものとして、シリコンで複製した標本を作り、ブルマ検査の説明のときの模型にしたい。ということだった。
自分のオチンチンが認められたような気持ちになり俺は快諾した。
数日後、再び保健室に行くと、いろいろな道具がおかれていました。
「フユキくん、今日はありがとう。今日はあなたのオチンチンのかたどりをします。」
女医さんが言うには、歯のかたどりのオチンチン版で、オレのオチンチンのかたを取り、シリコンの模型を複製するらしかった。
女医さんが持った大きなビーカーに入った得体が知れない液体にオチンチンを漬ける。ひんやりとした感覚がオチンチンとタマタマを包む。
「まずは通常状態ね。」
暫くして、ビーカーからオチンチンを抜くと、
「はい。ありがとう。今度は大きく勃起した状態のかたをとるわよ。」
再びオレのオチンチンがビーカーに入れられると、液体の表面が固まるのをまって、オチンチンをつけたまま
「ハイ思いっきり大きくして。ビーカーは私が持っているから心配しないで。」
オチンチンがそそり立つ角度にあわせて、女医さんが持ったビーカーが持ち上がっていく。
「やっぱり、すごいオチンチンね。」
褒められて少し恥ずかしくなってしまった。
標本以外に、模範的なオチンチンとして放尿検査、射精検査、膨張率などブルマ検査でやったことを今度はカメラの前でやった。これも資料として使われるそうだ。
「どうもありがとう。これでフユキ君の標本作りは終了です。今後は模型が出来上がると、私たちがそれを使ってブルマ検査の説明のさせてもらうわよ。それと、いくらフユキ君が模範的なオチンチンを持っているからといって、6年生のブルマ検査はみんなと一緒に受けてもらいます。6年生のブルマ検査がんばってね。」
数週間すると、標本ができたとの連絡がありました。
オレのオチンチンの標本はやわらかく本物みたいだった。
第2章 「ブルマ検査当日」
俺たちが6年生となって、ついにブルマ検査のときが来た。
数ヶ月前に作った標本を持って、あの女医さんがブルマ検査の説明をしている。
ちなみに誰にも、標本が俺のオチンチンから、かたどりされたものということは知れていない。
それでも、標本が触られると、自分のオチンチンを触られているみたいで恥ずかしくなってきた。
「さて、この後は男子皆さんにはブルマ検査を受けてもらいます。1時間後に開始します」
合格間違いなしの俺のオチンチンは、不合格の心配をする必要はまったくない。
不合格になることを怖がって、検査前にお漏らしをして放尿検査ができず、結局不合格になった例も過去にはあるみたいだが、お漏らしをする時点で失格だ。それより俺は膨張検査でこの前より立派に成った俺のオチンチンをあの女医さんにみせてやろう。
そんなことを考えて、検査のときを待っていた。
放尿検査が終わり、ついに膨張検査になった。
「フユキ君の膨張検査を開始します。それではオチンチンを大きくしてみてください。」
目の前に座っている女医さんの目の前に仁王立ちになり、思いっきり下半身に力を込めた。
ブリッ!!!
鈍い音と同時にものすごい悪臭が辺りを包む。
気まずいなんともいえない、非常に冷たく重苦しい空気が流れる。
床にあってはならないものが目にはいる。
鬼となった女医さんから
「フユキ君を不名誉な失格とします。」
当然、この後の射精検査は打ち切り。
そのまま施術部屋に連れて行かれてしまった。
第3章 「その後」
結局、俺はブルマにされてしまった。
俺はすぐ隣町の学校に転校した。
しかし、ブルマーを穿いているためもともと男子であったことはバレバレだった。
新しい学校では、2学期になってこれからブルマ検査が行われる。
俺は当然免除だが、当日、体育館の外から様子をこっそりのぞいてみたら、俺のオチンチンの標本でブルマ検査の説明が行われていた。
そこで泣きたい気持ちをこらえて、誰もいない校舎の中にひとり入った。
俺にはもうタマタマもオチンチンもないのに、俺のオチンチンから作った標本が使われているのが悔しかった。
その気持ちが俺をある場所にむかわせた。
男子トイレ・・・。もう無理だとはわかっている。
だけど俺の中の男の心がそれを認めない。認めたくない。
小便器の前に立ってみる。
ブルマーを下げて股間に手を伸ばす。
当然男の証明は奪い取られている。
もうついていない股間を突き出し、まだできると言い聞かせて立小便をしてみた。
自分の心とは裏腹に、オシッコは小便器には届かず、脚を伝い流れていった。
できるといくら言い聞かせても、すでにできない体なっていた。
オシッコで濡れて気持ち悪いブルマーを無理にはいて、誰かにばれる前に泣きながらその場を離れた。
おしまい
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投稿:2023.08.07更新:2023.08.07
不名誉な失格
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