世界観光ガイドブック・去勢特集号
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個人旅行者を対象に、世界の隠れた見どころをご紹介する「世界観光ガイド」シリーズ。
これまでの国別ガイドブックに加えて、事項別シリーズが登場。
いよいよ「去勢特集」発売。君も行って、見て、体験しよう!
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前作「アイスランドの陰茎博物館」はこちら
(8) オーストラリアのチャリティイベント
オーストラリアでは、白血病などのがん患者を支援するチャリティイベントが盛んに行われている。有名なものは抗がん剤の副作用で髪の毛を失った患者に、かつらの材料を贈ろうという趣旨で始まった、自分の髪の毛を全部剃り落して丸坊主になるといものである。
【↓ イベントの光景】
【↓ 女性のロングヘアをバリカンでばっさり】
【↓ こちらは別の団体のイベント】
しかし、そのうちに単なる髪の毛の寄付だけでなく、自分が丸坊主になることを宣言して、友人、知人、さらにはネット上の不特定多数の人から、募金を募ることが主流になってきた。そうなると、主催団体も「Befour-After」の画像をネットに公開したりして、募金に主眼を置くようになってきた。
【↓ Befour-Afterの画像】
【↓ 別団体のBefour-Afterの画像】
【↓ 団体のホームページの画像】
【↓ 剃髪前のボードを掲げての記念写真】
これらの国を挙げて行事を機会に、友達同士でゲームをして負けたら罰ゲームで剃髪されたりする身内のイベントが開かれるケースも多いようである。
【↓ 箱から頭部だけを出して剃髪される罰ゲームイベント】
【↓ 東洋系の女性もどんどん参加】
さて、男性はもともと短髪の人が多い土地柄であり、かつらの材料の提供はあまりなかったが、募金方式が主流となると、参加者が現れるようになった。ただし、男性の丸坊主では別に意外性がないので、体毛を剃り落とすことで、募金を集めるイベントが開かれている。
【↓ 脛や胸の毛を剃るイベント】
その中でも一番多いのが、陰毛を剃り落すイベントである。いろいろやった結果、何といってもこれが一番お金が集まるということが分かってきたためである。
【↓ 陰毛を剃るイベント~大事なところはネットで保護】
【↓ 陰毛を剃るイベントに参加した日本人の男性】
【↓ 電動シェーバーか剃刀かどちらかで股間はパイパンに】
【↓ こちらの日本人男性は電動シェーバーでパイパンに】
【↓ こちらの日本人男性は剃刀を選択】
男性の場合も当然「Befour-After」の画像が盛んに掲載された。ところが男性の場合、近年はやはり肉食系より草食系の流れなのか、美容として体毛を永久脱毛したり、陰毛を剃り落したりするのが普通になってきた。その結果として、体毛だけでは寄付金があつまらなくなり「Befour-After」の画像の効果も薄れてきた。
【↓ 男性のAfterの画像】
【↓ 同じく男性のBefour-Afterの画像~包茎のペニスが勃起している】
【↓ 同じ男性の剃毛作業中の画像】
【↓ 男性のBefore-Afterの画像集】
そこで、ここ数年、より刺激を求めて、男性がチャリティで去勢することを宣言し、それに寄付金を募るイベントが行われるようになってきた。
世界的な畜産国であるオーストラリアでは、去勢用の道具はどこにでも転がっている。
【↓ 去勢器のひとつであるバジゾ】
【↓ 陰嚢の皮膚を上から精索を圧迫して挫滅させる】
【↓ 睾丸を確実に壊死させるには挟むタイミングが重要である】
【↓ もう一種類の一般的な去勢器のエラストレーター】
【↓ 陰嚢全体を強力なゴムバンドで止めて壊死させる】
【↓ 陰嚢全体が壊死したら睾丸ごと簡単に切り落とせる】
今年の話題は、昨年オークションに陰嚢を提供し、今年はペニスを提供すると名乗り出た男性である。2年連続去勢も珍しいが、注目を浴びたのは何といってもその巨根であった。
【↓ 昨年は陰嚢を提供し今年はペニスをオークションに出した男性】
睾丸がなくなって1年たっても、この勃起力を維持しているのは、実に見事というほかはない。
これらの方法は、去勢の結果が分かるまでにやや時間がかかるのと、睾丸だけでなく陰茎もチャリティに提供するという希望があると対応しづらいため、直接的にハサミで男性器を切ってしまう方法も用いられ始めている。
【↓ 鋭利なハサミで一気に切断】
【↓ ハサミで切断中】
【↓ 大きなハサミで陰茎だけをスッパリ切断】
この方法は、視覚的効果からも人気が高く、募金額も多いため、今後増加が予想されている。
【↓ ハサミで切断した場合の予後はこんな感じである】
【↓ 男性の去勢のBefour-Afterの画像】
【↓ オークションで落札されて、切断される陰嚢】
寄付金額を増やすために、切断された性器を材料にしたグッスを。チャリティオークションにかけることもある。
【↓ オークションに出された性器のホルマリン漬と陰嚢を使った財布】
【↓ これまでに性器をオークションに提供した100人の男性の去勢前の記念写真】
▲▽▲▽▲▽▲▽ 読者からの耳より情報 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
有名な性器のチャリティイベントですが、普通はあらかじめ寄付金額が決められた額に達した場合に実施されます。しかし、寄付金をその場で募って、金額が一定額になったら「GO!」というイベントが開催されるようになりました。
寄付は、普通はネットでクレジットカードで申込み。もし不成立なら返金されます。
この方法だと、飛び入りで立候補もできるため、普通の剃毛イベントのつもりで参加して、流れと勢いでそのままやってしまうというケースも多いようです。
最近の剃毛イベントでは、このタイプの立候補者のために、会場の目立つところに、男性器を切断するギロチンが置かれていることがあります。
穴から性器のどの部分を出すかによって、陰嚢のみ切除、陰茎だけ切断、全性器切除のいずれにも対応できるのはもちろんです。 基本的には本人の自由ですが、中には陰嚢だけ出していると「全部出せ!」といった声がかかることもあるそうです。
【↓ ギロチンの上部には金額の表示機があります】
いろいろ変わった方法の方が、寄付金額が上がるため、ギロチンの形も工夫がされるようになってきました。
【↓ これは切断された性器を受ける部分が小便器の形になっています】
さらに盛り上げのため、2人同時とか3人同時にギロチンにかかって、合同でチャリティ寄付を求めることができる装置まで現れました。
この場合、合計寄付金額で全員が去勢されるかどうか決まります。
【↓ 2~3人同時対応ギロチン〜金額表示も複数~性器を出す穴がたくさんあるのは、座高の違いに対応する意味もあります】
(2015年冬〜岡山市・倉橋茂夫)
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投稿:2015.08.22更新:2022.02.14
世界観光ガイド・去勢特集(8)〜オーストラリアのチャリティイベント
挿絵あり 著者 Castrato 様 / アクセス 79213 / ♥ 110