ふらふらとした足取りで彼は計量台に向かった。
「57.65kg・・・500gオーバーです」
しかし検査員は彼、そして彼のトレーナーたちに冷酷に告げた。
【画像】
彼はフェザー級のボクサー。初めてのタイトルマッチを3日後に控えて最終の計量に挑んでいた。
タイトルマッチに向け最強を目指すべく「ハードすぎる」と言われるほどのトレーニングを積んだ。
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投稿:2011.10.10
闘いの前の闘い
挿絵あり 著者 碧海 様 / アクセス 14088 / ♥ 2
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投稿:2011.09.30更新:2011.12.02
奇妙な事件
著者 真ん中 様 / アクセス 13507 / ♥ 2
私の名は、マーク・スミス。
とある州の警察署に勤務する、殺人事件担当の刑事である。
このたび、私は、管轄内で妙な殺人事件を担当した。
被害者は、ジョージ・T・メリック。
21歳の大学生。
加害者は、マーガレット・トンプソン。
彼と同じ大学に通っており、二人とも、ごく普通の白人家庭に育っていた。
恋人同士であり、暴力や喧嘩といったいさかいが片鱗も見ら……… -
投稿:2011.09.29更新:2011.10.20
招待状
著者 真ん中 様 / アクセス 15990 / ♥ 3
当有料高級クラブ会員の皆様へ
絶対に口外しないという信頼のおける方にのみお勧めしている、今季で10回目となる秘密のクラブイベントです。
多くの方々のご好評を得ており、リピート参加の方も男性会員女性会員ともに大勢いらっしゃいます。
ご夫婦、恋人、ご友人同士での参加もございます。
ただし、初参加の方に対しては、当方で更なる厳密な審査をさせていただきます。
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投稿:2011.09.23更新:2011.09.23
トラップ
著者 エイト 様 / アクセス 15951 / ♥ 7
蒸し暑い夜だった。
「くそっあのハゲ」
さっきまでバイト先だったスーパーの店長。油の乗ったハゲ頭に海苔みたいな髪が貼り付き、死んだ魚の目にそっくりの黄疸がった目をしたやつだ。
勤務態度が悪いとかで俺をクビにした。
三日しかたってないのにだ。
確かに態……… -
投稿:2011.09.18
隣村の風神祭
著者 モブ 様 / アクセス 17295 / ♥ 63
向こうの村は、三回目の祭を始めたようだ。十日ぶりに夜が明るい。
夜天の星をかき消すような人工の灯が、山を後ろから浮かび上がらせるように照らしている。
僕は鈴虫やきりぎりすの静かな鳴き声に耳を傾けながら、サユの家の縁側に座っていた。
サユが僕の隣に来て、僕が二個残して置いた食べかけの串団子を拾った。
「隣はまた始めたみたいだね。龍神祭。」
サユが串の先を……… -
投稿:2011.09.16
あずき洗い
著者 豆ぽん太 様 / アクセス 9860 / ♥ 1
玉梨県の山深くに、いまも地名だけが残る小豆沢。
近くを流れる沢には、あずき洗いという妖怪がたびたび現れ、人々をたまげさせた、と書は伝える。
「小豆沢」という名は、そうした由来だとか……。
8月のある日、山あいの小道を、ひとりの男がえっちら、おっちらやってきた。
金に困り、思いあまったすえ、たまたま夜道で通りすがった若い女性を襲い、金品を奪ったうえ、己が欲望……… -
投稿:2011.09.14
今生態系保護を考える
著者 自称清純派 様 / アクセス 7885 / ♥ 1
ドキュメント〜今生態系保護を考える(星間現代ベガ号特集)
ニンゲン、それは子供の大好きなお馴染みの複性動物。あなたの家の物置にも、子供の頃に手に入れたペニス標本が埃をかぶっているはず。しかし、その標本のペニスの元の持ち主が、どのような目にあってきたのか、私たちは知っているだろうか。
インタビュー ジャレウラ・ミフィッピギ
中央アルペクトヴZRT銀河大学教授……… -
投稿:2011.09.12更新:2015.09.06
戦国羅切村
著者 いち 様 / アクセス 15644 / ♥ 56
「この村の女子(おなご)はみなワシのもんじゃ、お前のような貧民にわける女子など一人もおらぬわ!」
「すみません、長者様、長者様、お許しください」
一人の少年が縛り上げられ怒鳴りつけられながら村の長者によって滅多打ちにされている。
いつの頃から始まったのか、この村では長者への貢が少ない家の息子には嫁を持たさない風習があった。
長者がダメと決めた家の息子はおおよそ元服の……… -
投稿:2011.09.11
公園デート
著者 ふう 様 / アクセス 10925 / ♥ 0
[ プロローグ ]
なぜ、こんな事になっているんだろう?
五月晴れの中ボートの上で考える。
晴れて大学受験に合格して久しぶりのデート。
俺達は近くの公園でデートの最中だ。
で今の状態はと言うと・・・
ボートの中で俺がうつぶせになって彼女が俺の腰を跨ってボートを漕いでいる。
俺の今の役目は、悪戯で穴を空けられたボートが沈まない様……… -
投稿:2011.09.10
三行半
著者 えろたん(;¬_¬) 様 / アクセス 7870 / ♥ 2
「ほかに好きな人ができた。すまない、別れてくれ」男は言った。
「わかったわ。でも、お金はいらない。代わりに、欲しいものが……」
「いいさ、なんでも言ってごらん。持っているものはなんでもあげよう」
チョッキン!