・生体義体の実用化
生体義体……簡単に言えばクローンボディに人工臓器に置き換えた品物、人工臓器もクローンも解禁して産業ベースにされたのも三度目の世界大戦がきっかけ。三度目は社会/共産主義国家らが仕掛けるも資本民主主義国家らの手により苦戦、そのうち社会/共産主義国家の主要国で起きた同時多発テロにより戦争所ではなくなった、爆弾ではなく”BCテロ”ならな……これで核まで使われていたらゾッとするさ。その主要国の同時多発テロは国内の全主要都市で起きており犠牲者は元より多数の被災者を出し重度の後遺症患者に溢れた。上層部も戦争による制裁でまともな治療ができずに重度身体障害患者は安楽死させる程に追い詰められ、体制崩壊に繋がり敗戦……重度の後遺症患者の一部は民主/資本主義国の生体義体やクローン治療の治験者にあり付け、敗戦した祖国から脱出し移民する事が出来た。それほど功績が大きいのだ。
最もコレを活用したのは刑務所……我が国も多様化やら国際化に伴う受刑者の増加により刑務所は前々から受刑者の過密化、解消する為に刑務所を建てるとなると地元自治体は良い顔しない、例え過疎やら限界集落でも……それに運営する人材確保も課題であり生体義体を利用する事でこれまで刑務所内での労務刑を社会全般に広げる事が出来るし刑務所は精神異常者と高齢受刑者に絞り込む事が出来た。生体義体は”肉体労働型”が基本である、しかし受刑者の大半が損害賠償を抱えているから割が良いのは“特定遊戯”って呼ばれる区分、簡単に言えば性産業だな……これまでは人権上規制してきたが少子化の要因に犯罪が減らないのならある程度は解禁するのも一つの手だ……児童型生体義体で性行為させようと言う事さ。当然反対運動も起きたが関係各位は潰した、解決案が示さない奴は所詮クレーマーだからなぁ。
生体義体は脳を保護して各種インターフェイスになる”脳殻(のうかく)”がある、受刑者は脳殻と言う檻に入れられる訳だが生命維持も握っているからな……生態維持の為に”維持剤”を要するがこれは受刑者本体の生殖細胞を原材料だ受刑者本体は人工羊水に満たされた水槽にて保存される、酸素供給を兼ねたマスクから流動食を流し込まれケツ穴には強制排便装置が刺し込まれ性器は生殖細胞採取装置が取り付けられる。この場所は国家機密で位置も施設の数も人員も不明……奪還防止を防ぐにはコレが重要らしい。
・悔漏間男児(ぶるまだんじ)
”特定遊戯児童型”は男児/女児がある……豊胸豊尻からデカチンに短小と自由自在で両性具有にシーメールも対応可能である。悔漏間男児は性的暴行罪に確定された成人男性にされるが未成年でも罪状が重たいのなら適用される事がある。囚人服は通気性が良いTシャツ+悔漏間+女児下着(冬季には専用全身ボディースーツ、若しくは専用コートを着用)に錘付運動靴、元々は学童女児用運動用ズボン”ブルマ”であったが時代の流れで今や性的衣装の一つになり悔漏間を履かせる事で理解させる訳だ。初期教育で拒否する奴も出て来るが革ベルト&錠前付オムツを履かされて排便/排尿の自由を奪い放置……至る場所にカメラがありお漏らしシーンやオムツ交換も撮影される、男性器は短小朝顔蕾な肉棒にされており精通済みである。これにより数日で屈服する訳だ……時折狂ってオムツ児童になる事もあるがこれも割と需要がある。悔漏間男児になった受刑者は国内にある各”特定遊戯都市”と言う性のテーマパーク内にある”学校”にて刑務作業になる性行為を始める訳だ。学校では各種性行為の場所でもあるが規則から正しい性行為を教え、受刑者の報酬まで管理する機関でもある、教師は懲戒免職された受刑者で割と女性が多いがプレイ用に男性教師も……因みに未成年受刑者で義務教育期間中なら”中高一貫校”になり、午前中に一般科目授業を受け午後は各種性行為をする訳だ。中には女学園にして男性受刑者を性同一障害男児と見なす所もあるが本当に性同一性障害と診断された受刑者はシーメール型さ。
「ぅ……」
翔は目が覚めた、溜り場になっていたセンパイの家にて高校の後輩が連れ込んだ女子生徒を仲間数人とマワしていた際に通報で駆け付けた警察官らに現行犯逮捕、裁判所での判決は有罪……その後護送車内で眠ってしまった……高校生であった翔は姿見を見て愕然となった、小学校時代の自分だったのだ。
「あっ、ほんとうだったのか、噂は」
「ーお目覚めだね、悔漏間男児の翔君♪ー」
翔は見渡すが複数の監視カメラと音声マイクがあるのだろう、室内はドアが何処にあるのか分からない程真っ白なのだ。
「ー初犯でも通報された時点で複数の被害届が出ていたからね……それに数々の恫喝やら脅迫、強請り。ああ高校は退学処分になっているが中高一貫校への転入になるからね、自動的にー」
「売りやがったな、あいつら」
「ーいいや、あの場に居たお友達も含めて全員有罪さ……保護観察者はいないー」
あの溜り場にはウラモノのデータも幾多も有る……翔はキッと表情を硬くする。
「ーさて、そろそろ服を着て貰えると助かる、振り向いてごらんー」
「なっ、これは」
「ー悔漏間ー」
翔も昔のウラモノでは幾度か見た事があるのだが……振り向いた目の前に何時の間にか置かれていた丸首シャツに女児ショーツ、ブルマが置かれていた。しかも丸首シャツには翔子と言うマジックで書かれたゼッケンが付けられている。
「ー拒否するとオムツを履く事になる……ー」
翔は渋々着替える事になる……それは自らMになる事も知って……。
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投稿:2024.09.18更新:2024.09.18
国有生体義体刑 特定遊戯児童型生体義体実例報告書
著者 kyousuke 様 / アクセス 1214 / ♥ 5