完全去勢コース 妙高・最終日
【完全去勢コース 妙高・最終日】
場所:アフロディーテ地下手術室
担当:ヴィナス主任医師・雲龍(立会人)妙高は全裸で、両手を頭上に固定された婦人科椅子に座らされていた。
両脚は最大限に開かれ、膝裏を金属の支えで固定。
股間は完全に無毛化され、すでに萎えきった陰茎と陰嚢が、照明の下で白く光っている。「さあ、妙高さん。今日で本当に『男』は終わりよ」
雲龍が甘く囁きながら、妙高の頬を撫でる。
妙高の瞳は恐怖と期待で揺れていた。医師が無菌手袋をはめた手で、妙高の陰嚢を掴む。
「麻酔は……局部だけ。意識は完全に残すわ。これがお客様のご希望だから」針が陰嚢の根元に刺さる。
「ひっ……!」
冷たい麻酔液が注入される感触。
数秒後、下半身の感覚がふっと遠のいていく。医師がメスを手に取る。
「まずは陰嚢切開」シュッ……
鋭い音とともに、陰嚢の皮膚が縦に一文字に裂かれた。
妙高は息を詰めたが、痛みはほとんどない。
ただ、冷たい空気が直接睾丸に触れる感覚に、全身が震える。「ほら、見てて」
雲龍が妙高の顎を掴んで下を向かせる。
開いた陰嚢から、二つの睾丸が白い膜に包まれてぶら下がっているのが丸見えだ。医師が鉗子で左の精索を掴み、引き出す。
「これが……あなたをオスにしていたものよ」妙高の喉が鳴る。
「……あ……あぁ……」医師は迷わず、精索を根元から切断。
プチッ、という小さな音。
左の睾丸が、ぽとりとトレイに落ちた。
妙高の身体がびくんと跳ねる。「次、右」同じ手順。
プチッ。
二つ目の睾丸がトレイに転がる。
妙高の目は虚ろになっていく。「睾丸摘出完了。次は陰茎」医師が陰茎の根元に輪状の切開を入れる。
皮を剥くようにして、陰茎を根本から切り離していく。
血はほとんど出ない。完全に血管を結紮しながらの作業だ。「これで……もう二度と勃起することはないわね」陰茎が、まるで切り落とされた枝のように、
ぽとん、とトレイに落ちた。妙高の股間には、今はただ、
ぽっかりと空いた穴と、縫合されるのを待つ傷口だけが残っている。雲龍が優しく妙高の耳元で囁いた。「おめでとう、妙高ちゃん。
これであなたは、完全に『メス』になったのよ」妙高は涙を流しながら、かすれた声で呟いた。「……ありがとう……ございます……
もう……私……男じゃ……ない……」医師が最後に、傷口にピンクのガーゼを当てながら告げる。「一週間後に膣形成手術ね。
そのときには、立派な『おまんこ』を作ってあげるから、楽しみにしていなさい」妙高は、ただ小さく頷くだけだった。
股間にあった「男の証」は、もう完全に失われていた。これが、
妙高が完全に「元男」になった瞬間だった。(了)