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・悔漏間男児　３

日下部は目的地である某特定遊戯都市にあるバックヤードにて大型セミトレーラーを停車させていた。バックヤードは外部から遮断された特定遊戯都市にて使用する消耗品を搬入して保管し分配し、特定遊戯都市から出て来た物を搬出する。当然ここは脱走防止の要になる……。棺桶三個は速やかに係員が運ぶ……。
「准尉、おつかれさん」
「少佐……ライフル抱えていると何事かって思われますよ……」
日下部は馴染みの正規軍少佐を見て呆れた、アサルトライフルを携行しベストには各種機材が装着し完全に野戦形態なのだ。
「華僑の連中はアテにならないからな……あの三人を奪還する情報が飛び交ってな……」
言われるとここに来るまで似た様なＳＵＶがバックモニターに映っていたなぁ……人が悪い。
「結局はガセだったんですか？」
「ああ、本人確認してな」
……恐らく閃光弾投げ込まれてＳＭＧかアサルトライフルの銃口突き付けられたんだろうなぁ、警察にしてみれば半分訓練みたいなもんだ。華僑の有力者らは黙認しているのもお灸を据えるなら外部の方が効くからだ。
「そうだ、日下部……ちょいとつきあえ」
少佐は自分の有給消化具合まで把握しているぽいな……ＰＭＣとは言え会社組織だ。

バックヤードに近い屋内駐車場にて愛車を停車させた。
「さてと……ゆっくりはできないな」
日下部はボストンバックを担ぎバックヤード管理棟へと行く。そこには私服姿の少佐がおり部下の軍曹と話していた。如何にベテランと言う感を出している。
「おお、准尉殿……何事もなく済みそうです」
「あの三人は少々遣り過ぎたからなぁ……」
「全くです、華僑の端くれとしても仕方ないでしょう。長老らも見捨ててますしね」
最も若手が理解しているのか軍曹も知らないと言う。
「少佐殿、では……」
少佐と同じ階級になっていたが彼は幾度か昇進を辞退している。帰化した自分なら軍曹で十分だ、生身を国の手違いで失った日下部にして見れば羨ましい……。

少佐の上官数名と霞が関勤めのキャリアらと合流……今回もオレは竿師としての参加か。キャリア官僚らのリーダー格が言う。今いるのがフリーの特定遊戯児童型生体義体の受刑者らを仲介するショールームだ。各種制服に装着されている番号札で識別する。初心者マーク入りもあるな……。
「さて准尉はどちらがお好みかね？」
「……２４番の子ですね」
「ほぉ悔漏間女児か……オプションは乱度背瑠（ランドセル）か？」
「はい」
オレが手続きしようとした際に彼は手早く手続した。乱度背漏には様々な器具がある……。
「別の場所で准尉を見てな……」
何処かの災害現場で出場した際に見かけたのだろう、オレは生身じゃないから少々危険な場所でもデカイ図体がねじ込めれば呼ばれるからなぁ……心意気として受け入れる事しておこう。
「ナギです」
「オレの事は准尉で大丈夫だ……」
首輪にリードを装着、ここでは定番のプレイだ。
「准尉様、お近づきに」
ナギは屈むとオレは肉棒を出す、そのサイズにナギは驚くが直ぐに舌で金魚の口を嘗め始めた。
「あっ」
「心配はいらないさ……貞操管理されていたのだろう」
全身拘束されて低濃度媚薬入り流動食を流し込まれオムツ内で排便排尿、交換される際には撮影もされる……同性愛性癖持ちに分からせるには効くらしい。高校生のナギも同性強姦の罪で投獄……被害者らの補償の為に児童型を選択しており今では男性を相手にする事も躊躇う事はないぽい。これは男性にも言える事だ……。

「たちんぼもいるんだな」
「はい、あの方らはベテランですからね……」
ショールームを出てメインストリートを歩くとコートを羽織った女性らであるたちんぼが見られる、終身受刑者に見られる傾向であり悔漏間の割合は低い……何れもコートの内側は開いてみてお楽しみだ。
「……准尉様、先程は」
「普段は来る事は無いからね……出世した後輩を持つと大変さ」
他の面々もお目当ての子を引き連れている、特定遊戯都市内部なら合法なのだ……。悔漏間男児がビラ配りをしておりオレは受け取る。
「学園の方でイベントしているのか？」
「はい」
「おもしろうだな」
キャリア官僚の一人はニッとすると全員でいく事にした。

学園は先述したように中高一貫、ただし授業は単位制であり受刑者の学力によってカリキュラムが分けられている。ここで高卒資格を取る事も出来る……最もそんな事をするのは少数派だ、大勢が一刻も早くシャバに戻りたい一心になるか終身刑により無意味に感じるのか、最も個々の生活に溺れると言う推測もあるのだが……。
「悔漏間レスリング？」
「はい、相手を射精させるか潮を吹かせるかで勝敗を決してます」
ナギが遠い目になる辺り潮を噴射されたのだろう……剥かれ肥大化されたクリはイキ易いのだ、慣れてないと腰が立たない状態になる。悔漏間男児は何れも巨根と巨玉だ……感度はクリ並にされている。孔の挿入の有無やら色々とあるので定番イベントらしい。
「今回は初心者限定ですね」
フカフカのマットにて悔漏間男児二人が向き合い兜合わせしている……声がいろっぽいな……。
「今回は無いですが最下位だと切断ショーになる事もあるんですよ」
「……それはまた物騒だな」
「最も性犯罪受刑者ら限定ですがね……無論彼らにも最下位ペナルティはありますよ」
この分だとナギは経験豊富なんだろうなぁ……オレは振れない事にした。