私だけの粗チン
彼女はあなたを手のひらに乗せる。
「他の子のところ、行かないよね?」
問いかけというより確認。
あなたは小さい。
主張しない。
奪いにいかない。
だからこそ。
「あなたは私専用」
彼女は少し安心したように笑う。
大きくて目立つ存在は、
誰かに奪われるかもしれない。
でもあなたは違う。
小さくて、
彼女のポケットに収まって、
外の世界を知らない。
「私がいないとダメなんでしょ?」
その言葉は鎖じゃない。
合図。
あなたは彼女の部屋で、
彼女の時間で、
彼女の温度で生きる。
他の誰も触れない。
他の誰も知らない。
比較もない。
競争もない。
ただ一つの世界。
「あなたは、私の小さな秘密」